2017/10/14

「三鬼 三島屋変調百物語四之続」

三鬼 三島屋変調百物語四之続

今回は、「軽」cloudの巻ですね~。楽しくてカワイイお話もありました~happy01。宮部みゆきさんの三島屋シリーズ第4弾。今巻も、「不思議な現象はヒトの心が生み出すもの」というテーマがハッキリ現れてましたーbell


第一話「迷いの旅籠」。はーdash、なんとも切ない話だったワーweep。誰もが願う、亡くなった愛しい人との再会をテーマにしたもの。クライマックスでの切なさには胸が締め付けられる。“あの世”へと貫太郎が足を踏み出してしまうシーンでは、「あー、やっぱりそー来るかー…」と感じつつ思わずウルウル…weep。でも物語の最後、もしかするとあれは“あの世”への入口ではなかったかも、というほんのちょっぴり希望を抱かせる閉じ方がなんとも秀逸diamond


第二話「食客ひだる神」。めちゃめちゃカワユイお話catface。怪異だけど可愛い。なんちゃってbleah。途中からこのひだる神ちゃんとコミュニケートonできるようになってからが楽しくてたまんないのhappy02。“生意気にもシブシブうんうん”するなんてラブリィ過ぎでしょーーッheart02happy02sign01このあたり宮部さんのお得意の描写よねーhappy01。あざといけどマンマとツボるわたくしcoldsweats01。あやかしと、心優しい弁当屋夫婦との心温まるファンタジーheart01。って書くとものすごい違和感だけどsmile、それを達成しちゃうのが宮部流crown


第三話「三鬼」。今巻一番へヴィbombな話。貧しい寒村の厳しい暮らしが人心を荒廃させ、非人間的な行為にも感覚が麻痺していく恐ろしさが描かれてますshock。そんな中、語り手としてやってくる元江戸家老spade真っ当な人間性武士の矜持とを感じさせて、なんとも複雑な心持ちになる作品でしたthink


第四話「おくらさま」。この巻最終話は、理不尽な「家の守り神」を昇華させる悲しいお話が、今を生きるおちかちゃんとその周りに新しい風を吹き込んでくれる後味のいい一篇cute。新キャラnewとしていとこの“小旦那”富次郎clubと貸本屋の若旦那「瓢箪古堂」の勘一chickが登場。ふたりともこれまたとーぉってもイイ味出してんのよねーcatface。深い傷を負ったおちかちゃんの心にほのかに灯った青野先生への恋心heart02を、おちかちゃん自身の決意として、成就させるのではなく次の段階upwardrightへのステップとしたところが、なんともオトナで余韻のある宮部さんならではの演出でしたconfidentheart02。ほんと、これからのおちかちゃんの成長が楽しみです。富次郎と勘一とのカラミもきっと期待に違わぬものを繰り出してくれるでしょうgood


あー、ますます楽しみになってくる第5巻、発刊はいつかな~~happy01

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2017/10/07

ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

Img803うーむ、人が多すぎて集中して見られなかった…wobbly。ってか、そもそもあんまキョーミないからなぁ…coldsweats01


平日のお昼restaurant近くに美術館に着いたんだけど、近づくにつれなにやらすごい長蛇の列shock。なぬーッcoldsweats02sign02入場制限かーッwobblysign02っと思ったら当日券売り場ticket。あー、前売り買っといてよかったーcatface


昔、西洋絵画artに興味を持ち始めた頃、一応古代から近代までの流れはシロートなりに勉強pencilしたので、もちろんゴッホの作品もひととおり画集bookなどで見てたけど、今回はわたくしの浅薄な知識が及ばない幅広い作風が知れたのが良かったかなーhappy01



ゴッホといえば「星月夜」や「オーヴェルの教会」なんかのテレピン油たぷたぷ&こってり盛りのイメージが強いけど、アルルに行く前のパリ時代の作品は、印象派&新印象派の画風で、アッサリ味。こりゃシスレーだわ、ってなのもある。みんな、独自の画風を確立するまでいろいろ試してみるもんなんですねー。そして、アルルで描いた風景画が意外にもわたくし、気に入りましたconfident。風景画って、クールベとセザンヌ以外あんまり好きじゃないんだけど、「雪景色」とか「アイリスの咲くアルル風景」なんか、イイ感じぃ~~good


しかしながらこの展覧会は、どちらかというと、学術的な要素を多分に含むものだったと思うけど、こう人が多すぎると、第2部の資料的なものや、ゴッホに多大な影響を与えた浮世絵の展示なんか、もう見る気力がなくなるdowndown。よほど大好きな作家でない限り図録は買わないことにしてるので、結局あまり得るところのない鑑賞となっちまいました。トホホsweat02


今回、予習のためにゴッホの略歴を見てたら興味深いことが。ゴッホって、若い時から既に神経症的なところがあったのねdespair。10代で聖職者を目指したんだけど、たぶん、狂信的過ぎるところがあったんでしょう、エキセントリックな行動が目に余るということで免職されている。最終的にゴーギャンも手に負えなくなったこのゴッホの神経症が、熱狂的な日本愛heart01となって芸術の分野で昇華されて良かったですよ。ほんと。なんか、わたくしにとっては作品そのものより、彼の精神世界と作品との関係の方が知りたい対象かしら?


それにしても最近ジャポニスムをテーマにした展覧会を見る機会が多いのは、社会的にナショナリズムの風が強くなってきてるのと何か関係があるのかしらねーthink


ってなこともつらつら考えつつ、足早に鑑賞を終えましたが、その日の近美でわたくし、最も衝撃impactを受けたのはこの後のことだったのよねーcoldsweats02。次の予定までちょっと時間があったので、レファレンスコーナーを覗いていたら、函館美術館の過去展の図録の中に、「少女まんがの世界展」なるものがッthundersign01ひゃあッhappy02sign02っと手にとってみたら、池田理代子先生やら萩尾望都先生など名だたる少女マンガ家の先生たちの作品が再録されているではないのッimpactcrownsign03池田先生の激美shineshineのイラストにしばし我を忘れてヨダレをタラしてしまったワcoldsweats01sweat02。1997年、ちょうど20年前の展覧会ですねー。この図録、在庫、売ってくれないかしら~smile


こちらは戦利品。「寝室」のイラスト、めちゃんこカワイイheart04sign01

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2017/10/01

ウィーン室内管弦楽団 コンチェルトの競演

Img804あぁ~、いいモノを聴かせていただきました~confidentheart04。本日、お昼のKitara、行って参りましたーshoe。オール・モーツァルト・プログラムnote



わたくしのメインcrownは、我らが札響フルート首席・高橋聖純さんのコンチェルトでしたが、望外の喜びだったのは、指揮者として来られていたシュテファン・ヴラダーさんの弾き振りによる「ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 「ジュノム」 K.271」。ヴラダーさんのピアノ、マジで素晴らしかったーshine。わたくし、弾き振りってゆーの、初めてライヴで聴いたんだけど、これ、相当ソリストの技量がないと出来ないものですねぇーcoldsweats02。ソロ演奏をあれだけのクオリティdiamondでやってのけつつ、合奏もまとめなければならない。でも逆に、ソロがサイコーupだと合奏団もノッていくup効果もありそうですねーgood。今日の演奏はまさにそんな感じbell。モーツァルトのピアノコンチェルトで、こんなにワクワクheart04したのはそんなにない気がする。これって、オケの大きさはカンケーないのよね。古典派だとやっぱり室内楽規模がスリリングthunderでいいのねーhappy01



で、高橋聖純さんの「フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313(285c)」tulip。わたくし内では、なんだか札幌ドームbaseballに超強力bombなソフトバンクを迎えた日ハム4番が迎え撃つimpactpunchってカンジでcoldsweats01身内を応援するようなちょっとドキドキheart02しながらの鑑賞となりましたcatface。まぁ、フルートセクションの4番なので安定したパフォーマンス、それどころか、相手チームに寄り添う姿勢も見せて、オケマンとしての経験が生かされてました。第2楽章では、コンマスに近寄ってラブラブ視線heart04を送りまくりで、あやうくチューkissmarkしてしまうのではないかと、別のドキドキheart02をわたくし、禁じ得ませんデシタsmile。合奏メンバーの方もニコニコsunしていて、なんだかイイ~カンジでしたねーhappy01。でも今日はわたくし、1階席のほぼ中央にいたんだけどちょっと音が苦しそうに聴こえたなぁwobbly。聖純さんのパワーimpactでもちろんちゃんと出てはいるんだけど、立ち上がりがカスカスしてて、モーツァルトらしくないってゆーか…bearing。ま、わたくしの好みの問題ですけどねbleah



そして、当初、元札響の大森さんが弾くはずだった「ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」K.219」、代打で登場のオスカール・ヴァルガさん、面白かったーhappy02up。いえ、もちろん演奏は情熱的でステキlovelyだったんだけど、その立ち居振舞いが特徴的でhappy02。今、わたくし、聖書についての解説書bookを読んでるもんだから、ヴァルガさんがどーしてもイエス・キリストshineにしか見えなくてsmile。で、お辞儀が律儀、弾き始めは直立不動なのに、急にガーッthunderと踊り出すnotes。いやー、面白いhappy02。目が離せないeyesmile。世界にはいろんな演奏家さんがいらっしゃるモンですね~happy01。でも、大森さんのモーツァルトも聴いてみたかったな~wink



で、ウィーン室内管弦楽団ですが、残念なことに管はイマイチdespair。これなら札響の方がもしかしたらウマいかも。ってか、札響、もしや演奏レベル高いのでは?ってカンジcatface



ところで、今日、ヴラダーさんのアンコール演奏が行われてる時、ホールの2階席のあちこちから、ピシピシthunderいう音が聴こえてて、リストの繊細な音楽に若干水を差したようになってたんだけど、あれ、いったい何だったんでしょうかtyphoon?古い家でよくする“家鳴り”みたいなの。もしかすると、「キタラ座の怪人dramaがいるのかsmile。ヴラダーさんの素晴らしい演奏にカンドーしてたとかsmile

 

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2017/09/24

札幌交響楽団 第603回 定期演奏会

Img802今回の指揮者、下野さんがおっしゃってた「支持率の低いプログラムsmile。確かに入りはイマイチでしたけど(オーケストラの熱演thunderのわりに拍手が小さくてちょっとお気の毒でしたcoldsweats01)、いえいえどーして、とーっても楽しかったですよーsunhappy01note。昨日お昼公演、聴きに行って参りましたshoe。  


なんつっても面白&素晴らしかったのは、プログラム2曲目、グルダ「チェロと吹奏楽のための協奏曲」fuji。ジャズやスパニッシュっぽいテイストが混じりあった面白い曲up。宮田大さんをこーゆー曲目でソリストに迎えるってところが(たぶん)下野さんの変化球好きの一端なんだろうなぁ~catface。宮田さんは初めて聴いたけど、この楽曲だからこそ知ることが出来た魅力ってのもあったんだと思いますconfident。この曲では、場面によってはもうちょっとスルドい音thunderの方がいいかナーって感じたところもあったけど、全体的にとてもまろやかな音色club。その音色を充分に生かす、若さに似合わぬ歌いっぷりnotes。第3部の「カデンツァ」を始めとして、チェロってこんな風に演奏できるんだーッflairってゆー驚愕の技の連発で目が点coldsweats02



この楽曲、「ウィーン」らしからぬエスニックな薫りも漂う曲なもんで、メンバーさんたちの出で立ちも定演とは思えないものだったのがまた可笑しくてhappy02thunder。わたくし、札響は定演以外はほとんど聴いてないので新鮮デシタcloversmile。いやー、ファゴットの坂口さんなんか、わたくし、二度見eyeeyeしちゃったわよcoldsweats02sign01ロン毛にバンダナ、もーどー見ても60年代のヒッピーsunsmile。でも意外と似合ってるのよねーhappy02。ドラムの大家さん、こちらは一昔前のアイドルバンドのドラマー風smile、ベースの吉田さんはヤンキーcatface。面白ろ過ぎるッhappy02impactsign03曲の雰囲気によって他のメンバーさんも帽子を被ったりするんだけど、ホルンの橋本さんが中折帽がやたら似合っててカッコ良かったワーlovely。クラリネット・三瓶さんのチロリアン・ハットもラブリーchick。がッthundercoldsweats02sign03演奏中めちゃくちゃ眼光スルドくthunderthunder厳しい表情になっちゃうトランペット・福田さん、あのコワいお顔にカンカン帽がまったく似合ってなくてshock笑ったhappy02dash



後半は、オーケストラの勝負曲(らしいsmile)、ブルックナーの「交響曲第1番 ハ短調(ウィーン版)」。やっぱり長かったーーtyphoonsweat01。異例の指揮者MCkaraokeで、下野さんがおっしゃっていたブルックナーの聴き方「森の中を行くイメージclubってやつ、わかるよーな……typhoon、わかんないよーな……typhoon。でもわたくし初めて聴いた1番、ブルックナーの中では一番聴きやすかったかもーwink。昨日6時間しか寝てなかったにも関わらず(8時間sleepy寝ないと翌日半死shadow)、アダージョで2回しか意識を失わなかったもんdash。いや、ほんとにオーケストラのメンバーさん、熱演thundersweat01、ありがとうございましたhappy01sign01(闘うコントラバス軍団、復活しつつありますねhappy02sign01吉田さん、いいぞーッimpacthappy02sign01飯田さんもイイゾーッhappy02upsign01)



今回、第2ヴァイオリンの首席の座に着かれていた客演の直江さんribbon、演奏中の佇まいがとぉーっても素敵な方でしたheart02。口元が少し微笑んでるように見えて、入魂の演奏姿もエレガントcutenote。要所要所で指揮者とコンミスに素早くチラと視線を送り、オーケストラのキモを正確に把握しようとしてると同時に音楽への深い共感を感じさせるお姿でしたconfidentheart02。こーゆー人は、普段の生活からホンモノのステキ女子shineなんだろーなーhappy01cherryblossom



さて、今回も終演後にアットホームな温かいシーンがspa。今月末で退職されるステージスタッフの松本さんとおっしゃる方に、40年以上に亘って札響のステージを支えて来られたということで、コンミスの大平さんからブーケtulipが手渡されました。大平さんに深々と頭を下げられ、メンバーさんから盛大に足踏みをされ、客席からも更に大きな拍手が送られて、松本さん大泣きcrying。わたくし、全然存じ上げない方ですけど、なんだかお人柄が現れているようでもらい泣きしちゃいましたweep。すぐにステージ袖に引っ込もうとするのを下野さんがステージ中央に引っ張り戻してon、縁の下の力持ちの労をねぎらう気遣いdiamond、下野さん、イイ人だワ~heart04



というわけで、ヒネリsign05も楽しませていただいた9月の定演が終わりました。そ、そして…。つひに来てしまうぅぅ~shock。10月定演。はぁ~…weep

 

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2017/09/23

工藤重典 フルートリサイタル(2017)

Img801ふぅぅ~~dash、やっぱ、工藤先生の演奏は“特別感shineぱねぇぇぇ~~impactsign03。昨晩、ふきのとうホールにて行われた演奏会notes、聴きに行ってまいりましたーhappy01


わたくしのそれほど多くはないフルート演奏会拝聴earpaper経験で、もしかすると初めてbudかも知れないオールバロックのプログラム。フルートとチェンバロのタイマンscissorsで、しかもバリッバリのクラシック演奏で、ここまで聴かせることが出来るdiamondのは、本当に“笛吹きの神様crownだからなのよねぇぇぇぇ~~~confident、っと、毎度のことながらエラソーに書いておりますcoldsweats01


いや、マジでpunchimpact


本プロラストのバッハ「フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030」、圧巻impactimpact過ぎて息すんのも忘れちゃうsweat01。バッハのソナタは、ランパルさんのCDcdを愛聴してるんだけど、そのランパルの遺伝子を受け継ぐ工藤先生のロ短調は、早めのテンポで、大胆な流麗さの中にもドイツっぽい骨太なカンジがどぉーんthunderとあって、グイッグイthunder来るのだワspade。いやもー、ほんとーに目が回るtyphoonくらいスゴかった。イエ、良性発作性頭位めまい症が再発したワケではありませんsmile


最初と最後にバッハのソナタが置かれていて、その違いも面白かったーhappy02。始まりは「フルート・ソナタ ハ長調 BWV1033」。「ハ長調」で始まって「ロ短調」で終わる。「世界の全てがここにある」。なんつってcatface。で、始まりの「ハ長調」は可憐でカワイく流れるようにコロコロ転がように、そしてスウィートに、ドイツの曲なのにフレンチ風味restaurant。ココチ良いったらありゃしないlovely


アンコール3曲のうち1曲を除いて全てバロックだったんだけど、バロックにも本当にいろんな味があるってことを1晩で教えてくれるってゆーのもスゴいんだワ~~coldsweats02。そしてどの演奏からも、ってゆーか工藤先生の演奏からはいつでも「命の煌めきshine」みたいなものを感じるんですー、わたくしconfident。「生きてるってスバラシいheart02」的な。実は夕べは演奏を聴きながら、ずーっと、「半島の北にいる指導者よ、工藤先生のこの演奏を聴きたまえよ。」って思ってたのよねー。“世界はもっとずっと大きくて広くて深いのだよ”ってね。ま、このイミ、わかんねぇか。


チェンバロのシーゲルさんdrama。表情が全然変わらない。演奏中もほとんど動いてない。でも演奏はとっても軽やか~cute。現代曲演奏もお得意ということで、すっごく珍しいと思うんだけど、アンコールでイベールをチェンバロで伴奏された後では一瞬チラリと、ホントにわからないくらいチラリと口元を緩めていらしたchick。ご自分にキビシいthunderお方なのでしょうかsmilesmile


恐れ多いことにわたくし、帰路、「あれflair、そーいえば工藤先生のCDの中に…」と思い出して、部屋のCDの山を漁ってみたら、やっぱり、お2人が共演されてるCDcdがあったですよsign01裏ジャケットを見て「あ……。工藤先生の頭、ふさふさ……フサフサ……sweat02。」smile。でもこんなお若いうちからお2人、ずーっと音楽を共有されてたんですねーconfident。すてきーclover


ところで、フルートメインの演奏会をふきのとうホールで聴いたのは初めてで、わたくし、ホールのほとんど中央で聴いてましたけど、ちょーっと響き過ぎかも知れませんねぇdespair。音量のある工藤先生だったからかなぁ~think

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2017/09/16

アンドレア・バッティストーニ × 札幌交響楽団

Img800いやー、楽しかったーッhappy02sign03今をときめくshine超人気指揮者アンドレア・バッティストーニさんcrownが札響を指揮すると聴いてからすんごい楽しみにしてた演奏会、札響の柔軟な表現力fuji改めて見せ(聴かせ?)付けられましたーup。札幌文化芸術劇場プレイベントnotes


札響の迫力impactある演奏にはいつもドキドキワクワクheart02させられてるけど、アンディ(勝手に愛称をつけてみたsmile)の、全体的に速いテンポdashのエネルギッシュthunderなコンダクトにグイグイ引っ張られてsign04、いつにも増してキレthunderのある、眩しい火花shineが散りまくる演奏になってたんじゃないかしらhappy01?しかし一方では非常にセンシティヴな表現も見事でdiamond、レスピーギの「交響詩「ローマの松」」の「カタコンベ近くの松」での微妙な強弱の揺れには驚愕coldsweats02coldsweats02。こーゆー表現の細やな陰影って、やっぱりオペラで鍛えられてきた指揮者の強みなのかしらねぇ~confidentnote


実は数日前に偶然、わたくしの笛の師匠H先生ringから、オペラと伴奏&指揮についてのとってもなるほど~~confidentなお話を伺ったところだったんで、わたくし不遜にもcoldsweats01、「札響ってオペラの伴奏なんて出来るのかしら…?」なんて思っちゃったんだけど、昨日の演奏を聴いてたら、なんか、すっごくイケそーな気がしてきたワーhappy02up。アンディと一緒ならきっとどこまででも行けるーhappy02dashupupsign03


それは前半のソプラノ・木下美穂子さんboutiqueとの共演でも感じられました。というか、木下さんがあまりにも素晴らしかったshineshineので、大部分持ってかれたんだけどcoldsweats01、逆に、全く自然に木下さんの歌に共感出来たってことは、伴奏が適切だったってことよねーbell


で、木下さん。わたくしの乏しい歌もの経験の中で、間違いなく最高ッhappy02crownupsign03世界中のオペラハウスで活躍されている歌手というのは、こーゆー在り方なのか、と覚醒させられる思いcoldsweats02flair。その臨場感溢るる表現力は、とにかく余計な力が入らない自然な、それでいて豊かな発声から来るものなんだとclover。これってチョー高度なテクニックなのよね?物凄い跳躍でも、「行くわよ、行くわよangrypunchsign01」なんてタメは一切なしdanger。もー極めて滑らかsign05いつの間にか、跳んでるupwardright。凄いcoldsweats02。今プログラムはわたくしの大好きなアリアばかりで、それもカンドーMAXfullの一因なんだけど、なかでも「トスカ」からの「歌に生き、恋に生き」、もー死ぬほどヤバかったーshinediamondshine。なにかオオゲサな振りなんかがあるわけでもないのに、このエモーショナルなカンジ。聴いてるとハラの底からフツフツ湧き上がるコーフンheart04。いやー、ホンモノですねーshine。そして、カーテンコールでのプリマ・ドンナのbowboutique。めっっっちゃ、カッコエエ~~~lovelylovelylovely。万雷の拍手impactの中、自信に満ちた(実力が伴っている場合に限るsmile)そのお姿、眩しかった~~fujishine


あ、オーケストラのカーテンコールでは、クラリネット首席の三瓶さんshineや、わたくしお気に入りのイングリッシュホルン・宮城さんshineなどがアンディによって賞賛されてましたが、わたくし、フルート首席・高橋さんもとっても良かったと思うのよ~~lovely。わたくしのココロの中でスタンディング・オベーションですdiamondshinewink


いや~、それにしてもアンディ、カワイイ~~chickhappy01。ちょっとまるっこいとこもカワイイ~~penguinhappy01。黒の上着はノビノビleftrightupdownジャージ素材かナ~~catfacenote


というわけで、来年秋の札幌文化芸術劇場オープン、こけら落とし公演への期待が大きく膨らむ一夜でしたhappy01night。「アイーダ」、予習しとこっとsmile

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2017/09/02

「ベルサイユのばら エピソード編2」

ベルサイユのばら エピソード編 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)

いやー、めちゃめちゃビックリしたワーッimpactcoldsweats02sign01オスカル誕生秘話にわたくし、仰天してしまいましたわヨーーーッwavesign03


わたくし内史上ブッチギリNo.1マンガcrown、池田理代子先生の「ベルサイユのばら」のエピソード編が知らぬ間に出ていたことにガクゼンcoldsweats02としつつ、書店にて3冊まとめて即買いmoneybagdash。「エピソード編1」は、アンドレ、ジェローデル、フェルゼン、アランというイケメン4人衆dramaのアナザー・ストーリーで、本編にドップリ浸ったファンのひとりとしては、なかなかに趣き深いお話でしたconfident。ただやっぱり、格調高き文語調の台詞が独特の雰囲気shineを生んでいた本編と比べるとやや物足りない感もあったりしてdespair


しかし、それが「エピソード編2」で急展開ッrecycledashなんとオスカルは、あのバロック期の画家、ジョルジュ・ラ・トゥールのひ孫だったというッcoldsweats02sign03もー、チョービックリーッcoldsweats02coldsweats02sign03わたくし、ラ・トゥールの絵も大好きッimpacthappy02sign01そして、さらに、あのッthundersign01オスカルのお父上が、若い頃すんごいイケメンspadeウルトラ情熱的heart02だったというッcoldsweats02coldsweats02coldsweats02sign03本編連載中には大タブーdangerだった(でも結局イタシちゃったケドsmile)ベッドシーンheart04、つーか、この場合は露天だけどもsunclover、こ、これはレディコミかッsweat01sign01ってなカットもありーの、池田先生、コレ、描きたかったのよねーッwinksign01な展開。それにしても、このお父上がルイ15世の名代でマリー・アントワネットのお母上、マリー・テレジアの結婚について、その婚約者に酷なメッセージを伝えに行く役目を負わされていたという、なんともオツな設定good。池田先生、ヤルな~~catface


だけどもsweat02。「エピソード編3」の冒頭、これから語られるエピソードに繋がる本編の再現シーンに出てくるオスカルのお父上は、やっぱり白髪鬘の、とっても簡略化された(手抜きともいうsad)描線で描かれてて、ガックシwobblydown。「2」ではあんなにイケメンナイスガイheart02shineだったのにぃぃーーーッbearingsign03…という「3」、前半はオスカルの「生きられなかった性ribbon」の話、これまた興味深いテーマだけれど、もぅおんなboutiqueおんなrougeしたオスカルなんて、見たくないしgawk。後半はマリー・アントワネットが晩年まで所持していた時計watchにまつわるエピソード。こちらもそれほど目新しいカンジはしなかったかな。むしろ、時計職人のブレゲにもっと焦点を当てて描いた方が面白かったのではthink


というわけで、もし今後も続くなら、たとえばロベスピエールやサン・ジュストあたりの革命勢力のメンバーを池田先生はどのように描いてくれるかしら~、って方にわたくし、期待しちゃいマスhappy01

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2017/08/28

札幌交響楽団 第602回 定期演奏会

Img536はーdash、迫力impactある音に全身スッポリ包み込まれたpouchお昼公演でした~happy01sun


毎回座席を放浪sign04していて、だいたいLAとかLBにいることが多いわたくしですが、今回は札響自慢の管パート首席による“ザ・プリンシパルズの協奏”ということで正面席にしよっかなー、と思ったら、もうすんごい前の席しか空いてなくて、なんと前から2列目sweat02。さすがに近すぎた…danger。でも特にフランクのシンフォニーはすごい迫力だったワーcoldsweats02。低音部が振動と共に響いてくるのよね~happy02


というわけで、モーツァルト「協奏交響曲 変ホ長調」(偽作説が有力)。ホルン・山田さんspade、ファゴット・坂口さんclub、クラリネット・三瓶さんdiamondと順々にご登場されて、最後にオーボエ・関さんheartが現れた瞬間、ほわぁぁぁ…lovelylovely。スカートのラメラメshineがキラメくshine美しいアクアマリン・ブルーのふわっふわのドレスcute。普段、全身ブラックの女性楽団員さんが、ソリストになった時のドレスを拝見するのはホント、タノシーhappy02heart04。しかもsign01よぉーっく見るeyeと男性陣のポケットチーフの色が左の三瓶さんから一番右の山田さんと移るにつれ、関さんのアクアマリンに少しずつ緑色が重ねられていくグラデーションッsign01美ッshinesign01なんつー繊細なオシャレゴコロッsign01と、やはり前の席に座るとそんなとこに気を取られちゃってcoldsweats01、冷静に音楽を聴いてられないのよね~、わたくしのバアイbleah。しかし演奏はもちろん、手堅かったですpunchimpact。特にわたくし、第2楽章のアダージョ、関さんの歌いっぷりにウットリcatface。モーツァルトはフツーに演奏されるととてつもなく退屈になっちゃうけどwobbly、おとといはとってもチャーミングな響きnoteでしたhappy01。ちょっとキンキョーしつつ、チョー真剣thunderな首席さんたちの表情を観察するのも楽しかったワーclover。ウヒsmile


で、そんな首席さんたちが降りてるフランク「交響曲 二短調」でしたけど、副首席のみなさま方も(一部を除いてsmile)ナイスでした~~up。それにしても、このちょっと油断するとトゥッティだらけの楽曲、近くで聴くとさらにスゴい迫力impact。だけど、ときどきスルドい子音thunderを発しつつ(ちょっとウルサいcoldsweats01)指揮に没入するマエストロ・スダーンdramaの、ソリッドdiamond統制の効いた響きspadeはハラの底にズシッbombと来ました。それにしても、マエストロの「コブシを回す演歌歌手」スタイルは健在だったワ~~happy02notes


この8月をもって退団されるトランペットの松田さん。プログラム1曲目ベートーヴェン「序曲「レオノーレ」第3番」でのステージ袖からのファンファーレ、めちゃ良かったですぅ~heart02。万感がこもってマシタ…weep。松田さん、2度目のカーテンコールではマエストロに促されて、式台に乗っちゃってhappy01、ホールが暖かい笑いと拍手に包まれましたsun。ふと横を見たら、な、なんと市川さんまで満面の笑顔ではないですかッsign03終演後団員さんたちがハケた後も、一部のファンから始まった拍手が、残っていた観客の会場全体に広がって、それにステージ下手のドア付近に残っていた管セクションの団員さんたちの拍手も加わって、ほんとに微笑ましいラストシーンになりましたheart01confident。松田さんってほんとに愛されキャラだったんですね~tulip


どっしりとした迫力impactの演奏と、ほっこりspaする後味の佳さ、札響の幅広い魅力を感じた1日でしたhappy01。あ、チェロ首席・石川さんのほあほあパーマも、ラブリーchicksmile

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2017/08/23

「しぐさで読む美術史」

しぐさで読む美術史 (ちくま文庫)

う~むdespair、いくら一般向けとはいえ、ちくま文庫の割に「読む」ってほどでもない内容でちょっとガッカリ…down。神戸大学大学院人文学研究科教授、美術史家の宮下規久朗氏著book


「走る」とか「踊る」とか、ある“しぐさ”を表題として、そのテーマに合った絵を紹介していくってゆー流れなんだけど、ただそれだけ。「こんな絵がある。それからこんなのとか。」ってカンジ。具体的にそれが何を意味しているのか、といったような深い内容はほとんとナシempty。ぶっちゃけ、ふ~~んgawk、で終わりend


たとえば「肩を組む」の章。「われはアルカディアにもあり」というテーマについて、『アルカディアはギリシャの不毛の土地にすぎないが、ルネサンスの詩人サンナザーロが美しい自然に囲まれた理想郷として詠ったことで、文学や美術のテーマとして流行する。しかし、そんな理想郷にも「死」はいるのだという警告が、 「われはアルカディアにもいる」という死神の発した言葉であった。グエルチーノらによって、墓廟の上に髑髏があり、その下にこの銘が記されている画面が描かれた。しかし、十七世紀フランスの画家プッサンの同主題の作品では、髑髏は姿を消し、碑文の前で羊飼いたちが考え込んでいる情景となり、過去を懐かしむような叙情的な雰囲気を漂わせている。この絵が有名になったことによって、この格言は、過去を懐かしむ者が、私もまたこの理想郷にいたのだと回顧する意味に変わってしまった。』とある。ここで、プッサンはなぜこのような「意味付けの変換」を行ったのか、知りたいところだけど、それについては何も教えてくれないのよねーdespairtyphoon


ただ、著名な画家でもよっぽどのファンでもない限り、知られざる作品なんかを紹介してくれてるところはちょっとばかし面白いけどもgood


あとは、言われてみればなるほど、な記述がいくつか。たとえば『日本や中国では、日常の食事の場面だけを取り上げて表現することはほとんどなく、西洋に特有の現象であった。』とか。だけど『その理由については、拙著「食べる西洋美術史」を見ていただくとして』だってsweat02。もひとつ「おんぶ」の章。『(人をおぶう行為は)連れ去り、救出、いわば効率を求めた緊急の行為であり、西洋では、おんぶはスキンシップや愛情表現とは見なしにくいのかもしれない。』『日本では恋愛譚にもおんぶが登場する。美術でよく見られるのは、『伊勢物語』の「芥川」の段である。男が長年手の届かなかった深窓の女性を夜に背負い出して駆け落ちする。伝俵屋宗達の絵では、男におぶさった女と男が見つめ合っており、二人の愛情が伝わってくる。』そうね~~confident、わたくし、ここを読んでてタカラヅカの不朽の名作crown「花の業平-忍ぶの乱れ-」を思い出したワ~lovely。ゆり(星奈優里)ちゃん扮する藤原高子ribbonを負ぶうノル(稔幸)さん扮する在原業平drama。あーーー、ホントにステキだったワーーーーーheart04heart04heart04。は、置いといてcoldsweats01


その他、へー、そんな絵があるんだーってビックリcoldsweats02したのは「飲む」の章。『フランスのクレルヴォーに修道院を建てたベルナルドゥスは、教会で聖母像に祈っているとき、聖母の胸から乳がほとばしり、口に入るという幻視を体験したとされる。この主題はスペインで好まれ、聖母像から乳が噴き出して聖人の口に飛んでいくさまが描かれる。カーノの絵では、聖人は恍惚として両手を広げる祈りのポーズをとっている。』ほんとに、聖母の片方のオッパイからピューッsign05とかなりの勢いdashで放物線を描いて、聖人の開けた口にチチが注入されてる。コレ、笑っちゃいけないのよねsmile


あ、あと、個人的に如何なものかと思ったのは「あとがき」。あまり不人情なことは言いたくないけど、その内容があまりにも著者の個人的心境が綴られたものだったので、ちょっとヒイてしまった。ブログなどならともかく、お金を出して買っている読者に(不可避的に)読ませるべきではないと思うんだけど…。


とまぁこんなカンジで、それほど勉強になったとは言えないbleah本作の中、ひとつわたくし気に入った部分がありまして。「沈黙」の章。『アンニーバレ・カラッチの作品では、眠っているイエスが起きないように、聖母が幼い洗礼者ヨハネに対してこのしぐさ(口に人差し指を当てる)をしている。「赤ちゃんプニプニしてるね」とイエスの脚を触ろうとするヨハネを叱るのではなく、「めっ」と優しくそっと沈黙を促している。』カワイ~chickhappy01heart02


同じテーマのもの、次はガツンimpactとしたヤツを読みたいワ~sad

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2017/08/15

レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展

Img534なんか、結構ムリヤリ感が漂う展覧会だったナ~despair。夏休み中とはいえ、こんなマニアックな展覧会にこんなにヒトが来るのッcoldsweats02sign02ってくらい混雑してた道立近代美術館artに行って参りましたshoe。サブタイトル「~日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎~」。


テーマに関わる作品が2つ(ダ・ヴィンチとミケランジェロ)とも模写だってことで、そこからして既になんとなく重みに欠けるフンイキがあるので(もちろん資料としては第1級crownのものでしょうが)、その展示を中心として、歴史や背景を物語るしかないという展示内容が結構苦しいんだワcoldsweats01。でもまぁ関連作品を、ウフィツィ美術館や大英博物館、ルーヴル美術館など世界中から集めてるのは「ご苦労さま」sweat01ってカンジだし、今は失われた(かも?)オリジナルが、それ以降の時代の多くの画家たちに「模写したいッlovelysign03」とハゲシく思わせるほど素晴らしい作品shineだったということはバシッthunderと伝わってきますgood。しかし、そのいろんな時代のいろんな画家たちの模写を見ていくと、その様式の移り変わりや画家自身の力量なんかが如実にわかっちゃうのが面白いsmile


Img535「タヴォラ・ドーリア」が戦闘画ジャンルの産みの親だったということなんだけど、確かにフンワリした「スフマート画法」の印象が強いダ・ヴィンチがこんな激しい戦闘シーンをキッパリthunder描いていて、ものすごくバロックと親和性が高かったということにちょっとビックリcoldsweats02。ダ・ヴィンチってバロックの先駆者でもあったのねcatface。トレンド・リーダーかbell。なので北方バロックの巨匠・ルーベンスが模写をはじめ、様々なバリエーションを描いてるのもよくわかるワーconfident


そんな中、わたくしグッimpactときたのは、「タヴォラ・ドーリア」に描かれた2頭の馬のおしりheart02。カワイイchick。それと、東京藝術大学の総合芸術アーカイブセンターのチームが作った「タヴォラ・ドーリア」の3D復元fuji。これ、よくわからなかった位置関係が明確になる激スグレモノshine


それにしても夏休みの美術館は、コドモの泣き叫び声がワンワン反響してtyphoon落ち着かないったらありゃしないwobbly。こんな時期に来たわたくしがバカだった…sweat02

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