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2009/11/15

「消費社会から格差社会へ 〔中流団塊と下流ジュニアの未来〕」

マーケティングアナリスト・三浦展さんと社会学者・上野千鶴子さんの2007年の対談本book


一応わたくしも、マーケティングのハシッコのハシッコに関係なくもないかも知れない仕事に携わってるので、“世代論”には興味があります。で、そういった本は今までに何冊も読んできたけど、三浦さんの「下流社会」は非常に面白かったhappy02。綿密なデータに基づいて“下流”の人間像を描き出す手法は、社会学者のツマンナい書物と違ってcoldsweats02、さすがマーケに携わってきた人ならでは、と目eyeからウロコでした…などと書いてみたけど、実はこの三浦さんが、そういう優秀なマーケッターだったということはこの本を読んで初めて知ったのよねー。ハハハーcoldsweats01。そして、日本のフェミニズムribbonをこれまたとってもわかりやすい形で先導してきた上野さんが、この三浦さんを高く評価してるdiamond。上野さんの著作や対談ものも読んできたけど、ま、100パー支持するものじゃないにしろ、アタマのイイヒトだなーshineとわたくしも半ば啓蒙されたひとりだと思いますconfident


そんなおふたりの対談karaoke。後半はパルコ時代の三浦さんの話(これも結構面白いgood)で、間接的にタイトルとはつながってるんだけど、前半が主要を成してます。このふたり、三浦さんは世代論的にはかなり冷めた目をお持ちなんだけど、社会論的には改革的な姿勢。で、上野さんはその逆。アナーキスティックな発言がこれまた面白いのwink


でもこの対談を読んでると、日本の社会は本当にオソロシい状態に突入してきたってことがわかって背筋が寒くなる思いshock。政治(予算をどこにどう使うかってことが全てのキモだからね)、教育、経済ってマクロな要素が渾然一体となって、日本の社会(つまりひとりひとりの日本人)をこんにちのカタチにしてきたと。教育にしても、「ゆとり教育」という教育行政の結果、コミュニケーション力が著しく欠如した今の若者budを生み出したと言えるけど、それもその時代時代の政治、経済情勢と切り離して論じることは出来ない。一見アタリマエなハナシなようなんだけど、それを「団塊」と「団塊ジュニア」、「Hanako世代」と「Hanakoジュニア」なんかの具体的な世代像とともに語られるとものすごい説得力を持つわけpunch


上野さんは「日本社会安楽死」発言coldsweats02をされてて、ひょっとするとほんとにそうなるかも…なカンジもするけどsweat02、三浦さんは“近代主義者”なので、まだ日本の社会建て直しに希望を持ってる。やっぱり政治のモンダイなのよね。今、予算の仕分け作業をやってるけど、将来の日本社会をどーすっかfuji、っていう視点で為されてるんでしょうかねぇthink。単に費用対効果におけるムダをカットhairsalonすりゃいーってモンでもないと思うけど。

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