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2010/03/01

「弁護側の証人」

小泉喜美子さんの47年前に書かれたミステリーの復刻版book。いや~、わたくしカンペキにヤラレました~happy02。お見事~bell


叙述ミステリーとして、たぶん基本的で単純な構成なんだろうけど、それだけに「背負い投げ1本ッsign01」なのよねー。もちろん気持ちよーくブン投げ飛ばされた方だけどsign05


とにかく文章がウマいshine。翻訳をたくさんやられただけあって、まさしく翻訳ミステリー味。ウィットに富んでて、めちゃくちゃオサレwine。比喩表現なんても~ココロニクイばかりgood。この文体でこの設定、作品中でもヒロインが呟くようにデュ・モーリアの「レベッカ」を想起させて、さらにタイトルからクリスティーの「検察側の証人」を連想させて、それらのイメージをうまーく利用しながらの展開、ホント、並みの作家じゃないですねfuji。早世されたのが惜しくてたまらない~weep


ヒロイン像も、ただの“逆境に負けないケナゲな娘ribbon”じゃないってコトが、途中で何ともいえない“ヤバいしたたかさsweat02”を伴って、破けて見えちゃう描写がまたいいのよぉ~up。他の登場人物の描き方でもそうなんだけど、下品な表現をせずに、それでもちゃんと彼らのイヤラシさを読み手に感じさせる。格調高い知性のなせる技ですねdiamond。センスイイわーheart02


まったく、半世紀前に書かれたものとは全然思えないこのみずみずしさcherry。ホント、驚愕の逸品ですnotes

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