2018/06/17

「マンチュリアン・リポート」

マンチュリアン・リポート (講談社文庫)

うーむ、このシリーズ、だんだんわたくしにとってはちょっとセンチメンタル過ぎるカンジになってきたワ~despair。浅田次郎さんの中国近代歴史シリーズ第4弾book


前作「中原の虹」の主人公、張作霖が爆殺bombimpactされる事件を題材にした中篇。元々わたくし、このあたりの歴史に疎いのでweep、サスペンス仕立ての事件解明のはイマイチよくわかんなかったcoldsweats01typhoonけど、語り手のひとり、っつーか1機関車train?の「モノローグ」は、先の流れが読めて、浅田文学好きのわたくしもちょっと鼻白んじゃった…gawk


2種類の語り手がそれぞれ現在と過去の時制watchを担っており、それが交互に現れる構成は、しかも語り口が対照的leftrightで、面白かったconfident。人物も懐かしい面々が次々に登場して、彼らがメインストリームで活躍shineしていた頃のことを思い出して、ちょっとワクワクしたりheart04、シンミリしたりweep。このあたり、ほんと相変わらずウマいワーgood


しかし、張作霖の描き方がやはし、マンガ・ヒーロー的過ぎるのも気になるし、シリーズのこれまでの作品はどちらかとゆーとファンタジー色が強いストーリー展開だったので、中華皇帝crown正統性の象徴としての「龍石」の存在もアリだなーと思ってたけど、今回は、現実のナマナマシい事件を扱っているだけに、ちょっとウいてきてるカンジもしてdespair


しかし、著者の、「中国」という“大人”の国に対する尊敬の念diamondと、対するこの時代の日本への忸怩たる思いというものをヒシヒシと感じる一作でしたconfident

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2018/05/21

札幌交響楽団 第609回 定期演奏会

Img828お久しぶりの高関さんchick、やっぱコダワリのプログラムなんですねーhappy01。高関さんは、札響の正指揮者だった頃から大スキheart01だったので、楽しみにしてましたnote。おとといのお昼公演、行って参りました~shoe


最近の気温の上下動updownについて行けず、ノドをやられてイマイチな体調bearingで臨んだ今回だったけど、プログラム1曲目のショパンに元気をもらいました~punchhappy01。ショパン「ピアノ協奏曲第1番 ホ短調」。なんかわたくし的には、高関さんとショパンの組合せってほとんど想像したことなかったけど、ちゃんと“ウットリ系lovely”の音楽も聴かせてくれるんですねーhappy02。って、ハゲシく失礼な発言sign01すいませんsmilesign03ソリストのシャルル・リシャール=アムランさん、登・退場のノソノソした歩き方からは、サラリーマンで言えばどーみても仕事出来ないタイプなんだけど(偏見)coldsweats01、ピアノを弾き出すと、硬軟自在の表現力を惜しみなく出しまくるチョー有能オタクに早変わりhappy02。ってまたしてもハゲシい失礼発言。スンマセンsmile。第2楽章の優美さにもナミダweepしましたが、第1楽章の冒頭の力強いフォルテthunderに、ショパンの内面の激しい想いimpactが凝縮されている感じがしてグッとキましたconfident。曲想によって音色がどんどん変わってワクワクしますねぇup。アムランさんの演奏で、ショパンの1番を聴けたのは幸せなことでした~~heart04


後半はわたくしのニガテとするbearingブルックナーのシンフォニー。ブルックナー「交響曲第3番 二短調「ワーグナー」(1877年第2稿)」。やっぱ長い~~~bearingbearing。だけど奇跡的に第3楽章がめちゃカッコいいspadeと気付けましたsmile。リズムがカッコいいッsign01他の楽章ではムズすぎてまたもや“わたくし内とっちらかり”状態に陥りdown、「わからん~~typhoonwobbly」だったんだけど、この楽章だけはわかったッhappy02sign01プログラムの解説を読むと、第1稿は試奏したウィーン・フィルから「こんなの演奏できるかいッannoysign03」と言われたくらいの複雑さだったよーでsweat02、やっぱ、そーぢゃんねー。難しいよねー、ブルックナーbearing。ちょっと安心budsmile。でも大幅に改訂した第2稿でもわたくし、付いてけなかった…crying。はぁ~、ブルックナー鑑賞の道は険しい…danger。でも最終楽章、ほとんど全部モーレツthunderなトゥッティを情熱的に弾き切った楽団員のみなさんに敬意を表したいと思いますfuji。お疲れさまでしたーspa


で、今回は、弦の各セクションの並びがいつもと違っていて、1stと2ndが対面。1stの隣がチェロ、その後ろにコントラバス、チェロと2ndの間にヴィオラ、というわたくしもしかして初めてnew?な並びで、音の聴こえ方がいつもと全然違っていて面白かった~good。ここいらへんにも高関さんのコダワリが見えるようcatface。普段あまり意識してなかったcoldsweats012ndの音がとてもよく聴こえてきたり、左側から重低音が聴こえてくるのもすっごく新鮮でしたね~note。耳が洗われたカンジ。ジャブジャブwave


で、毎回ヒソカに楽しみにしてるcatface2nd客演首席さんは、そんなわけで半分以上後ろ姿だったので、イマイチよく見えなかったけどcoldsweats01、調査searchしたところ、九州交響楽団のコンマスさんというお方でしたhappy01。後頭部が知人に似ていて、演奏者さんが誰かに似てるのを発見するflairと、その知人が演奏してるような錯覚に陥っちゃって、「○○さん、めっちゃヴァイオリンウマいぢゃんcoldsweats02」なんて感心しちゃったりして。…って、違うからsweat02


それにしても昨日の中島公園clover、Kitaraへの道は、雨rain上がりの歩道にブヨブヨに漂白されたミ○ズだらけでshock、ミ○ズだけは大ッキライngなわたくし、竹馬が欲しいッbearingsign03とココロから切実に思いましたsad。来月は乾燥した歩道でありますように…sun

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2018/05/18

ロレンツィオ・ギエルミ オルガンリサイタル

Img827わーsign03イタリアンだワーhappy02sign01おとといの夜night、「ワールド・ソリストシリーズ」、Kitaraホールにパイプオルガンを聴きに行って参りましたーshoe



パイプオルガンの演奏には、それほど弾き手の個性は反映されないんじゃないか、などという、わたくしの浅はかな思い込みは完全にブッ壊されましたimpactthunder音質の多様さは知ってはいたけど、これほどまでに効果的に聴こえてきたことはなかったワーcoldsweats02。特にバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」はこれまでナマで何度か聴いたことがあるけど、ウルトラ新鮮newsign01要所でたっぷり歌う他はチョーなめらかな速弾きで、無数のタピオカが流れ落ちるよう(違うか…sweat02。)。まさしく洗練のイタリアンsign01無骨なドイツ人(バッハ様ごめんなさいcoldsweats01sign03)が作った曲とは思えないワーcatface。同じフレーズの繰り返し部分でのエコーの響き、ヤラレたーhappy02。バッハはどんな風に演奏しても許容される、という言葉はこのことか、と感じた次第でございましたconfident



そしてこの夜、わたくし最も感銘heart02を受けたのは、コラールの数々。本当に素晴らしかったーshineshine。ギエルミさんが、現役の教会オルガニストであるってことがやっぱ大きいのかしらconfident。パイプに送り込まれる風が、まるで人の息のように生きてるclover。ホールのオルガンなのに、本当に心からの祈りの音楽に聴こえましたnote。ゴワーッtyphoonsign01と来る壮大な「ザ・パイプオルガンimpactsign01」ってゆー音も好きだけど、素朴なリコーダーみたいな音色も染みますねぇconfidentheart04。コラールなんてバッハ様を知ってから聴き始めたばかりだし、曲目もなかなか覚えられないんだけどcoldsweats01、今回パッヘルベルも含めて何曲かまためちゃステキな曲diamondを教えていただいて、ますますわたくしの音楽ライフが豊かになりました~up



ギエルミさんのイタリアン魂がどばッdashと出たのがアンコール2曲目のパードリー・ダヴィデ・ダ・ベルガモ「エレヴァツィオーネ」。もちろんわたくし全然存じ上げない作曲家ですけども、ものすごーく面白い曲ですねnotes。ちらりと調べてみたら、19世紀のベルガモの神父さんだった方なんですねーhappy01。宗教曲の概念をこれまたブッ壊すimpactthunder曲。何も知らずに聴いてた時は大衆音楽だと思ったのよね、パリ・ミュゼットみたいなsmile。全然違ったし…coldsweats01。しかしこんな曲を選曲して教えてくれるのもギエルミさんならでは、なんでしょーねーbellhappy02。この夜、一番の大きな拍手が沸き上がったんだけど、しかも曲が終わらないうちの食いまくりsmile。ジャズライヴみたいnotes



この日は仕事用のコンタクトレンズのままで行ったので、ギエルミさんのお姿はよく見えなかったんだけどweepエレガントな軽い身のこなしで、スティールではおデコ広めながらsmile、さすがラテン男、にお見受けいたしましたcatface。楽譜を畳んでそっと下に置くしぐさもなんかステキlovely。女性にもこんな風に優しく接してらっしゃるんだろーなー、な、カンジsmile


Kitaraが主催するこの「ワールド・ソリストシリーズ」crown、無知なわたくしに毎回素晴らしい演奏を聴かせてれて、マジで、ナイスな企画ですgood。しかも、今回のは若干時間sandclockが短かったとはいえ、Kitara Club会員価格で1,000円yensign01安過ぎるッsign03 

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2018/04/28

札幌交響楽団 第608回 定期演奏会

Img826はーdash、面白かったーhappy02heart04sign03マティアス・バーメルトさんの首席指揮者就任記念公演shine、今日のお昼sun公演行って参りましたーshoe



後半のプログラム、ウワサには聞いてたR.シュトラウスの「アルプス交響曲 op.64」、初体験がいきなりのナマcatface。きゃーhappy02sign01(←ヤラシイsmile。)演奏前から、舞台奥の打楽器群にキヨーミシンシンup。なんだろー、アレeye?どーやって演奏すんのーeye?今回から2階正面席を取っといてよかったーgoodsign01



って感じで始まったプログラム後半、いやー、スゴいhappy02sign01この50分間clock、アルプスの峰々に抱かれてましたconfident。と、いうより、人生一生分、一気に駆け抜けたdashってカンジ?なんせ人数が大勢な上にまるたん(マルタン・グレゴリウスさん)が演奏するパイプオルガンまで参入してるもんで、トゥッテイになるとチョー大迫力impactなわけです。それだけでもアドレナリンぶぉぶぉdashdashなのに、札響メンバーは常に入魂punchのパフォーマンスなので、更にドキドキheart02。久しぶりに「札響コントラバス軍団」の勇姿も見られたしsmile。吉田さん、ナイスscissorssign012階のR、L席の高校生ちゃんchickたちがみんな前のめりで聴いてマシタhappy01



この怒涛のアルプス山脈登山fujiの中、その隙間を縫ってソロが聴こえてくる瞬間があるんだけど、それもそれぞれにスバラシかったワ~diamondshine。ま、いつものことだけどsmile。特にハッflairsign01とさせられたのがオーボエの関さんと宮城さん、チェロの石川さんcrown。音の洪水の渦巻きtyphoonの中、むむっsign02って気づくflairと、それが彼らの音なのよね~bellほわっと浮き上がってup流れてくるんだワーnote



さてわたくしが、あの楽器はなにかしら~、と思ってたのは、ウィンドマシーンなるものとサンダーマシーンなるものでしたthunder。ウィンドマシーンは、トライアングルの演奏を間に挟んで、オニの形相でハンドルを回すrecycle大家さんがプロフェッショナルなカンジを醸し出してたのが印象的good。サンダーマシーンは、たまたま双眼鏡で打楽器チームを舐め回していたらsmile、やおら赤・黒の手袋をこっそりはめ出した人がいたのでそのままずーっと見てたらeye、例の塗り壁的なものにお近づきになるではないですか。そしたら、塗り壁の前のハープのおねえさま方が耳栓をし出したので、おおおーっcoldsweats02sign01と内心震えながらその時を待っておりましたらば、わたくしの期待を遥かに超えるupupパフォーマンスsign01スプレンディッドcoldsweats02sign03でもこれ、他にどんな曲で使うんですかwink



おそらく、パイプオルガンは全編鳴ってたんだと思うけど、なんせものすごい量の楽器がものすごい音量で鳴ってるもんでnotes、わたくしよく聴き分けられなかったんだけどbearing、ラスト、フィーチャーされた時には、宗教的な祈りの時間のようでしたconfident。それが先に書いた「人生」を描いているように感じた一番の要因ですねspade。このようにラストで宗教的な雰囲気が漂うあたりが、やっぱ西洋音楽だなーと思うわけでconfident



前回聴いた「マ・メール・ロワ」もそうだったけど、マティアスさんって、ストーリー性のある音楽をイキイキsunと描き出すのがお得意なんですねーhappy01。ってゆーか、音楽からイメージを引き出す力が強い…ってことなのかしら~confident



それは前半のプログラム、モーツァルト「交響曲第29番 イ長調」でも感じられたのよねーnote。メヌエットではウィーンの宮廷のボールルームが眼前に広がるしnoteboutique。全編、丁寧繊細で、でも決して重たくはなく、でも中心にはしっかりとしたがあるdiamond。“鉄板の入ったもふもふ”ってカンジsmile



さて、最近の札響定期でわたくし楽しみにしてるのが、2ndヴァイオリンの首席の座clover。いやー、今回の藤原晶世さんring、めっちゃくちゃカッコよかったーshinehappy02sign03最初、男性dramaかしら??デザイン性のあるステキな上衣でもしや石川さん的なるし~さんsmile?韓流的イケメンcatface?などと思ってメンバー表を見たら、女性ribbon。ぎゃーッimpacthappy02sign01イカすーッlovelylovelysign03演奏中の豊かな表情にヤラれthunderlovely、アンサンブルがきめ細かいモーツァルトでは、指揮者やコンマス兼アヤシいセールスマンsmile田島さんに飛ばすupwardright視線eyeにヤラれthunderlovely、終演後早速ググっちゃいましたわよーッhappy02sign03フリーでご活躍なさってる方なんですね~heart04。これをご縁に、札響に入ってくれないかナ~~catface



というわけで全く性格の違う2曲、それぞれをめちゃ高レベルupで楽しませてくれたマティアスさん、カーテンコールの最後には、上手から下手に向かって全メンバーのお顔を一人ひとり確認するように見てらっしゃる様子が、メンバーへの敬意fuji感じさせて、またもや札響と指揮者との熱いラブheart02を予感させますcatface。きゃーlovely



ところでわたくし、「アルプス交響曲」を聴いてて、「ウルトラセブン」を思い出しちゃったんだけど、間違ってないわよねsmile

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2018/04/25

「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

いやー、面白かったーhappy01notes。また一人、専門の話をパンピーにも分かりやすい言葉で語ってくれる人を発見searchしてしまいました~good。国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員(長っ)、農学博士の川上和人氏著book


語り口としては、ツチヤ(土屋賢二)先生みたいな感じで、クスッと笑えて、ナイスなセンスsmileを感じさせますねぇhappy01。なんだかんだ言って、鳥への愛heart04がやっぱり深いのよねーcatface。そしてなんといっても川上さんの、自然界への畏敬の念がバリバリthunder伝わって来ますfuji


意外なことに、鳥と人間とは共通点が多いってところが目からウロコ。『二足歩行で、昼行性で、視覚と音声によるコミュニケーションをとり、主に一夫一妻制』。だけど圧倒的な違いimpactがある。『鳥は空が翔べるのだ。』ここに生まれる、未知のものへの憧憬と探求心が川上さんを突き動かしてるんですねーhappy01


鳥たちの働きの中で、なるほどすご~coldsweats02って感じたのは、新しく生まれた島に新しい生態系を作り出す力punch。この本の中でも、川上さんのチカラthunderが入ってるワーと感じたのが、1973年に小笠原諸島の火山の噴火で生まれた西之島新島にまつわる話。『溶岩にまみれた大地には植物が育つ土壌がない。そんな不毛の大地にも海鳥は巣を作り始めるはずだ。彼らは巣材に用いるため海岸に漂着した木片や旧島の植物を新島に運ぶ。巣に堆積した有機物は分解され、糞は土壌に栄養を供給する。海鳥の体に付着した種子は巣を苗床に成長し、湿度と温度の安定した巣内は昆虫のすみかになる。鳥が生態系を拡散するのだ。』なんか、ロマンティックheart02だわよねーcatface。ちなみに鳥によって拡散するものには、食べられた小さなカタツムリsnailもいるんだとか。消化管の中をくぐり抜けて生きて出てくる個体もあるそうでcoldsweats02


これに関係して面白かったのは、絶海の孤島、南硫黄島での調査の準備についての話。南硫黄島は原生自然環境保全地域に指定されて厳しく立ち入りが制限dangerされているのと、島が断崖絶壁で簡単には上陸できないbanってことによって、調査もほとんど行われていないんだけど、川上さんが2007年の調査に参加することになって、その準備がなかなか面白いのよねーsmile。その絶壁を登るための体力作りをあっさり諦めるくだりも可笑しいんだけどcoldsweats01、とにかく、守られてきた原生自然を壊さないために、ありとあらゆる道具を新品newにするのね。それが『難しい特殊な道具は冷凍庫で凍らせ、アルコールで拭き、掃除機で吸い、お祈りをし、可能な限りの対策を施』すそうcoldsweats02。その荷造りにも細心の注意を払い、さらに調査員は、出発の1週間前から種子のある果実appleを禁じられるのだとかcoldsweats02。万が一、うん○に外来種子が残ってたりすると大変だからsmile。川上さんは『人知れず果実絶ちの修行に入り、腹いせに亀田製菓の柿の種を貪る。


川上さんの、自然界への畏敬の念はこの著作の全編に渡って現れてるんだけど、特にわたくし感動したのは、「回転運動recycle」のクダリと色彩の話。「回転運動recycle」をするというのは前に進むためには全くもって無駄のない動きなのに、動物の生態に取り入れられていないのは何故なのか考察した章は出色でしたfuji。首を振りながら歩くニワトリやハトの動きについて、首を振るのではなく、頭を固定して体を移動させて安定した視界を維持しているっていう記述には、マジビックリしたワーimpact。『食物の発見でも捕食者の警戒でも、視界は重要な役割を果たす。しかし、回っていると景色が動き続けて視界が安定しない。これでは獲物も捕食者も到底発見できない。いかに運動効率がよくとも、命の危険は採用を見送る大きな根拠となる。彼らは回らなくて当然なのだ。』しかし、植物界では、様々な種子が翼を持って回転しながら落下する。それは回転によって落下する時間が長くなり、風でより遠くまで種子が運ばれる可能性が広がるから。いやー、ホントによく出来てる~~ぅcoldsweats02



色彩
について。自然界には色鮮やかなものと地味なものとが存在する。それぞれ合理的な理由があり、その説明にいちいち感嘆してしまうのよね~confident。色を作り出すにはコストがかかるけど『色は世界と取引するための順当な手段となっており、これを基準とした戦略が練り上げられているのだ。』一方、褐色や黒など地味な色彩にも意味がある。『自然界には、他者の目にさらされることで磨かれてきた上昇志向の粋たる色彩と、誰に見てもらうためでもない純粋な色の2種類が存在する。どちらもそれぞれに美しく目に映るのだから侮れない。


外来種問題については、すごく分かりやすい例で説明してくれて、またまた超納得confident。『日本にノウサギがいて、月にツキウサギがいるとしよう。それぞれの種をお互いに野生化させうまく共存できれば、日本も月も2種のウサギがいることになる。この場合は各地域にいる生物の種数が2倍に増えただけで、特に問題がなさそうにみえる。しかしその一方で、地域の生物相の独自性が失われていることに気付くだろう。元の状態では、地球と月のそれぞれが異なる独自の生物相を持っていたが、事後には両地域の生物相が同じになっている。たとえ1種も絶滅せずとも、地域ごとに固有の生態系があるという多様性が失われている。外来生物問題は、絶滅なき侵略というグローバリゼーションによる世界均質化の問題を孕んでいるのだ。』なるほろ~~confident


あと、わたくし、無知なもんで、今回これを読んで初めて知ったのが、鳥の先祖は恐竜だったってことcoldsweats02。『鳥が飛翔のために進化させたかのように見える各種特徴は、実は飛ばない恐竜が既に備えていたものだったのだ。飛行という新たな目的にこれらの器官を転用することで、鳥は空を飛ぶという偉業をなしえたのである。』はぁ~dash、生物とはなんと奇跡的なものかshinesign03


さて、こんなに生物愛heart02に溢れた川上さんだけど、新種の鳥shineを日本発で発表するという千載一遇のチャンスを、自らの怠惰のせいで逃してしまったという大失敗を犯していたng。それも正直に告ってるところが好感度高しup


今回始めて読んでみた川上さんの本だけど、その世界では著名な方のようで、他の著作book、特に恐竜がらみも面白そうなので読んでみよーっとhappy01

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2018/04/12

後藤由香子展 ~時空を超えた愛の贈り物~

Img824ほんとに、マジでウツクシ~~shinediamondlovely。「美しすぎる雛人形」、後藤由香子さんの特別回顧展、横浜人形の家に観に行って来ました~happy01


恥ずかしながらわたくし、昨年、訃報に接するまで、全く存じ上げなかった方でしたが、早速ネットpcで調べてみたらば、モロ、わたくし好みではないですかーhappy02heart04sign01その時は、いつか実物を拝見してみたいなーconfident、と思ってましたが、意外と早くその機会が巡って参りましたbell。とは言え、例によってわたくしまたもやヌカっており、気付いた時にはもう会期末sweat02。休みの日程上、ギリギリ最終日に滑り込みセーフdashsign01



「現代に生きる伝統」。後藤さんの、人形作家としての活動期間は短くて、約8年のようなんですが、この短期間にこのテーマをぎゅっthunder凝縮させた創作活動をなさっていたというのがよくわかる展覧会でしたcrown。初期の頃は、基本的な伝統的造作の中にキラリshineと光るモダニティが見られますが、それからどんどんと現代性が溢れ出てきてimpact、作品ごとのオリジナルな世界観の確立具合が半端ないのですよfuji。SNSで話題になったという「Gothic」も伝統的な世界では非難を浴びたそうですが、“創作”とはそーゆーものですよね。わたくしは激しく支持するものでございますimpactpunchhappy01


Img825後藤さんの場合、人形作家といっても何から何まで作るわけではないようで、どちらかと言えばプロデューサー的な色合いが強いようですが、アクセサリーなどはご自分でお作りになっていて、そこでもオリジナリティが発揮されていますgood。普通、和人形に“スワロフスキー”なんて発想はなかなか浮かんで来ませんけど、「春色のこころ」という作品には目が釘付けになりましたlovely。可愛いピンクを基調にした着物にスワロshine。その馴染ませ方が実に自然clover。わたくしのドストライクbaseballgoodsign01


この作品もそうですが、とにかく、十二単の色合わせのセンスがスバラしいんですワ~crown。西陣の織りも激美shinesign03これは実物を見ないとそのエクセレントshineさはわかりませんねー。で、それらと背後の屏風、小物、全てにおける色合いトータルプロデュース力が卓越してるんですねーcrown。そこに、豊かな物語が息づいているという。はーdash、ため息~~confidentdash



お雛様たちのお顔もやさしい~~cute。男雛さまも全員チョーイケメンッlovelysign01



ま、しかしながら、後藤さんご自身もたおやかで美しい方ですが、なにやら会場内に掲示されているポエムや後藤さんが被写体のイメージポートレート写真の数々が、若干、、、ひく、、、ってゆーか…coldsweats01。私生活で、熱望したけどお子さんができなかったとか、旦那さんとのラブラブ生活とか、それが後藤さんの創作活動の源泉だということはわかるんだけど…bearing。個人的に親しくはないわたくしにとってはちょっとキビシイものがあるなぁ、とwobbly。ま、没入系の方だからこその、この作品たちなのねー、ってことでsweat01。ハハcoldsweats01


写真撮影cameraフリー(フラッシュthunderはNGng)なので、バッシバシimpact撮りまくって、なんと200枚以上coldsweats02。ついでに写真集的なものも買って見たけど、やっぱり実物の美しさdiamondshineにはかなわない~~catface。←あたりまえbleah

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2018/04/04

プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光

Img820やっぱりスペインの宮廷文化は深いワ~~coldsweats02。ほぼ同時代のフランドルのブリューゲルとの比較はなかなかにキョーミ深いものがありますね~~confident。都美に続き、国立西洋美術館、行って参りましたshoe。日本スペイン外交関係樹立150周年記念展event


対抗宗教改革で、カトリックの影響が絶大な16~17世紀のスペイン絵画はわりと好きなジャンルだけども、宗教画だけでなく、人物画でも本質を見極めようとする姿勢を感じさせますねup。ベラスケスは特にそれが顕著fuji。そんな画家を宮廷お抱えにするなんて、スペイン王室って意外と懐深いワーcrown



しかしなんつってもわたくし個人的にいっちばんビックリimpactcoldsweats02したのは、過去に読んでいた美術解説書で衝撃impactを受けた作品に出会ったことsign01アロンソ・カーノの「聖ベルナルドゥスと聖母」。まさか実物にお目にかかれるとは夢にも思ってなかったので、危うく「うおおおおーっhappy02sign01」と叫んでしまうところでしたcoldsweats01。マリア像から迸る乳がベルナルドゥスさんの口まで飛んでいく描線sign05の、迷いのなさspadesign01一直線に、きっぱりと、確信的diamond。いやー、篤い信仰心の為せる技だワーsmile。  


Img821目玉のベラスケスshine。画集には必ず収録されている「バリェーカスの少年」や「マルス」、「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」や「狩猟服姿のフェリペ4世」、バロックだけれど、やっぱりスペイン的な慎み深さというものが感じられるのよねーconfident。同じ裸体を描いても、ルーベンスやティツィアーノの肉感的な華やかさとはチト違うclub内省的な色彩節度を感じさせる筆の運びart。筆致がちょっと固めの、初期の「東方三博士の礼拝」を観られたのは貴重かもconfident。幼児・イエスくんのめちゃ賢そうな顔catfacesign01日本では過去最多の出展になるという7点どれもが、対象を見通す視線のフェアネス(公平なカンジ)と画家自身の人間的な思慮深さを感じさせるのよねーup。いやー、つくづく、フェリペ4世はヘンな顔立ちだけどsmile、ヒトを見る目はあるワーgood


それと嬉しかったのは、またもやムリーリョcuteの絵に会えたことcatface。「小鳥のいる聖家族」。幼いイエスはカワイイchickんだけど、右手の小鳥、握り締めすぎだからcoldsweats02sign01鳥類虐待だからbearingsign01…はともかくcoldsweats01、ヨセフさん、ステキすぎ~lovely



この直前に観たブリューゲル展では、息子が父の作品を大量にコピーするなど、やっぱ「職人」的な傾向を色濃く残すものだったけど、こちらの展覧会では、工房作業の「職人」から、「芸術家」としての地位を確立させようとする画家たちの、熱意みたいなものを感じましたねーhappy01



それにしてもフェリペ2世の娘ribbonの肖像画、アロンソ・サンチェス・コエーリョ「王女イサベル・クララ・エウヘニアとマグダレーナ・ルイス」、セレブ感shine、ぱねぇ~coldsweats02。ドレスboutiqueも宝飾品ringウルトラゴージャスdiamondshinesign01でも性格悪ソーsmile

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2018/03/31

ブリューゲル展 画家一族150年の系譜

Photo_4 一族とはいえ、いろんな持ち味があるもんだわねーconfident。東京都美術館に行って来ましたーhappy01


おじいちゃん(ヤン2世からみて)のピーテル1世は、ヒエロニムス・ボスの影響が大きくて、イマイチ独自の画風が感じられなかったけどcoldsweats01、一族を画家一家へ導いた功績は絶大だわねgood


おとうさんのヤン1世は、わたくし一番好きだったかナhappy01?めちゃデッサンがうまくて、わたくしの大好きな「ミニアチュール」もお得意fuji。描くモチーフの幅も広くて、風景、静物、人物、動物、どれも的確な描写でスバラシいのよねーdiamondshine。わたくしの好きな冬の風景「鳥罠」、ほんわかしたフンイキ、イイですねぇ~~spa。それとこの展覧会でいっちばんビックリしたのが、空の色impactsign03ヤン1世のものと思われる「アーチ状の橋のある海沿いの町」(ルカス・ファン・ファルケンボルフとの共作)は、緑がかった薄青色のなんと美しいことhappy02impactsign03これまでいろいろ原画を鑑賞させてもらってきたけど、こんな色は初めて見たーッcrownsign03いや、ホント、しばしこの画面の前で見惚れましたlovelylovely



Photo_5 ヤン1世の子供ヤン2世、ダイナミックな画風と静物、動物を描く時の偏執狂的なミニアチュールぶりがスゴいthunderthunder。でもその割に人物のデッサンが狂ってたりしてcoldsweats01、ヤン2世クンは人間ギライだったのかしら~~smile?「聖ウベルトゥスの幻視」での動物たちの描写もチョー緻密で、めっちゃカワユイ鹿heart04のツノの間にほわっと浮かぶ十字架が印象的note。「聖母子と洗礼者ヨハネと天使のいる森の風景」の赤いバラは、前日に観た「ポーの一族」の幕を思わず連想しちゃった~~catface。「スケートをするフランドルの農村」ではオリンピックでのオランダ選手の大活躍を思い出したワsmile。小平奈緒さんがおっしゃっていたように、ほんとにオランダの人とスケートは切っても切れない間柄なのねーsign05。わたくし、ヤン2世の作品の中で一番気に入ったのは「聴覚の寓意」。当時のたくさんの楽器が画面いっぱいににちりばめられてるものnotes。その真ん中あたりにリュート(たぶん)を弾いてる女性がいて、そのかたわらで、耳がいいといわれている鹿がこちらを振り向いてる。この絵artを観てた時、わたくしの前で鑑賞してた母子の会話on。幼い息子chick「パパとママみたーいhappy01sign01」母「パパ、シカッcoldsweats02impactsign02


で、もひとつ驚いたのがヤン2世の子供、ヤン・ファン・ケッセル1世の「蝶、カブトムシ、コウモリの習作」、「蝶、カブトムシ、カマキリの習作」。大理石に油彩coldsweats02。もう現代の図鑑と言ってもいいくらいの精密な図柄が描かれてるのが大理石。独特の透明感を持つ質感の画面で、めちゃくちゃ美しいのですよーimpactcoldsweats02shinesign03。あまりにも感激したので、いつもは絶対買わないノートをグッズ売場で買っちゃいましたよ…sweat02


ところで、この時代、画家は芸術家というより職人として扱われていて、作品は師匠と弟子による工房で作られるものだとはもちろん知ってたけど、オランダとイタリアなど、かなりの距離を作品が行き来してleftright複数の画家が共作していた、というのは初めて知りましたpencil。なので、画材が「銅板」ってのが結構あるのねconfident。お互いに作風を学んだりして、刺激的thunderだっただろうなーと思うと、すっごくタノシソーhappy01


で、この後は時代的に繋がっていく、同じ上野公園にある国立西洋美術館の展覧会に行くのでした~shoe。続く~~wink

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2018/03/17

宝塚花組公演「ポーの一族」

Img819いやー、小池先生、お見事ですーshinediamondshinesign01東京宝塚劇場、行って参りました~~airplanehappy01


何が見事かって、そりゃタカラヅカに明日海りおさんがいる、今この時にこの企画を実現させたってことですよーgoodsign01公演プログラムによれば、萩尾先生自ら『そろそろタカラヅカでやってみては』とオファーされたらしいんだけど、それは萩尾先生にそう言わせる実績spadeを小池先生が積んできたってことの証左ですよねshine。そしてもはや、明日海さん以外では成し得ない企画ッsign03小池先生が「エリザベート」(本歌取りの演出が結構多かったwink)という稀代の傑作に巡りあったことと、「明日海りお」を得たことで、30年来の夢がついに叶ったってことですねcrown。そしてその幸せな瞬間heart04に立ち会えたわたくしもチヨーラッキーimpacthappy02sign03


ほんと、マジで、衣裳を替えて登場する度に、原作penのコマからエドカーが抜け出てきたのかと何度も目eyeをパチパチthunderするほどに、明日海さんのハマり具合は驚異的impactcoldsweats02sign03見た目、少年というにはちょっと鋭角的過ぎるところはまぁ致し方ないとしてもcoldsweats01、その内面は屈折してるわけなので、ふとした瞬間に現れる陰りなんぞはトリハダものですcatface「エリザベート」のトートを演じてた時から感じてた、独特の、獲物を狙うまなざし、ここでもガッツリ生きてましたよーbell。頭では否定したいけれど、“人外”のモノとしての本能が剥き出しになってしまう瞬間の、あの氷のように冷たいまなざし。いやー、ゾクゾクしちゃうーhappy02。例の「ひとりではさみしすぎる」のウルトラ名シーンなんか、おそらく全「ポー」ファンの脳内イメージビッタシpassの演出だったのではないでしょーかfuji。あーッsign01あの時のエドガーの衣裳もマーベラスだったワーッsign03


原作penを知るわたくしとしては、それをどう料理するのかとても興味があるところだったけど、すんごくうまくまとめてましたdiamondshine。永遠の時を生きるバンパネラを描くのに、演劇としては伝統的な狂言回しを3人登場させ、台詞によってそれを表現してました。舞台はポーツネル男爵一家の物語を中心に、アランを一族に加えるまでを、原作では描かれていない隙間丁寧に埋めていくようなつくりになっていて、感服いたしましたconfidentdash。原作ではあんまり目立たない男爵が力強いキャラクターになっていて、家長としてエドガーを引っ張るシーンは新鮮で印象的でしたねーon。 そして、「永遠の時を生きねばならない」絶対的な孤独を強く打ち出す作りにもグッと来ました。音楽はそれほど印象に残ってないけどcoldsweats01、歌詞が切なかったーweep


柚香アランは、あまりに美形過ぎてちょっと表情がパターン化されてたかなぁ~despair。原作と比べるとこちらもちょっと先鋭的。アランの悲しい背景の描出もちょっともの足りなかったかナ。原作での、ほんとにギリギリthunderまで追い詰められたアランの心情、ってところまではわたくしには伝わってこなかったbearing。いやー、作品のレベルが高すぎるupと要求レベルも高くupなっちゃいますねーcoldsweats01。でもラスト、屈託のないギムナジウムの子供たちと、その背後で、永遠に生きねばならない二人の闇い眼差しがなんとも対照的で、深い印象を残して秀逸でしたspade。この、登場人物たちの心を残すようなラストの演出は、同じく小池先生が演出した「レディ・ベス」と共通する実にウマい幕切れでしたねbellshine


こうやって、改めて舞台になった「ポーの一族」を観ると、この原作の素晴らしさshineshineがますます解りますねぇconfident。わたくしがトシをとったせい、というのもあるかも知れないケドcoldsweats01


そして、明日海エドガーの超絶美shineもさることながら、わたくし、もしかして一番うおーッcoldsweats02sign03と思ったのは、キング・ポーの目覚めシーンだったかもーッsmilesign03壮麗な音楽notesとともに起き上がってくる棺桶。扉が開いて、目覚めるキング・ポー。一樹さんの大きな目がさらにぐわーッsign01と大きく見開かれて、ぎゃーッsign01きた、きたーッsign03原作ではもっと枯れた感じなんだけど、一樹キング・ポーは大迫力bombsign01現役バリバリthunderなカンジsmile


Po_2と、こんなに大満足の作品だったんだけど、1コだけわたくし、む?って思った部分がありまして。幕前のタイトル「ポーの一族」のタイポグラフィが、原作の時代のテイストを現そうという意図はわかるんだけど、なーんかちょーっと違うような感じがしたのよねーwobbly。狙ったレトロ感がちょっとズレてるってゆーかsweat02。色褪せた文字の色が“うらぶれ”てるよーに見えて仕方ないってゆーかsweat01。一緒に観てたSさん曰く『純喫茶・ツバキとか…ってカンジsweat02』。


しかしながら、まぁそんな些細なことは置いといてcoldsweats01、今回、観たくても見られなかった人が山のようにいるので、みりおさんには退団までタカラヅカ初のロングラン公演を打っていただくってのはいかがですか~smile

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2018/03/11

札響名曲シリーズ 輝きと躍動のボレロ

Img818 やっぱりジャズ畑の演奏家とのコラボは新鮮ですねーflairhappy01。昨日、お昼のKitara行って来ましたーshoe


数年前に、ピアニスト小曽根真さんとのライヴnotesを聴いた時、スンゲーカッケーッsign03lovelyimpactと思ったのがドラムの高橋信之介さんと、今回のソリスト、中川英二郎さんでした。それからなんとなく気にはなっていて、ミュージカルのバックで演奏してらしたりとかTVで拝見するたびに注目eyeしてたので、この公演のチラシを発見flairした時には、おぉ、札響と共演happy02sign01どんなカンジになるんだろー、と思ってすぐにチケットticketをゲットしたのでしたcatface



シルクレット「トロンボーン協奏曲」はもちろん、全く聴いたことのないものですけどcoldsweats01、ジャズテイストの面白い現代曲ですねgood。で、これまたクラシックのトロンボーン・ソロってゆーのも全然聴いたことがないのでcoldsweats01、最初はずいぶん奥ゆかしいワ、って思ったんだけど、これってジャズのソロの奏法なのかしらん、オーケストラとの調和度がものすごく高いupカンジがしたのよね~confident。クラシックのソリストって“オレがオレがimpactpunchdash“ってのがフツーだけどsmile、中川さんの音はオーケストラに溶け込んでる。お互いの音を聴きあってセッションを繰り広げるジャズの世界の在り方ってカンジ?まぁ、どちらかと言えばクラシックに慣れているわたくしとしては、ちょっと物足りないカンジもしちゃったのだけどもbleah。でも、25分もの長い時間、中川さんの演奏が聴けたのはウレシかったワーcatface。ちょっと内省的色っぽい音色…note。イカス…lovely。アンコール「いつか王子さまが」もバリバリのジャズ奏法thunderで、Kitaraが異空間になりましたねhappy01。ホルン首席・山田さんがホエ~~っておカオで見てましたsmile。それにしてもジャズの中川さんとトランペットの福田さんが掛け合いをしてるシーン、なんだかすっごい不思議なカンカク~~coldsweats02。面白い~happy02。いいステージを聴かせていただきましたワーcrown


わたくし、「名曲シリーズ」は何か目的がないと行くことはないんだけど、録音cdばかり聴いている曲のナマって、やっぱいろいろ発見flairがあるもんですねー。 ビゼー「アルルの女組曲」ではフルートとサックスとか普段ほとんどない楽器の組み合わせの響きnotesがとっても新鮮に聴こえたり、ラヴェル「ボレロ」で旋律の楽器が次々移り替わるsoonのを目で追うのも楽しいしbell


「ボレロ」では札響首席陣の、それぞれの持ち味が遺憾なく発揮されたソロが聴けましたhappy01。特にわたくし的にグッheart02とキたのはオーボエ・岩崎さんのベテランらしいシブい節回しjapaneseteaとトロンボーン・山下さんのビミョーにエロいkissmarkニュアンス。エエワ~~catface。あとトラさん、みなさんスバラシかった~shine。ソロはないけどひたすらピッツィカートthunderし続けるコントラバス軍団の右手の動きもそれぞれイロイロで、見てて面白かったーcatface。首席・吉田さんのヘッドバンギングimpactも胸が熱くなりましたsmile。そして誰よりも楽しそうだったのがパーカッション・大家さんhappy01。大家さんの「ボレロ」は以前1度聴いてるので、もーわたくし的には大型豪華客船shipに乗ってるキブンspa。わたくしのお隣に座っていた「ボレロマニア」と思しきご夫婦もきっと大満足だったのではないでしょーかfull


相変わらずフルート・高橋さんもスバラシかったです~~diamondshine。「アルル」の「メヌエット」、フルートの定番曲ですが、細部にまで神経を行き渡らせた丁寧な演奏で、最後のピアニシモの音がホールの空間から静かに消えて行った後、ほぼ満席の会場全体から「ふぅぅぅぅぅ~~」っと吐息がもれましたdash。2000人が息を詰めて聴き入ってたんですねーcatface。みんなが知ってる曲を聴く楽しみってこーゆーところにも現れますよね。ステージと客席が一体化してるカンジ。あ、でもやっぱりアンコールはいらないナ~~、わたくし的にはdespair


で、今回も2ndヴァイオリン首席の座にいらした桐原さんspade、今回は正面から拝見しましたが、やっぱり気合が入った演奏姿、リリしいワ~~lovely。毎回ステキなゲストが入るこのポジション、ヒソカに楽しみにしてマスcatface


Photo さて定期演奏会の方ですが、今期は前半だけ定期会員になってみましたscissors。隣が常識的なヒト(ウルサクない、クサクない)でありますように…coldsweats01

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