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2009/05/26

「灰色の北壁」

真保裕一氏の新田次郎賞受賞作book。っつっても、わたくし新田次郎を読んだこともなければ、真保さんの小説も初読みcoldsweats01。でもすんごく良かった~good。久しぶりに小説でちょっとカンドーしましたshine


一応文庫の帯には「山岳ミステリー」って書いてあるんだけど、確かに“人の心”が謎であるならば、“ミステリー”って呼んでもいいかもね。いわゆる、わたくしが好きな2ドラ「北アルプス山岳救助隊fuji」シリーズ(高嶋兄主演のヤツね)みたいな、「山を犯罪に利用するようなヤツは許せんッsign01punchimpact」みたいなのとは違います。


登場人物たちが、死を覚悟しながら過酷な雪山と格闘するうちに、彼ら山を愛する人間たちのいろんな複雑な想いが、モノローグ形式で徐々に少しづつ読者に開示されていく…なんつー書きっぷりが実にスバラシいのッsign01その、壮絶な雪山の描写もスバラシいのッsign01とてもインドア派の作家が描いたものとは思えないのッsign01わたくしも一度、ニセコのスキー場の山頂でいきなりホワイトアウト状態typhoonになって、「もう死ぬーッsign03」としばしパニクったことがあったけど、ま、そんなのはこの小説に出てくる状況にくらべれば、1兆分の1くらいなモンで…coldsweats02。は、ともかく、そんなマツゲも一瞬でバリッと凍る暴風雪dangerの真っ只中において、なぜか、しぃぃぃんとした静寂を感じさせる描写が圧巻なのですbomb。とにかく秀逸ですshine


収録されてる3編がどれも、読後にふんわり温かい希望の光sunを感じさせてくれるあたり、真保さんって“イイ人”なのかしら~chick、なんて思っちゃったりした作品でございましたconfident

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