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2009/04/05

「女帝 古代日本裏面史」

梅澤恵美子さんの著作bookです。なんだか、こないだの「その時歴史が動いたtv」の称徳(孝謙)天皇の回を見てから、またもや飛鳥・奈良時代に戻って来ちゃった。10年以上前に大阪にいた時、友人に薦められて山岸涼子さんの「日出処の天子」を読んで以来、ガッツリ古代にハマって、飛鳥や斑鳩の里を、車carに轢かれそうになりながら自転車bicycleで遺跡巡りshoeをしてたもんよー。


で、この著作。ほんとは称徳天皇の「道鏡事件」について、こないだの「その歴」ではかなりロマンティックな扱いだったから、ほかの観方はどんなものかしらと思って読んでみたんだけど、全体的には皇極天皇(天智天皇と天武天皇のお母さん)から後の女帝たちと有力豪族(蘇我氏や藤原氏)との関わりの歴史を解説したもの。つまり、通説として藤原氏に操られてたとされる女帝たちが、実は藤原氏と決別したいと願ってたのだという説を、様々な資料を引いて提示してます。その中で語られる「道鏡事件」は、絶大な力を持っていた藤原氏への称徳天皇の反抗impact、という文脈の中にあるってわけ。確かに“寵愛heart02”はあっただろうけど、やはり“藤原の子”とされるお父さん聖武天皇と同様、天皇をないがしろにしてる藤原氏への憎しみがその大きな原因となっていたであろうと。すっごい人間らしいハナシよねーsmile


最近の考古学上の発見により、古代史の通説が書き換えられpenつつあって、つまり正史「日本書紀」は藤原氏に都合のいいように書かれてるけど(しかも最近では、後からもっと都合よくガツガツ書き換えまくってることも判明してきてるのよね…セコい…gawk)、実は違うじゃんッpunch、ってことが遺跡の研究発掘によりドシドシ出て来てる。そんな中で、この著作でも書かれてるんだけど、わたくし、一番ショックsweat02だったのが、天智天皇(中大兄皇子)が、革新的な政治家だったどころか、抵抗勢力の頭だったってコト。わたくしのイメージは、大和和紀センセーの「天の果て地の限り」なもんだから、ちょードラマティックでロマンティック。そのイメージがガラガラガラーッと崩れ落ちちゃって…heart03weep


皇極天皇や、聖武天皇の奥様光明子の内面の苦悩を描き出す筆致penは女性ならではの感性ribbonで、結構身近感があって共感できるワconfident。でも最後までわからなかったのは、持統天皇。反動的な天智天皇の跡を継ぐ息子(大友皇子)から武力で皇位を奪い、改革を推し進めようとした(つまり藤原氏を排除しようとした)天武天皇の妻なのに、藤原不比等を抜擢したのは何故なのかthink。天武の妻より天智の娘、という立位置を採ったってことなのかしら?うー、もうちょっと別の本も読んでみようかしら~think

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