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2011/07/01

「やさしいダンテ《神曲》」

作家、阿刀田高さん著book。ヘタレなわたくし、詩歌を読むのがチョー苦手sweat02なので、もとより原典(っていうか、翻訳したやつ)を読む気はサラサラないわけで、手っとり早くさらっちゃえーっってカンジでcoldsweats01


後のヨーロッパ芸術に多大な影響を与えたといわれてる「神曲」、断片的な知識しかなかったんだけど、この本でよーッくわかりましたsign01すなわち、21世紀に生きる凡人である日本人のわたくしには、その神髄は全ッ然わかんないッbearing、ってことをpunchimpact


そりゃ~そ~だわよね~、1300年代に生きたイタリア人の識者が、徹底的にキリスト教の世界観で歌った死後の世界が描かれてるんだもん…。当時、ダンテさんが置かれてたフィレンツェでの政治的立場やら、彼が心酔する神学者・政治家・キリスト者の著名人やら、ローマ・ギリシャ神話やら、とにかくそういった背景を熟知してないと、なにひとつ読み解くことができないのよ~typhoon


しかも、今キリスト教信者じゃない人間が読むと、「なーんかヘーンなのーcoldsweats02」ってなっちゃう。キリスト以前の人たちは全部「地獄」の入り口に放り込まれてる(つまりキリスト教信者以外は全部ダメダメng、なわけ)のに、ダンテの案内人はキリスト以前のウェルギリウスで、地獄でダンテくんが迷ったりすると、アリストテレスの言葉を思い出せsign01とか言う。アリストテレスって古代ギリシャの哲学者じゃん。なんでーsign02


だけど、「地獄」におけるいろんなゲロゲロ、グログロ的描写thunderはかなりスゴくて、作者ダンテの卓越した想像力と創造力が伺われるわけで、傑作と言われる要素のひとつなんだろうなぁ。わたくしが14世紀の読者だったら、もー、恐ろしすぎてshock、ゼッタイ生活態度変えるッsign03それにひきかえ、「天国」の描写は、ホントーにスバラシいトコロなんだろーなー…fuji、とは思うものの、イマイチピンflairと来ない。これでもかこれでもか、と繰り出される光輝くshineshine魂の描写に、なんかだんだん、飽きてくるgawk。…あぁ、こんなことを思ってる段階でわたくし、速攻「地獄」に付き落とされるんだろうなぁdownbomb。ただ、ちょっと心に残った一文があって、それは「天国」でのアダムが言ったこと。『人間の理性が創り出すものなんか天体の動きに左右され、長続きするものではない。


ま、そんなこんなで傑作「神曲」はわたくしが立ち向かえる作品じゃあない、ということはわかったんだけど、面白いのはこのダンテくん、狭い世俗世界の(フィレンツェの政治的な)ことでぐぢぐぢぐぢぐぢグチってたりdespair、「地獄」のあまりの恐ろしさに何回も気を失ったりbearing、聖女とも崇める最愛のベアトリーチェちゃんribbonにメロメロだったりlovely、結構ナサケナいオトコなのよね~chick。それなのに、なにゆえ神の寵愛heart02を受けて生きながらに死後の世界巡りshoeができたのかッsign02…ナゾだ…snail

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