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2011/02/12

「システィーナ・スカル」

北海道出身、札幌在住の作家、柄刀一氏の美術ミステリーbook。絵画修復士の御倉瞬介が事件を解決するシリーズの3作目、だそう。今作の舞台はイタリアart


柄刀さんは名前は知ってたけど、読むのはこれが初めてなのよねー。テーマがバッチシ好みだったからwink。なんつったってタイトルがいいッgoodsign01オドロオドロしくtyphoonかつロマンティックheart02。巻末の参考文献をみると、まさにわたくしが最近読んだ「修復士とミケランジェロとシスティーナの闇」と「ミケランジェロの暗号」があるじゃないのッsign01


で、中身は連作の中編が4話。わたくしがいっちばん好きな画家、ボッティチェリtulipの絵画をモチーフとした「ボッティチェリの裏窓」は、その絵画「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」と実際に起こる事件との間にそれほど強い関連性が見いだせないにも関わらず、絵の解釈をヘンに絡ませてくるところがちょっとウザいカンジwobbly?事件自体もあんまり魅力的じゃなかったしdown


一方、タイトル作「システィーナ・スカル」は結構気に入りましたok。システィーナ礼拝堂の「最後の審判」をいろんなフェーズでうまーく本筋に乗せてまとめ切ったってところでしょうかdiamond


ほかに2編あるんだけど、全体が「生と死」をテーマとしてるので思いっきり重たいのねnewmoon。文章の質も、とっても感覚的な装飾が多いので、わたくしの場合、逆に集中できなくて上滑りしたカンジsad。「死」の色がめちゃ濃い「時の運送屋」(佐伯祐三をモチーフにした作品)にはちょーっとヒイちゃったしsweat02。ロマンのスケールがデカすぎてgawk


そんなわけで、大好きな分野だったにもかかわらず、作風のテイストがわたくし的に合わなくて残念だったワweep

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