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2009/12/03

「無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略」

社会心理学を専門とする社会学者、岡本浩一氏の著作book。めちゃくちゃ示唆に富んでて、読後背筋がピシッupdownとなりました。


大きな社会問題となった食品表示偽装や自動車メーカーのリコール隠しなど、組織における「無責任の構造」を引き起こすメカニズムを分析し、それへの対処方を、現場とトップそれぞれの視点から提言したものなんだけど、組織の一員としてほんと、痛いところをビッシビシ突かれちゃて、イタターっimpactてカンジbearing


日本的な特徴として「権威主義的人格」なるものが、この「無責任の構造」に深くかかわっているってことで詳細な解説がなされてるんだけど、この「権威主義的人格」から完全に逃れるのって不可能なんじゃないかと、ヘタレなわたくしなんかは思ってしまうweep。何か権威となるもの、権威とまではいかなくても基準となるものをやっぱ頼ってしまいたくなるもんねぇ。ってか、“自分の拠って立つものdiamond”を自分の中に確立するのって、それはやっぱり相当な経験や知見が必要でしょう。…ってことを岡本氏は「属人主義から属事主義へ」ってキーワードkeyで説明してます。


岡本氏はこの著書で、組織内で「内部告発」せざるを得ない状況に陥った時どうすべきかを想定して、その戦略を伝授してくれてるんだけど、まずは自分の周囲の状況を分析しsearch、自分の意見に間違いがないか謙虚かつギリギリthunderと吟味し、然る後段階を追って自分もなるべく窮地に陥らぬよう慎重に事を進めるべし、と。最終的に自分の武器となるのはオノレの「専門的知識の深さclub」と個人としての「個」の強さspade以外にないってのは理解できるけど、そこまで自分を確立するにはほんとにナマハンカなことではムリだわよねsweat01。はぁ~wobbly


でも全編に、すごく凜とした高潔な雰囲気fujiが漂ってて、キビしいけどなんとなく勇気heartをもらえる1冊デシタbell

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