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2011/11/30

「薄暮」

2009年刊、篠田節子さんの“芸術シリーズ(とわたくしが勝手に名付ける)”ものbook


新潟の、埋もれたまま物故した郷土画家artの作品が、地元の支持者の活動により全国に知られるようになる経過とその結果巻き起こる騒動を、画集を編纂した出版社の編集者の目eyeを通して描いた作品。


相変わらず、舞台となる業界の取材は丁寧で奥深く、ものすごく説得力があるのよね~diamond。日本における絵画の価値って、こういう風につけられていくんだー、ってのがわかっちゃうcoldsweats02。踊らされる方にはもちろんなりたくないけど、かと言って踊らせる方にもなりたくないもんだわ~。でも、後日談として終章に登場するフィクサーshadowは、クサさ満載typhoonのチョー魅力的な人物なのよねwink


このオッサンを始め、夫の作品が有名になっていくにつれ精神を病んでいく未亡人rouge、田舎特有の微妙な閉鎖性を持つ支持者たち、地元の素人評論家はどちらかと言えば肯定的に描き出されているのに対し、語り手である編集者、橘には結構キビシい批評性が突きつけられてるthunderのは、著者に思うところがあるんでしょうかthink??

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