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2009/10/31

「中庭の出来事」

恩田陸さんの山本周五郎賞受賞作book


恩田さんの本は、これまでも何冊か読んできたけど、読んでる時は面白くても読後すぐに内容を忘れちゃうのよね~empty。ま、ほとんどの本はそうだけどsmile


これも面白かった。劇>劇>劇みたいになってて、3枚ぐらいの合わせ鏡を覗いてるみたいなのeye。3つの場面がお互いを映し合いながらどこまでもどこまでも奥へ奥へと進んでくカンジrecycle。それぞれの章のタイトルをアタマに入れながら読んでいかないとこんがらがっちゃいそうcoldsweats02


全編の、たぶん7割方が芝居の脚本(セリフ)になってるんだけど、劇中劇の設定が、3人の女優rougeが自らの人生を踏まえてセリフを脚色することになってて、そのセリフにこれまた人間の真理がキラッshineと光ってたりするのよね。なかなかに洗練された小説デス。この3人の女優陣がまた個性的で、セリフだけなのにキャラクターが明確に浮かびあがってくるとこなんざ、恩田さんの真骨頂だわねgood


物語ラストで全てのラインの話が収束して、それが芝居なもんだからズルイっちゃズルイんだけど、最後のカーテンコールが清々しくて、読後感は意外とサワヤカでしたーup

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