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2009/04/21

「少年をいかに罰するか」

さぁ、少年法つながり(「天使のナイフ」「さまよう刃」)の、とりあえずのまとめ編(わたくし的に)、評論家宮崎哲弥氏とノンフィクションライター藤井誠二氏の対談bookです。2001年に出版されたものだから、2000年の改正後の少年法を概観できて、多くの示唆に富んだ、“考えるための佳きお伴”と言えましょうconfident


片やバリバリの理論を展開する評論家宮崎氏と、被害者側のスタンスをとる藤井氏の組み合わせはある意味絶妙なのねgood。多くの事件をルポしてきてる藤井さんは、被害者サイドに偏りすぎないようにある程度節度を保ちつつ、被害者側の言い分をわかりやすく代弁してくれてます。「ちょーにまで効く!」の宮崎さんは、あまりに抽象的すぎて、っつーか難しい言葉を使いすぎて、時々何言いたいんだかわかんなくなっちゃうtyphoonんだけど、どっちかってーと藤井さん寄りになりそうな大部分の読者を、理性的な議論へ引き戻す役割も担ってます(時々極論だし、冷たく感じるとこもあるけどgawk)。でもそんな宮崎さんですら、本村さんに会った時は衝撃を受けたみたいで。もちろんわたくしは藤井さんの言うことに共感するわclover


「天使のナイフ」で大きなテーマとなってる、“本当の更正とは”という大問題も討論されてるんだけど、施設の問題や人材の問題など、現状は問題山積、ということがはっきりわかる。でも一部の現場の人たちが、少しずつでも“本当の更正”に向けて取り組んでいるっていう話には、ほんとに頭が下がる思いがいたしましたconfident。このあたりのくだりを読んでると、改正反対派のおエラいさんたちは、ほんとうに現場を知っているのか、はなはだ疑問に感じたわねぇpout。改正も小手先の直しじゃなくて、ほんとに現場で必要なことを達成できるよう、いっぺん全部ガラガラポンbombした方がいいんじゃないかしら。


わたくし的に一番ウケたのは(不謹慎でスミマセンcoldsweats01)、“厳罰化を声高に叫ぶ団塊の世代が、少年時代から現在を通して一番人を殺しまくっている”っていう統計上の数字。ほんとにこの世代の方々は自由キママでいいですこと。

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