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2011年6月

2011/06/27

「名画とファッション」

1999年刊の小学館ショトルシリーズ、深井晃子氏著book


フツーの美術書ではほとんど語られることがない絵画artの中のファッションribbonに光を当てたビジュアル叢書で、16世紀から近代までのヨーロッパの服飾の歴史が概観できるようになってるのね。こうして改めて服飾にフォーカスして見ると、素材感のイキイキshineした表現なんかがはっきりわかって、やっぱり画家の力量にホレボレするばかりlovely


絵画のカテゴリーとしては、ロココはわたくしあんまり好みじゃないけど、この時代の女性のドレスはやっぱ見てて楽しいワーhappy02。コッテコテのレースやフワッフワのチュール、ツルッツルのサテン…金dollarに糸目をつけず作るとこんなことにまでなるのかcoldsweats02、ってなもんねsmile


ファッションは時代精神の反映でもあるので、その基盤となる社会、さらにそれを作り出す産業の発展など、その背景にまで触れられてて、ファッションというのも侮り難いものですねconfident


んがしかし、深井さん、パリで美術史を学んだとはとても思えぬ初歩的なミスを、絵画解釈でしちゃってて、著しく信用性を失ってるのよね~down。スペインの宮廷画家、ベラスケスの有名な「ラス・メニーナス(女官たち)」について、『壁に国王夫妻が肖像画として登場している』などとキッパリ書いちゃってて…wobbly。……編集者も指摘してあげなヨ~sad


でも、絵画を観るときに、ファッションにも関心をはらってみる、という新しい楽しみをまたひとつ持てるようになったワ~good

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2011/06/23

「ロココのスカートをまくった男モーツァルト」

コケオドシtyphoonみたいに長ったらしい経歴が裏表紙カバーに連ねられてる永竹由幸氏著book。表紙の絵artが池田理代子さんheart04だったのと、わたくしの敬愛するモーツァルトnote関係の本だったので、思わず手に取ったものだったんだけど、結構しょーもない本だった…down


要はモーツァルトが、封建的な貴族社会に反旗を翻していたんだよ、ってことを言ってるんだけど、そんなの今更言われなくたってわかってるワイ、な感じgawk。ただ、宗教改革の時代背景やイタリアの各都市の歴史などを下半身kissmark中心にわかりやすく簡潔にまとめてあるところは勉強になったワsmile


前にオルフの「カルミナ・ブラーナ」の詩がものすごーく下世話だったのにビックリsweat02したことがあったんだけど、これを読むと中世ドイツの修道士たちって結構ヤリたい放題だったんだーッcoldsweats02てことで、わたくし、ナットクシマシタcatface


ってなことで、いろいろ面白い記述も多いんだけど、なんか井戸端会議してるみたいに急に小姑っぽいjapanesetea小ネタをあちこちにブチ込んでくるところが、結構ウザいのよねーsad。まぁ、じぃさんだから仕方ないかpig


それにしても、こんだけ「今の日本の大衆」をバカにしまくった発言を繰り返しておきながら、そのバカを相手に本出して印税稼いでるんだからdollar、きっとワライimpactが止まらないことでしょうなgawk。この人の著作は二度と読まないことにしますbleah

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2011/06/17

「カラヴァッジョ 灼熱の生涯」

まだまだ続く、バロック熱on。デズモンド・スアード氏著、石鍋真澄氏・石鍋真理子氏訳。近年資料的な新発見searchが続き、その生涯が明らかになりつつあるバロックの巨匠カラヴァッジョについて書かれたものbook。とにかく訳がコナレてないぃ~despair


どういうわけか著者プロフィールがなくてwobbly、どこのどなたさんなのかよくわかんないんだけど、訳者あとがきによるとフランス系アイルランド人の家庭に生まれ、イギリスでベネディクト会の学校、ケンブリッジ大学で学んだ歴史家・著述家なんだそう。自身がマルタの騎士だそうで、ヨーロッパの騎士団についての研究書もいくつかものしているらしいのね。


そのあたりの背景を持つ著者が、「人間カラヴァッジョ」を描くpen。とっても説得力があって、おそらくもっと訳がよければ、ずしーッwaveと来た作品だっただろうなぁ、と思うわけで、ものすごーく残念なのよねーweep


芸術においてはチョー天才shineなのに、私生活はグダグダtyphoon。って人は昔は結構いたようで、わたくしの敬愛するモーツァルトheart04もそれに近いかな?(モーツァルトの場合は精神年齢が低すぎsmile?)カラヴァッジョの場合、最後は殺人thunderまで犯してしまう暴力的な人物だったらしい。でも彼の作品から伺えるのは、彼が本質的に宗教画家であったこと、しかもそれは非常に深い精神性diamondに裏打ちされたものだった、ということを著者は書いているわけ。


教皇の肖像画artまで描き、有力なパトロンdollarも何人もいたのに、時代を先取りしすぎて作品が受け入れられなかったり、しかしその一方、かなりオレ様的な部分もあったようだから、その破壊的な生き方は、今なら精神的な病を疑われるものだったのかもthink


わたくし、この本を読んでて深く頷かされたのは、彼が『気質的には反逆児だったけれど、宗教信条においては熱狂的な正当派だった』ということ。キリスト教信者じゃないわたくしでもカラヴァッジョの作品には胸打たれるもんheart02。『彼の芸術が時間を超越した質の高さを持つのは、それが祈りと瞑想から生まれているから』なのねconfident


宗教的信仰と、どうしてもコントロールできない暴力的な生き方の狭間で、引き裂かれて苦悩していたカラヴァッジョ。彼の、深い精神性みなぎる作品たちが、激しい苦悩の固まりから生まれたと考えると、なんとも切ないものがあるワweep


でもやっぱり、そいういう芸術家の作品は魅力的なのよね~shineshine

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2011/06/13

「劇的?やりすぎ?バロックって何だ?!」(09年11月22日放映)

<バロック>つながりで、NHK教育「日曜美術館」tv。またもや1年以上前に録画して放置プレーだったビデオをひっぱり出しましたcoldsweats01


いや~、ゲストの青山学院大学教授・福岡伸一先生、めちゃカッコイイわ~lovely。分子生物学者である福岡先生の、クレヴァーなしゃべりshine、感覚的な領域にある美術作品artへの科学的で明確な解釈pencilは、MCkaraokeの姜尚中さんとタイはるスマートさッsign01こういう芸術関係の専門家じゃないところの科学者の解釈って、まったく違う視点から作品を照射flairするもので、ほんとーに視野が広がる感じがするのよねfuji。スバラシーsign01bell


これと似たようなことは、ミケランジェロとベルニーニの「ダビデ像」の造形を比較した金沢医科大学教授の篠原治道先生のコメントにも言えてるgood。解剖学が専門の篠原先生はミケランジェロのダビデ像の筋肉を観察してeye、緊張する「胸鎖乳突筋」(首筋)の上に「外頚静脈」が浮いているという部分を指し、ダビデの内面における精神の非常な緊張thunderをバシッimpactっと指摘するわけ。スゲーcatface。それに目をつける篠原先生もスゴけりゃ、そんな表現をシッカリしてるミケランジェロもスゲーcatface。篠原先生は、ベルニーニがダビデに石を入れる袋pouchを持たせ、その足下の竪琴noteから、鑑賞者が一目で何が表現されているかわかるように作品を制作していることを指摘。それって劇場的であるバロックの特性そのもの。それと比較してミケ・ダビデは、彫刻家の意図のみ表現された作品であると。するどーッcoldsweats02sign03


この2体の作品に対する福岡先生のコメントもまたステキなのよね~lovely。はぁ~、エクセレント~heart04。しかし、もっとも愛する画家のひとりがフェルメールってのはフツーだナgawk。ま、その理由がこれまたマーヴェラスdiamondなんだけどサー。チッsign01


それにしても、ルネサンスとの比較でいうと、音楽と絵画、建築はバロックの方がオモシロいのに、彫刻はルネサンスの方が奥深くてよろしい、ってカンジになっちゃうのが不思議よね~typhoon。性格的にバロックなわたくしはcoldsweats01、円満で調和的なルネサンスsunにアコガレるheart02、ってとこかしら~catface

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2011/06/11

五稜郭公園の藤棚

引き続き、五稜郭公園ですcloverhappy01


Dvc00016_2 お堀を渡ってすぐのところに藤棚がありますcute。なんだか、20年前に見たときよりなんとなーくコジンマリchickしたような気がしましたが、気のせいかな~think


Dvc00012 淡い藤色と、アイボリーっぽい白の藤が植わっています。この下を通るとものすごーく甘い香りがしますheart04。シアワセ~note


Dvc00009_2 藤棚を通り抜けて、フッと振り返るとこんなカンジflair。五稜郭タワーがバシッsign01と見えますgood

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2011/06/07

五稜郭公園のお堀

やっとこのところ函館も暖かくなってきましたsun。ひなたを歩いていると暑ッsweat01sign01ってカンジhappy01

Dvc00003Dvc00005_2 先週の日曜日の五稜郭公園clubと、今満開のマッシロのつつじですcute。実はわたくし、まだ、新しくなったタワーと公園内の奉行所に行ってないんですよねーwobbly。近くにいると、「いつでも行けるわー」なんて思ってsnail

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2011/06/01

「アリスの国の不思議?」

Img102 先日の日曜日の夜、わたくしのヅカ仲間note、タラこさんのダンス発表会が函館市芸術ホールで行われました。「青山眞理子ダンススタジオ第13回発表会」。いや~、アマチュアの発表会ですけど、「ならではの味」で、とっても楽しませていただきましたヨ~happy01


前半はスウィングやデキシーランドジャスを中心とした曲でスタンダードなタップダンスのご披露notes。オープニングの「ニューヨークニューヨーク」はタカラヅカみたいでカッコよかったですね~drama。実は前半はちょっと会場入りがギリになっちゃってdash、目立たないように座ろうと思って2階席の上から見てたeyeので、肝心のダンサータラこさんがどこで踊ってるのか、イマイチわかんなかったのよねーcoldsweats01。たぶん、アレか?なカンジsweat02


後半はぐぐっと前にimpact前から2列目で砂かぶり席(相撲かsign02)。みなさんの表情もバッチリ見えて、楽しそーにニコニコhappy01しながら踊ってるおばさま(失礼sign01)からキンチョーされてるのか能面のように無表情gawkなおじぃさん(なんか一生懸命なカンジが伝わってきて、わたくし胸が熱くなったワheart01)、自らのダンスィングに酔いしれながらlovely踊ってるお兄さんまで、見ててこっちまで楽しくなっちゃう~cute。あぁ、人生を豊かにする趣味ってスバラシいッhappy02sign01


で、「アリス」と「アラジン」が合体したみたいなミュージカル「アリスの国の不思議?」は、想像していたのよりずっと本格的でビックリwink。我らがタラこさんは、男役2番手が演じるところの悪役catface。わたくし的には、アリスちゃん連合と悪役タラこの壮絶なバトルimpactbombの末、悪役タラこが成敗されるwobbly…って展開をワクワクheart02しながら期待してたんだけどsmile、急にすばらしいダンサーの王様crown(ゲストのSHUNさん、チョースバラしいですねーッshinesign01東京で見たオリジナルキャストの「NOISE AND FUNK」以来の感激sign01)が出てきて、総踊りのエンディングになっちゃいましたnotes。…で、結局どーゆー結末だったんでしたっけsweat02


ちなみにわたくし、帽子屋見習いクンchick、気に入りましたゼsmile。2人のアリスちゃんからダメ出しを食らった時の、あの「ガックシ…down」、あまりにナイスで笑っちゃいましたhappy02。次回は彼が主役のコメディを、ぜひsign03


自称「カラダが固い」タラこさんでしたが、そこはベテランの味bottle、亀の甲より年の功(キェー、ゴメンナサイ~smile)、熟練のワザpunchでもってエレガントなダンスboutiqueを見せてくれてましたshine。ダテに娘役にキビシい目eyeを向けてるわけではありませんsmile


わたくしもシロート笛吹noteとして、発表会には何度も出させていただいてます。みんなでひとつの作品に取り組み、作り上げる楽しさは何とも言えないものがありますよねfuji。年齢も生活環境もバラバラだけど、だからこそ気づかされるflairこともたくさんある。お年寄りの方には、たとえ技術的には上手じゃなくても、懸命に取り組むその姿勢diamondに頭が下がっちゃったりするし、超多忙な人には、その限られた時間の中で欠かさず練習を積んでくる姿勢spadeに感嘆させられたり。わたくしも趣味を持ってるおかげで本当に世界が広がってますsun。今回は、そんなことを改めて感じさせられましたconfident。タラこさん、ありがとーupup


あと、いつも思うことですが、こういう舞台を設定してくれる先生たちにも、ほんとーに感謝ですheart01。生徒さんたちに発表の場を作ってくれるってことは、事務方も含め大変な労力だと思いますconfident。私の先生は、「それが楽しいし夢だし。」なんておっしゃっていますがtulip


さて、いつかわたくしもダンサータラこさんのアクセサリーring担当として参加させていただきたいので、ぜひタラこさんに、お姫様ribbon役はムリとしてもsmile公爵夫人rougeあたりの役をぜひお願いしますsign01ゴージャスなのshineshine、作りまっせーrockhappy01

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