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2010/12/21

「私に萌える女たち」

甲南女子大学専任講師、米澤泉氏の著作book。誕生してから40年のファッション誌の歴史をたどりながら、日本の女性の生き方を考察した本。


このテのものは、斎藤美奈子さんshineの、本当の女性誌創刊期からのより分析的な評論(「モダンガール論」)を読んでるのでいまさら感は強いけど、2010年のなかばまでフォローされているところがこの本の強みかなscissors。かつてファッションを通して日本の女性の生き方を先導してきたファッション誌も、今や有名人やセレブ、おしゃれな一般人のブログの後塵を拝し、もはやフロクをつけることによってしか売れない。「ブログかフロクか」は、けだし名言ねgood


「私に萌える」とは、「私が主役crown」ってことで、もはや「妻」になろうが「母」になろうが、「私が一番」ってことだと定義。米澤さん自身は、これに賛意を示していて、これからの日本女子が新しい世界newを作っていくのだsign01と高らかに謳いあげてます。


しかし、最後の方で少し書かれてるように、“「私に萌える」ためには家族は二の次、ごはんriceballなんかメンドくさくてマイドマイド作ってらんない。こどもの体づくりより、私の美しさづくり”って著者はここまで指摘penしておきながら、最後に手放しの「私萌え」賛歌。「私萌え」が節操なく拡大していくと、子供たちのネグレクトngに繋がってく可能性がないとは言えないと思うんだけどbearing。なんかこれって、大学の教員としては無責任で単純すぎる放言なんじゃないかなぁdown


わたくしも、女性の生き方において選択肢の幅が広がり、ヘンなタブーもなくなって自由な生き方が出来るようになるのは賛成goodだけど、「何歳になっても好きなお洋服を着られる私でいたい」っていうのが「私萌え」の最終目的flagなんだったら、なんかちょっと空疎emptyな気もする。ま、いいんだけどgawk


あ、ちなみにこの本の装丁は鈴木成一デザイン室。

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