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2010/02/15

「フロム・ヘル」

アラン・ムーア作、エディ・キャンベル画のグラフィック・ノヴェルpen。いや~、ものすごい緊迫感&重量感bomb


わたくし、ホラーが全然ダメなのでng(文字だけなら許容範囲内なんだけどぉcoldsweats01)、書店でビニ本状態になってたこの本の前で、すごい長い時間逡巡したのよねwobbly。コミックスだって聞いてたから、まさかこんな大型本だと思ってなくて「げっsign01ひょっとして血みどろシーンも大型化ッsign02」コワすぎーッshocksign03ってな内心の怯えを凌駕したのは、裏表紙の宣伝文。「本作が再現を試みているのはむしろ、ヴィクトリア朝末期の英国社会である。」これに負けて、学生時代以来ン十年ぶりにcoldsweats02みすず書房の本を買っちまいましたmoneybag


そしてこの宣伝文には偽りなしsign01ものすごく面白かったーhappy02。ヴィクトリア朝末期社会(特に底辺の)だけじゃなく、このテのものにはつきものの「フリーメーソン」secretについても、知識欲をガンガン刺激してくれるimpact。「フリーメーソン」については、敬愛するモーツァルトheart04が会員だったと言われてるし、ヨーロッパの文化はキリスト教とともにこのあたりの知識なしには本当には理解できないから、これまでも何度となく関連書bookを読んでみてはいるんだけど、やっぱビシッthunderとは理解できないのよね~weep


ま、それはそれとして、内心ビビりながらソロリソロリsnailページをめくってみると、意外や意外ダイジョブでしたgood。絵柄が、日本のコミックスと違ってザツ、もといアーティスティックcoldsweats01だからだわね。まさにヴィクトリア朝の「パンチ」の風刺画の後継ってカンジ?でもこの黒が勝った適度にデフォルメ&オミットされていながら高密度diamondな印象を与える絵柄が物語の性格をかなりな程度決定づけてるわけですflair


内容的には、切り裂きジャックの正体について、スティーブン・ナイトの「切り裂きジャック最終結論」を元にオリジナルのアイディアを付け加えて事件を再構成したもの。犯罪者が見る幻覚のビジョンがこれまたスゴいのよーcoldsweats02。その驚愕のイマジネーションは二人の非凡な才能shineががっぷり四つでスパークしてるimpactカンジ(?)。特に最後の犯行時の、狂気を超えた確信ともいえるビジョンには、理性での理解とかいう前に、ただただ圧倒されるばかりtyphoonwave


たぶんこの作品、ちょっとばかしの気の重さを覚えつつ、これから何度となく読み返さざるを得ない底なし沼mistなんだろうなぁ、なんて思うものですthink

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