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2011/10/07

「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」

いやー、やっぱり篠田さんの作品、スゲーhappy02sign03篠田節子さんの2011年7月出版の4つの中編集book


いずれも「げぇ~、気持ちわるぅ~sad」ってカンジの生理的嫌悪感とそれに伴う恐怖感を抱かせつつ、そこはかとないユーモアも振りかけるあたりがほんとーに名人芸crown。で、そういう人間の肌感覚をものすごく刺激するものでありながら、素材は科学的なものであったり、経済的なものであったりして、この異質なものを有機的に融合する筆力がとにかくスゴいッsign03


その筆力は、物語にものすごいドライヴ感dashを生み出していて、ラストまで一気読みすると、それまでの生理的嫌悪感と恐怖感を抱かせる種明かしがあって、ここまで来ると、篠田さんのその表現力のスゴさimpactが、もうハッキリクッキリわかっちゃって、もー脱帽drama以外ありえない、って仕組みgood


篠田さんの重厚な長編もとってもスバラシいんだけど、中編のスピード感dashもハンパなくて、ストーリーが予想外にグリグリtyphoon逸脱していく様子は筒井康隆チックsmile。特に表題作「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」は、近年わたくしが読んだ中ではピカイチだったワーッshineshinesign01


時代への批評精神も通奏低音のように流れていて、同時代の作家の作品を読む意味の、ひとつの形がここにあるfujiってカンジ。


篠田さん、わたくし、一生あなたについてきますheart02sign01

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