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2011/01/22

「トロイメライ」

池上永一さんの新刊book。日本に蹂躙される前の琉球の、何とも言えない情緒を、琉歌を織り込みつつ描く連作短編notes


このブログ1発目の「テンペスト」ワールド“庶民編”ってなカンジで、なんと「テンペスト」の登場人物たちもカメオ出演ッsign01「テンペスト」にハマったわたくしとしてはめちゃウレシーッhappy02sign03


1冊6話のそれぞれが、琉球の社会問題(貧困、女性の生き方、人生の終末なんか)をテーマとしつつ、琉球人の、独特な風土に根ざした心のあり方(人情heart01)をイイ~カンジsunで描いてあるの。なかでも死者への尊崇の心、祖先への敬いの心heart02をあったかく描いた最終話で、ホロッweepとさせられるのが何ともまた心ニクイのよねーgood


主人公・武太(むた)は、新米筑佐事(ちくさじ・岡っ引き)で、帯には「捕物帖」ってあったんだけど、ザンネンながらまともに「捕物」ってるところはないのよねsmile。で、なんつってもこの武太クンがサイコーにイイキャラなのよーhappy02。おっちょこちょいで直情なんだけど、純粋野郎で、ほっんとにメンコイ(あ、琉球人を北海道弁でホメちゃった)cute。事実上の育ての親である涅槃院の住職・大貫(だいかん)長老(このジジィがまた味のある奥深いキャラなのよね~catface)とのムチャクチャなやりとりがめっちゃユカイッhappy02impactsign01


だけど、このムタクン、実は王国一の唄い手shineと言われてて、三線の超ウルトラ名手up。ったく、なんつーわたくし泣かせのキャラなのッsign02そんな彼がいろんな出来事に出会うたび、その純粋なスポンジみたいなココロbudで、大切なことを吸収してオトナになってくclover


単行本のカバー絵artも物語の世界を細かく描いてpenあってナイス~note。ナゾの義賊“黒マンサージ”shadowの正体も気になるし、続きが楽しみデス~happy01

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