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2009/07/04

「修復士とミケランジェロとシスティーナの闇」

1981年から14年間かけてシスティーナ礼拝堂の天井画および祭壇画が修復された際、その記録をヴァチカンから依頼された(経費dollarも面倒みた)日本テレビのプロデューサー、青木昭氏の著作book。映画「天使と悪魔」movieを見て、本棚で放置プレーだった本をやおら取り出しました~coldsweats01


ガッシリした装丁のわりにスラスラ読めちゃう。でも、絵画が本職じゃないミケランジェロの、フレスコ画さばきartの天才的な巧みさの具体例を教えてくれたり、4人の修復士との間に築いた信頼関係によって得られた彼らの言動は、とっても興味深かったわーgood


主任修復士コラルッチ氏があの「アダムの創造」に最初の洗浄の手を加えんとするときの想いは、修復士としての超一級の矜持shineを伝えるものとして、わたくし、深ぁ~く感動いたしました~heart01。『修復士の仕事には、技術的な面と道義的な面の二様の責任が課せられている。技術的責任とは、これまで学んだこと、経験したこと、それらをすべて駆使して修復に具体的な成果を示すことであり、とりわけその限界について充分な自覚をもってなされねばらなぬものである。一方、道義的責任とは、深く内面的な領域において果たされるものであり、作者の精神と芸術にどれほど密に寄り添い、深く理解することができるかが問われる、一切の妥協が許されないものである。この道義的責任感は、芸術作品に手をふれ、作業する瞬間において、修復士を完全に孤独にする。この孤独感は、自らの作業が作品に与えるかもしれない不測の事態に対して、慎重になればなるほど強いものとなる。同時に、その作品に圧倒されればされるほど、また孤独感は強烈なものとなる。(後略)』はぁぁ~、毎日の仕事でこんな緊張感と孤独感に苛まれ続けたら、長生きできそうもないわねぇ…despair


わたくしも、修復まもない時期にこのフレスコ画を見たけれど、とにかくそのあふれんばかりの色彩と造形の暴風雨に圧倒されましたtyphoon。そのあまりの風力に冷静に鑑賞なんて出来なかったweep。今にして思えば、もっとちゃんと見とくんだった…crying。もっかい行きたいなぁ~airplane


それにしても、ミケランジェロってソートー面白いヒトだったのね~smile。やっぱ、天才ってコドモみたいなとこあんのよねーchick。おまけに生涯の動きを見ると、結構ズルいし、ヒキョウだし、ヨワムシなとこあるし、“最後の審判”は、絶対ヂゴク行きだわ~bleah

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