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2009年5月

2009/05/31

これくしょん・ぎゃらりい(常設展)

7月5日まで道立近代美術館で開催中の常設展art「はじめに、光ありき 美術にみる光の表現」。


当初の目的はコチラ。こっちもオモシロかったーhappy01。テーマは「光」shine。新しい発見や驚きがたくさんありましたflair。ステンドグラス作品をこんな間近でじっくり見られる機会なんてそんなないし(ケンプル「人々の救いのイエズス」19世紀)、チェコの作家のガラス作品(リベンスキー、ブリフトヴァ「頭89」)の不思議さには「えぇー、これどーなってんのー?」だし、ティファニィの虹彩ガラスによるランプの華麗で繊細な美しさheart04にはぶっ飛びだしーhappy02


日本人作家にも面白い作品がいっぱいtulip。特に絹谷幸二「日月燦々北海道 生命旭日北海道」に向かうと思わずニッコリしちゃう。これでもかってくらいの太陽と月の光が燦々と降り注ぐ画面sunの中に北海道の動物たちがアチコチに潜んでる。エゾオコジョとかナキウサギとかキタキツネ、エゾフクロウ(シマフクロウ?)ほか大勢(忘れちゃった…coldsweats01)がカオを覗かせてんの。めっちゃかわゆいcute


そして岩橋英遠の「道産子追憶之巻」、初めてナマを見たけどちょっとカンドーしちゃいましたconfident。蝦夷地の暗い原生林から始まって北海道の四季と一日の移り変わりcloverを30メートルの絵巻に描いたもの。右から左へゆっくり歩きながら眺めていって、冬snowの一面の白の中、大木に寄り添って手をかけている人間のシルエットが最後に泣かせるのよね~weep。厳しくも優しい大自然と一緒に生きる道産子のカタチ、ってカンジ?その、ジンワカぬくもりを感じさせる筆致がたまりませヌ~spa


地元の美術館が持つ作品をこうやって、いろんな切り口で少しずつ見ていくってのも新しい発見や収穫があってイイもんだわね~good

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佐伯祐三展

6月14日まで道立近代美術館で開催されている特別展art「没後80年記念 佐伯祐三展 -パリに生き、パリに逝った画家の熱情-」。


うーむ、人生、一生勉強だわねーthink。佐伯祐三には全く興味がなかったんだけど、常設展目的で近美に行ってみて、「ま、せっかく来たことだし、ついでに観てっか…aries」なフンイキで入ってみたら、ナマは意外とよかったのよね~。ってゆーか、代表作とかいうのを2~3点観て好き嫌いを判断しちゃイケナイってことなのねーng。反省weep。佐伯祐三には、どーしてもユトリロ(イマイチ好きじゃない。ナマを何枚も観たけどやっぱ好きじゃない)のイメージがあって、しかも「巴里、巴里drama」ってうるさいっつーのよッpunchimpactsign01なんて先入観もあったんだけど(実際、この展覧会のサブタイトルもスノッブでキモすぎ…gawk)、生まれが大阪の中津ってゆーのを知って急に親近感が湧いちゃったcoldsweats01up。在阪時代のわたくしの住処じゃないのッsign01


一番シックリjapanesetea来たのは、第1次パリ時代の作品群。くすんだ色合いと、対象の建造物を真正面からガッチリ捉えた造形と構図、気に入りました。特に思いっきり厚塗りのマチエールは、ついいちいちカオを寄せて観察したくなるeye。いや、ほんと、すっごい乗せてるの。略歴なんかと合わせて作品を見ると、祐三くんって結構スナオな性格なのね~chick、なカンジで、ヴラマンクに「アカデミック!」と罵倒された後のヘコみ具合は結構笑える。そしてそのヴラマンクの作品が2点展示されてたけど、いや~、スゴいワーッimpact。圧倒的なチカラがあるーッ。なんでしょーかッ、この異様な迫力はッcoldsweats02sign03


そんなわけで、美術作品は“百聞earは一見eyeに如かず”、一度はナマを見るべし、を肝に銘じたわけでございましたdiamond

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2009/05/30

札幌交響楽団 第519回 定期演奏会

わたくしいつも思うんだけど、マエストロチュー指揮の演奏会は、とっても崇高なる精神性diamondshineを感じるのよねー。今回もそう。特に後半のリヒャルト・シュトラウス交響詩「ドン・キホーテ」は、セルバンテスの物語精神をまるごと映し込んだような深みを感じましたconfident。なんか、カラヤンのCDのものと比べると全然違う曲みたいだったワ…(あ、“世界のカラヤン”に向かって不敬発言coldsweats02?)。


札響チェロ主席の石川さんとビオラ主席の廣狩さんをソリストとする構成だったけど、普通のコンチェルトほどの出っ張り具合はないのね。わたくし、石川さんに対してはいつも「うぉーッ、ナルシー君だーッcloversign01」って思ってたんだけど、本日の登場も、テカテカ光るshine黒いお衣装で、「おおぉぉーッsign01やっぱナルシー君はこうでなくっちゃーッsign03」ってカンジで、満足マンゾクgood。そしてこれまたいつものように汗ダラダラ…coldsweats01。でも演奏はまさに、マエストロの深い精神性を体現したかの如き入魂のパフォーマンスで、スバラしかったわーnote


一方廣狩さんのビオラ、普通サンチョ・パンサは多少アタマの回転が鈍いと思われる人物だけどsnail、廣狩さんの人間性のなせる業なのか(って、全然知らないケドcoldsweats01)、ビオラの持つ音質と相まって、サンチョさんは本当は思慮深いヒトなのではないか、と思わせる演奏だったと思うわ。でもほんと、ビオラって深くていい音だわね~sun


プログラム1曲目は、わたくしの愛するモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」。ナマジュピターは久しぶりだったけど、マエストロチューの流麗な優しさに満ち満ちた曲作りで、十分酔わせていただきましたーhappy01。やっぱ特に第4楽章のコーダはサイコーッすheart04sign03


さて今月のわたくしのツボchick。休憩時間もめっちゃおさらいしてたコントラバス軍団sweat01。わたくしいつも、特にマジメそ~な主席の助川さんについつい注目eyeしてしまうんだけど、あの、楽譜のページをめくった後、弓でちょいっと押さえるしぐさがステキなのよね~lovely。あれはデカイ楽器を弾くヒトじゃなきゃなぜかカッコ良く見えないのwink。しかしあのおさらいは、熱心さのなせるワザか、はたまた…sign02

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2009/05/29

まもなく北海道音楽大行進

2009_2 旭川の初夏の風物詩「北海道音楽大行進」bellが、今年も来週6月6日(土)に実施されます。77回目の今年は、参加97団体、4000人弱。主に旭川の保育園から小・中・高校、大学、社会人の団体が参加しています。わたくし、仕事の関係上このイベントを側面からサポートしてるんだけど、自分が音楽好きなせいもあって、このイベント、すっごく楽しみなんです~happy02


もともとは、“軍都”旭川(明治32年に旧陸軍第7師団が置かれ、戦争末期には南方の激戦地にこの師団から兵隊さんが多数送り込まれ、尋常ならざる数の戦死者を出しています)の側面が色濃く反映された鎮魂の音楽パレードから出発したため、かつては「北海道招魂社(現北海道護国神社)」の例大祭の日に固定されていました。そのため、戦後はいろんな意味で評価の分かれる催事だったと聞きます。7年前の70回大会から、6月の第1土曜日に固定され、だんだんと純粋に楽しめる“音楽イベント”として定着してきたようですね。


実はわたくしの住んでいるとこは、地域の小中学校schoolが隣にあるもんだから、この時期、パレードの練習をする中学生がうちのすぐ目の前をブンチャカブンチャカマーチングnotesしながら通っていくのよー。もー、「がんばれーッsign01」って思わず声をかけそうになるんだけど、シカトされたら哀しいから心の中で応援してマス…sweat02。5月の頭の方ではイマイチだった演奏も、週が進むにつれてだんだんじょーずになってくupのを聴くのも、なんか親になったようなキモチでうれしくなったりしてsun


去年、仕事で携わるようになって初めてちゃんとイベントを見たんだけど、この日は1日中、街中に音楽が流れててとってもイイ感じなのよ~note。マーチって聴いてるとなんかドキドキワクワクすんのよねーheart02。高校生ともなると演奏もうまいし、カッコイイgood。「幼児の部」もめちゃカワイくて癒されますぅ~chick


写真は、役得で奪い取った今年の記念バッジshine。両側に音符を携えたペンギンちゃんpenguinがラブリーですlovely


報告編はこちらnotes

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2009/05/26

「灰色の北壁」

真保裕一氏の新田次郎賞受賞作book。っつっても、わたくし新田次郎を読んだこともなければ、真保さんの小説も初読みcoldsweats01。でもすんごく良かった~good。久しぶりに小説でちょっとカンドーしましたshine


一応文庫の帯には「山岳ミステリー」って書いてあるんだけど、確かに“人の心”が謎であるならば、“ミステリー”って呼んでもいいかもね。いわゆる、わたくしが好きな2ドラ「北アルプス山岳救助隊fuji」シリーズ(高嶋兄主演のヤツね)みたいな、「山を犯罪に利用するようなヤツは許せんッsign01punchimpact」みたいなのとは違います。


登場人物たちが、死を覚悟しながら過酷な雪山と格闘するうちに、彼ら山を愛する人間たちのいろんな複雑な想いが、モノローグ形式で徐々に少しづつ読者に開示されていく…なんつー書きっぷりが実にスバラシいのッsign01その、壮絶な雪山の描写もスバラシいのッsign01とてもインドア派の作家が描いたものとは思えないのッsign01わたくしも一度、ニセコのスキー場の山頂でいきなりホワイトアウト状態typhoonになって、「もう死ぬーッsign03」としばしパニクったことがあったけど、ま、そんなのはこの小説に出てくる状況にくらべれば、1兆分の1くらいなモンで…coldsweats02。は、ともかく、そんなマツゲも一瞬でバリッと凍る暴風雪dangerの真っ只中において、なぜか、しぃぃぃんとした静寂を感じさせる描写が圧巻なのですbomb。とにかく秀逸ですshine


収録されてる3編がどれも、読後にふんわり温かい希望の光sunを感じさせてくれるあたり、真保さんって“イイ人”なのかしら~chick、なんて思っちゃったりした作品でございましたconfident

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2009/05/25

ビーズモチーフ③

Dvc00004_4  もぉー、一度やりだすとやめられない性格なもんでcoldsweats01、またまた週末はビーズアミアミアミアミ…。西村ジュンコさんのレシピです。たぶん両方ともバレエのチュチュですね~。

Dvc00001_2

次回からはロングドレスに挑戦ーッsign01rock

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2009/05/22

「温泉若おかみの殺人推理」(09年5月9日放映)ネタバレ

土曜ワイド劇場の人気シリーズtvです。サブタイトルは「九州別府~雲仙~湯布院 温泉地獄連続殺人事件」、…長いcoldsweats01。このシリーズ、日本各地の温泉地spaの予習が出来る点でも見逃せないのよね。湯布院、いいワ~catfacesun


で、まぁ、ミステリーとしてのデキはともかくsweat01、今回、出演者がなんか劣化してたような気がするのはわたくしだけかしらーgawk?比較的好きなシリーズで再放送もマメに録画して見てるだけに、なんかちょっとガッカリdown。主演の東ちづるの、不気味な作り笑いが顔面に張り付いたカンジがさらにハゲシさを増しててコワかったわーshock。夫役の中村梅雀が、これまた情けなさに拍車がかかって、なんか、カワイイってゆーよりキモいng。小学生を通り越して幼稚園児なんだもんpenguin。ダメだろッ、そんなんじゃッpunchimpact


キャスト的にいうと羽場裕一が圧倒的にアヤシいshadowし、最後まで「コイツかーッsign02」ってカンジだったけど、真犯人は田中美奈子デシター。田中美奈子さんはキリッとしたビジンshineで、わたくし的には好きな女優さんのひとりなんだけど、2ドラにおける犯人率は結構高いcoldsweats02。しかもなんか、ものすごーく不幸でミジメな人生を実は歩んでおり、どうにもやむを得ず犯罪を犯してしまふーッ、っていう哀しすぎる設定が多いweep。もっとスカッとカッコイイ役をあげて欲しいなぁ~、2ドラでscissors


山村紅葉と久保田磨希のカラミも、いつもサムいsnow芝居の紅葉ちゃんはともかく、演出がよくないpout。もっと面白くなりそうなのにぃー。不動なのは大おかみ、岡田茉莉子さんの自然でドッシリした芝居のみgood、だわねー。

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2009/05/21

ビーズモチーフ②

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西村ジュンコさんレシピシリーズcute。スカートのヒラヒラがうまくパターン化できなくて、結構難しいのヨ~bearing。なんかコツがあるのかしら~key


ピンクの方は胸元のスワロフスキーのマーキスがキラキラでキレ~shine


Dvc00009_3 赤い方はゴールドの丸球と星型のメタルビーズがクリスマスっぽいデザインですね~xmas

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2009/05/20

「副都心連続殺人事件」

内田康夫DSミステリーshadow「名探偵・浅見光彦シリーズ」で、内田康夫氏の監修、浅見光彦倶楽部原作のミステリーアドベンチャーゲームgameです。…大変イマイチでした。


本編は、ヘタレなわたくしでもラクラククリアclearできる簡単なミステリーで、どっちかっつーと、「おまけシナリオ」が本編に厚みを加えるサイドストーリーで味わい深いものがあったわ~good。このサイドストーリーは、「さすが浅見光彦倶楽部sign01」な内容で、浅見光彦シリーズに対する愛heart01が感じられるの。ただ、本編にも謎解きとは直接関係ないやりとりがやたらあって、“アサミスト”でもなんでもないわたくしにとっては、結構ジャマくさいgawk。第2弾があるなら、もっと本編を手ごたえのあるものpunchにして欲しいわー。

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2009/05/18

「誰か Somebody」

宮部みゆきさんの小説bookです。宮部さんの作品って、いわゆるミステリー系shadowのものしか読んだことないんだけど、わたくし的には結構当たりok外れngのある作家さんなのよねー。正直、今作はハズレng。あんまり面白くなかったdown


ラストまでさらさら~っと読めるし、市井の人々の描写はほんとにいつもながらお上手。一見普通の生活を送ってそうな人の人生の裏に、他人には言えない恐ろしい秘密banがあった…っつー謎掘り起こしの手練手管もお見事good。でもでもッsign01主人公杉村の、ミョーにオトメちっくな語りがキモいのよーshock。優柔不断っぽいカンジもなーんかブッ飛ばしたくなるしimpactpunch。って、これって単にわたくしの性格と合わないだけカモ…coldsweats01。そんな杉村が語る物語は、やっぱりテイスト的に感傷的cake過ぎて、わたくしには合わなかったってことねweep


宮部さんの作品の中には、フツーの人なんだけど、コトが起こるとものすごい強靭な精神力を発揮する人物ってゆーのが時々出てくるわよね。自我をビシビシッと持った人shine。最近のだと「模倣犯」の有馬義男さんとか。わたくし、特に宮部作品に出てくる、そういう類の人がものすごく好きsunなんだけど、この作品では“陰の主人公”梶田信夫さんが、それに当たるんじゃないかと思うの。生前の梶田さんに会いたかったな~spa。彼が杉村にかけた言葉「おめでとうございます。」は作中に何度も出てくるんだけど、梶田さんの人生を辿った後の、ラスト、杉村の回想に出てくる「-おめでとうございます。」には、マジ泣けたわ~crying

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2009/05/17

「ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言」

元博報堂社員で、現ニュースサイトの編集・PRプランナー、中川淳一郎氏の著作book。さすが編集者、タイトルは前衛的impactだワー。でも全体を通して読むと割とフツーの人感覚で、「フンフン、なるほど、そうかい」ってカンジ。わたくし自身(暇人じゃないとは思うけど、バカの仲間かも…coldsweats01)を棚に上げれば、の話だけどね。


全体的には、ウェブ上での企業のプロモーションについての提言が一番タメになったかな?日々ネットのへヴィユーザーをウォッチしてる著者ならではの説得力bomb。本書に出てくる靴下メーカー岡本株式会社の「足クサ川柳」なんて、面白すぎてほんっと、ウラヤマシイ限りだわーup。こんなのやってみたいッsign01テレビCMでもキンチョーは常にB級で、すごいスキだしheart01


やっぱネットは、ただの“超便利なツール”として上手に使いたい、と思えば、こういう“「普通の人」と「バカ」”の話が書かれた著作と“「頭の良い人」”の話が書かれた著作との両方に目を通しておくべきだわね~pc

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2009/05/11

ビーズモチーフ①

週末、久しぶりに、ちまちまビーズを編んでました。腰イタ…bearing

Dvc00008 まずは「ビーズマニア」さんのキットsun。「不思議の国のアリス」のウサギとトランプheart、ティーカップcafeを繋げたもの。ウサギさんは右手に懐中時計watchを持ってるんだけど、こちらサイドからは隠れちゃった。足のカタチがなかなか決まらなくてちょっと難しかったかナ。トランプはビーズステッチで、手触りがスベスベしててキモチイイのheart01。これは他の数字でも出来そうだワ~。ちなみに背景は、わたくしの父親撮影の写真cameraでございますcoldsweats01


Dvc00007 こちらは西村ジュンコさんのドレスキットcute。ひたすら編み編みアミアミ…sweat01。最近モチーフものにハマってて、余りまくってるミニビーズをどうしようかしら~…ってことで、ビーズドレスが面白いかな~と、まずはキットで練習。こちらは時間はかかるけど特に難しいことはないし、出来上がりがゴージャスshineで満足度高し、デス。トルソーが特別仕様で、チェーンを通してバッグチャームなんかに出来るのねgood。ちょっとデカいけどsweat02

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2009/05/08

「これならわかる 沖縄の歴史 Q&A」

今年はなぜか沖縄に縁付いてるカンジがするの~sun。このブログ1回目が「テンペスト」。めっちゃ面白かった~happy02。そして前回の「運命の人」。こりゃもう、ちゃんとおさらいするしかないわよねッbookpencil


一般的な日本史の本では完全に脱落してる沖縄の歴史。とーぜんのことながら沖縄オンリーのこの本、もー、ほんと、ビックリimpactsign03沖縄、スゴすぎshinesign01何がスゴいって、いわゆる大規模な軍隊というものを一度も持ったことがない「国」なのよー。じゃ、琉球王国crownの王様は何をもって国を治めてたかといえば、中国を中心とした貿易による莫大な経済力dollarと、古くから根付いてる信仰、そしてあふるる教養shine。だから幕末、その貿易力を狙った島津藩に武力侵攻bombされたとき、琉球王国は為すすべなく陥落しちゃうdown


だけど、そういった経済力と信仰と教養によって治められる国の民度って、相当高くて洗練されたものdiamondだと思うのよね。そんなたおやかで素敵な国heart01を、どー考えても“野蛮な国・日本ng”がスポイルして来たってことが、なんかものすっごく悔しいimpactpunch。沖縄の歴史は、日本政府にずーーーーーっと蹂躙され続けてきた歴史なんだってことが、この本でハッキリわかるの。特に太平洋戦争の時の沖縄の扱われ方は、ほんっとにヒドすぎるannoy。戦時中~戦後を通して今に至るまでの、住民の想像を絶する苦難の前では、わたくしたちはいったい何ができるのか途方に暮れてしまうわ…weep


ここまで知ると、山崎さんの「運命の人」は、沖縄のこの苦難の始まりは、返還にからむ「外務省機密事件」に象徴されるものであり、その時の日本政府の皮相で拙速な対応がそれからの日本の外交姿勢を決定づけてしまってるのだってことを描いてるのね~と思い至りました。敗戦国の日本が卑屈にならざるを得ないという時代背景が確かにあったのかも知れないけど、もすこし“誇り高き日本人shine”を示すべきだったんじゃないかと思うわthink

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2009/05/06

「運命の人」一~二

ゴールデンウィークは山崎豊子さんの新作book、刊行された一~二巻を読みました。沖縄返還にまつわる“外務省機密漏洩事件”に取材した小説のようだけど、三巻~四巻の目次を見ると、戦時~戦後の沖縄に関する話なのかな~って感じthink


一~二巻では、外務省の機密文書を入手した新聞記者pencilが、ニュースソースである外務省職員とともに国家公務員法違反で逮捕起訴されるまで。傲慢な新聞記者、腹芸を駆使する政治家や官僚の描き方は相変わらず熟練の技~good。だけどここまでで、疑問が残っちゃったの。それは、当該の外務省職員の女性の心情なのね。自首する前までは、ふてぶてしくも計算高そうなタカビー女rougeだったのが、起訴された後、ちょーヨワヨワしく激変しちゃうwobbly。それだけ国家権力というものは恐ろしいもんなんだshock、ってことなのかしら?機密文書を記者に流してた本当の理由もよくわからないし…gawk。この女性が、一連の事件のなかでほんとは何を考えてたのか知りたいところだわねkey


前作の「沈まぬ太陽」でも思ったんだけど、実際の事件の関係者をほとんど実名に近いかたちで出しちゃってbombて、「山崎さん、大丈夫なのかしら~。危険な目に合ったりしてないのかしら~?」なんて、ちょっとシンパイになったりしてsweat02。実際、前作も今作もモデルになってる人物はまだ生きてる人たちだもんねーcoldsweats02


いや~、それにしても自信満々で生きてる人間でも(ってゆーか、だからこそ?)、魔が差すときthunderってあんのね~。機密文書を、まんま外部に渡しちゃうなんて、マジ信じらんないbearing。新聞記者じゃないわたくしですら、細心の注意を払うと思うけどなー。


何はともあれ後半の刊行、期待して待ってま~すhappy01note

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2009/05/01

「ブラック・ジャック」

実はわたくし、手塚治虫のマンガをきちんと読んだことなかったのよ~、ハハハ~coldsweats01。なんとなーく、ご幼少の頃、テレビアニメで見たメルモちゃんcuteとか、サファイアちゃんribbonとか、うっすら記憶にある程度で、実はよく知らなかったのよね~、オホホ~sweat01


「MW」を読んだとき、“あれ?手塚治虫ってこんな作風?”って、ちょっとギモンsign02に思って、またまたOセンパイに代表作をお借りしました。やっぱり、“手塚センセって、いわゆるヒューマニストなんかじゃないじゃんgawk”。かなりな“ニヒリスト”で“アイロニスト”、なんか、巷間言われてるイメージとはちょっとズレてる~って感じ。「いきもの」の命は、究極的には不可知なもので、人間が(神業的技術を持つブラック・ジャックですら)どうこうできるもんではないっていう絶望感despairが深く漂っちゃってるmist


このブラック・ジャックと「MW」の結城美智雄は、表裏の関係だわね。二人とも幼少の頃の苛烈な体験bombがその後の人生を決定してる。根底に“ニヒリズム”が横たわってるけど、ひとりは医療の限界を認識しつつ、命の可能性を求めてその限界まで挑戦する人間up、そしてもうひとりは徹底的に人間性を排除して、命の可能性を踏みにじる人間down(もう“人間”とすら呼べないわねshock)。どっちにしろ、手塚センセ、よくもこんな問題作impactを世に送り出してくれマシター(あ、肯定的なイミでよnote)。

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