札幌交響楽団 第534回 定期演奏会
ひゃーッ
今月は“やんぐなぱわー”全開ってカンジだったわねーッ
客演指揮者は1981年(って、つひこないだじゃん)ブルガリア生まれの29歳、ロッセン・ゲルゴフくん。しゅう~ッとした後姿を見てると、燕尾服ってやっぱり西洋人のための衣裳だわ~って思わされるのよね~。肩から背中のラインがキマッてるのよ~
。ステキ~
。そしてもー、バリッバリのアクション
。それにチカラいっぱい応えるオケメン。お疲れさまでしたッ
1曲目は日本初演、中国出身の作曲家タン・ドゥン「弦楽のための交響曲」。面白かったですねぇ~。チョーがつくピアニシモから始まって独特のリズムや、二胡みたいな各パートのソロ。作曲家の血肉となってる民族の文化的色彩が滲んでる作品ですね。中国は日本と同様、独特の文化的持ち味があって、政治的にはノーベル平和賞のボイコットみたいにチマチマ「ケ○のアナ」のちっちゃいことをしてるけど、音楽の世界ではボーダーレスに広がっていって欲しいもんです
。で、この曲ではコントラバスが、びょんって弦を指で弾いた後、手のひらで指板をバンッ
って叩く
動作を繰り返すんだけど、この時の主席助川さんの手つきがまたステキなのよね~
。ジャズ奏者のような、日本舞踊のような…って、どーゆーこっちゃッ
だわね。いや、だから、とにかくステキにエレガントなんだってばッ
。
で、2曲目はアルチュニアン「トランペット協奏曲変イ長調」。ソリストはこれまた1981年ベネズエラ生まれ29歳のフランシスコ・フローレスくん。かわゆいお名前。まー、シャツのボタンを開けてるところからして南米オトコッ
がっしりしたガタイで大きく足を開いてトランペットを構える姿からはフェロモン出まくり~
。これで演奏中、時々オンナのコ
のことを考えてるらしい。さすが南米オトコッ
演奏はすごーく開放的な艶やかさ
があって、うぬぬ、オヌシ若いくせになかなかヤルな、ってカンジ
。ロマンティックな表現もラテンの血ならではなスウィートさ
。若い演奏家を応援するようなオケの寄り添いぶりもイイ感じでしたね~
。
最後のチャイコフスキー「交響曲第4番ヘ短調」、中盤はなんとなく平板なカンジはしたけど、最終楽章は明日への希望ががっちり感じられる全力の疾走
、若さ大爆発ッ
いやー、元気いただきましたー
。
人生の重みと深みを感じさせてくれる巨匠の音楽には全身を浸してじっくり味わう楽しみがあるけど、こういうチョーフレッシュ
で勢いのあるアーティストの演奏で元気と笑顔をもらって帰るってのもアリですねー
。
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コメント
こんばんは!
フローレス君、すごかったですね。でも、テクニックだけに陥らない音楽性の高さに感心いたしました。
その点、同い年のゲルゴフ君はまだまだ青さがある感じ。ああいうノリはけっこう私は好きですけどね。
かまど姫さんは金曜と土曜のどちらに行ったのでしょう?私は金曜でしたが、チャイコフスキーが始まった時、金管群がフローレス君に感化されたわけじゃないでしょうが、張り切りすぎな感じで、冒頭ホルンがいきなりコケた(次いでトランペットも)のが残念に思いました。また、第2楽章の最初のオーボエ、すごく平板でした。
私は1月は出張が入っていて行けなくてすごく残念です。ぜひ、また感想をお聞かせ下さい。
投稿: MUUSAN | 2010/12/11 20時55分
MUUSANさま、こんにちは
あらら~、金曜のチャイコはコケまくりだったんですね~
金管のピンのリサイタルを聴くことがほとんどないんですが、トランペットって強烈な大音量で鳴らすだけじゃないんだってことがわかりました。やっぱりそれぞれの楽器って奥深いものがありますね~。
1月も楽しみなプログラムですね
MUUSANさんが行かれないのがザンネンです~
。
投稿: かまど姫 | 2010/12/12 16時08分