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2011/02/02

「嫌な女」

いやー、なーんか、思いがけずシミジミするいい小説じゃんsun。桂望実さんの新刊book。「嫌な女」夏子のトラブルを、その生涯を通じて数年おきに処理してまわる遠縁の弁護士、徹子の一人称の語りpencil


タイトルから、「嫌な女」がどんだけヤな女なのかってことを描く小説なのかと思ってたら全然違ってた。「嫌な女」である夏子が起こすトラブルを解決する過程で、夏子の周囲の人間模様から、実は徹子がいろんなことを学んでくschool、って話なのよねgood


20代からラストは70歳を超えるまで、徹子が年を重ねていくに従って、「人間や人生というもの」に対する考え方に変化が生まれてくるんだけど、わたくしもいいトシになってわかって来たことも結構あったりなんかして、徹子の考えがものすごーくよーくわかるのよねーdiamond。こーゆー時、「トシ取るのも悪くないかな~」なんて思うconfident


桂さんの特徴なんだろうけど、ヒトの描き方がとってもあったかいのspa。徹子の師匠・荻原先生、事務所の事務員・みゆきさん(このヒトがまた特別ステキなのよね~sun)、イソ弁のイソ君(彼もすんごくイイキャラchick)。「嫌な女」夏子ですら、カワイ気cuteのある人間像になってる。なんか、ちょっとヒイたところから自分や周りの人間を見ていながら、それらをまるっと受け入れていく徹子の語り、ってところがこのビミョーな味を出せてる勝因なんだろうなぁbell


こういう、“生きてく”ってことをシミジミと肯定してくれる小説ってやっぱりイイですね~shine。あら、今回はわたくし、年寄りじみてるぅ~coldsweats01

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