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2010/07/24

「宮崎駿の「深み」へ」

同志社女子大学教授(児童文化論)、村瀬学氏による宮崎駿アニメ論book。2004年に出版されたものだけど、すんごくわかりやすくて面白いgood、今まで読んだ「宮崎作品論」のなかでも、一番しっくり納得いくものデシタ~sun


主要な宮崎作品を、「腐海」(「風の谷のナウシカ」)のイメージから『有機体的世界観』を表現するものとして読み解く論旨は超エキサイティングsign03アニメーターとして宮崎駿が生み出す造形から掘り下げていく手法も、どっちかってーと絵面artから魅了されたわたくしにとってはヒジョーに興味深かったしbell


児童文化論の専門家として、宮崎アニメを子供が観ることの意義について語る部分も、ナルホドな~flairってカンジ。子供が世界を感知していくときに必要な「物語」というものの重要性を提示している、と。「物語」とは、人が生きていくために必要な栄養なんだ、と。子供にとっての「物語」の重要性については、「ゲド戦記」の翻訳者としても知られる清水眞砂子さんの「幸福に驚く力」を読んだ時にめちゃくちゃ感銘heart01を受けたことを思い出しますconfident。コレ、お薦め本ですshine



わたくし「もののけ姫」は、頭でハッキリシッカリとはわからないなりにcoldsweats01、映像的にものすごく好きheart04な作品だったんだけど、村瀬氏のこの評論を読んで、思いっきり腑に落ちましたbud。「シシ神」様のあの造形はいったい何だったのか。なんとなくモヤモヤcloudと感じていたことがきっぱりと文章化pencilされているのを読むっていうことはものすごいカタルシスだわねfuji。村瀬さん、ありがとう~happy02。それにしてもやっぱ、宮崎駿、天才造形作家&クリエイターだわ~diamond


もの(地名)の由来や歴史、昔話や神話といった「物語」を忘れ去り、「食べて生きる」ということの深い意味を忘れ去り、それでも「別に~gawk」って生きていける現代人たちはこれからどんな世界を生きて行くことになるんだろう、そんな風に思い始めた今日このごろです…sign04

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