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2009/03/22

「天使のナイフ」

書籍book編、“天使”つながりよ~。江戸川乱歩賞受賞作、薬丸岳の小説デス。文庫の帯に「妻を惨殺した少年たちが次々と死んでいく!」なんて、オドロオドロしいshock惹句が踊ってて、わたくし、ちょっとヨコシマな心持ちで手に取ったけど、内容はとっても真面目で、ズシッ、と来るものがありましたbearing


少年犯罪への処し方、少年法について、そして“本当の更正”とは?贖罪とは?読みやすくて、わかりやすいストーリー展開の中で、少年犯罪と関わるいろんな立場の人間たちの生き方、心理が同じ平面に様々に描き分けられてて、読後、いろいろ考えさせられちゃう。妻を殺された主人公の心の動きには、普通の人間として共感が持てるだけに、現実の、法律では処理し切れない「人間の感情」というものを、どうにかして“本当の更正”に生かすことが出来ないものかしら(かなり難しいと思うけど…)って、結構考えちゃったthinktyphoon


事件の発端が、かなり高レベルの偶然から起こってるwobblyっていう部分と、文章が時々こなれてない感じがする(それほど気にはならなかったけど)ところが、若干「?」なところではあるけど、非常にうまく構成された、読んでもソンはない小説でしょうconfident

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