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2009/08/30

「暗殺者ロレンザッチョ」

今度はロレンツィーノ・ディ・メディチつながり~。っていうか、これ、偶然だったんだけど10年くらい前に会社内のバザーで見つけた藤本ひとみさんの本book、中身の詳細を全く知らずにタイトルのステキさshineだけで買っちゃってたんだけど、今回イタリアルネッサンスつながりで手に取ってみたらば、なんと塩野さんの「銀色のフィレンツェ」と同じ題材を扱ってる本だったのよね~coldsweats02。知らぬ間にニオイをかぎ分けるのね、わたくしったらpenguin


さて、塩野さんのロレンツィーノがとってもとってもロマンティストheartだったとすれば、こちらのロレンツィーノは自意識過剰のオレサマcrown。16世紀のイタリアの話なのに、まさに現代人が持つ病的な精神と共通するものを感じました。そして、エンターテインメントとしての小説の面白さはこちらが格段に上up。さすが藤本さん。ちょっとお耽美なマンガの絵柄penが頭に思い浮かんじゃうくらい映像的な描写movieは、相変わらず独特のテイストですね~good


「なぜ権力者を暗殺したか」っていう理由を、暗殺者ロレンザッチョ(ロレンツィーノ)が逃亡先のフランスで、遠縁にあたるカテリーナ・ディ・メディチ(後のフランス王妃カトリーヌ・ド・メディシス)に語って聞かせる設定。フランス王宮での愛妾たちの権力争いimpactなんかも絡んで、スパイスの効いた会話のやり取りや密かな謀略の応酬bombが面白いのsmile。当時の歴史的背景も説明調に陥らずわかりやすく提示されてますok


オレサマだけどきっとかなりアタマのイイ人だったんだろうな~ってカンジの藤本版ロレンツィーノ。ニヒルでアナーキーだけど、繊細でちょっと哀しいweep。小説では描かれないけど、このあと、コシモ1世が放った刺客に殺されちゃうbearingってことを考えるとますます余韻の残るラストだったわ~catface

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