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2009/04/15

「雨柳堂夢咄」其ノ一~七

波津彬子さんのコミックスです。たまたま、友人のダンサー・タラこさんnoteにお貸ししようと本棚から取り出して、ペラペラページをめくってたら、途中でやめられなくなっちゃって、そのままがーッと読んでしまひました。タラこさん、ごめんなさい…sweat01


最近すっかり和モノjapaneseteaにハマってるわたくしだけど、これも、たぶん明治から大正あたりの日本を舞台にした、“柳”のようにしなやかで、あの世とこの世の間(あわい)を行き来するmist、えも言われぬ雰囲気を持った作品ですconfident。骨董商「雨柳堂」で商う骨董品にまつわる不思議なおハナシをとっても繊細で流麗な絵柄で描きpen、幻想的で耽美的な香りcuteが漂ってるの。いわゆる“伝奇もの”なんだけど、短編それぞれの読後には静謐で温かい余韻sunが残ります。最後の1ページがほんとにウマいgood


永い時間を共に過ごした“もの”には、時には持ち主の“想い”が深く残って、それが生きる人間たちにいろんな作用を及ぼすのを、「雨柳堂」の主人の孫息子が昇華upさせるの。この孫息子、若いくせになんだかミョーに達観したような、それでいて“もの”に“想い”を託さざるを得なかった人間の“執着typhoon”を深く理解しちゃったりする、不思議な青年なのよね~catface。“憑物”とか“もののけ”とかっていうと、日本古来の八百万の神や神道を思い浮かべるけど、この孫息子の名前は「蓮」。“れん”と言えば、ハスの花、ハスの花といえば仏教と深い関わりがあるわよね。仏像が乗っかってるのが「蓮台」で、そのハスの花は仏教が現す世界そのものflairとも考えられます。仏教が、この世への“執着”を捨てて悟りを開く宗教だっていうことと、人間の“執着”を昇華させる青年の名が「蓮」ということに、なんだか深い符号が隠されてるsecretように考えるのは、ちょっと穿ちすぎかしらcoldsweats01


そんな蓮さんもいいけど、わたくし的には、ときたま登場する骨董好きなグラント先生dramaと、純情書生pencil京助さんがお気に入り~heart02。コドモの“もののけ”もラブリーなの~heart04happy01

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