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2011/12/11

「脱原発社会を創る30人の提言」

うーむ、はっきり言って期待ハズレthink。だって、具体的提言がほとんどないんだもん。まぁ、言論人とか文化人さんってヒトたちの、これまで口をぬぐって来たことに対する反省の弁はいいとしても、被災地に自分はこんだけ貢献した的な自慢も混じっちゃってるあたりがいかにも怪しいしぃdown


「30人の提言」と題されてるけど、その半分くらいは、要は「あんたたち、意識を変えなさい」ってことなのよ。そんなもん、もうわかってるっつーの。あとは、「いかに原発はよくないか、東電と国はダメか、放射線汚染がひどいか」、を述べてるだけ。それもわかった。「コスト的に原発が優れているというのはウソ、原発を全部止めても実は大丈夫、自然エネルギーでの供給は十分に可能性がある」。なるほど、そうだったのかflair。じゃあ、そうしましょうよsign01…んで、わたくしたちはどうすればいいの?


この本では、政治に関する提言がひとつもない。これは意図的なものなんだろうか?国を動かすには金が必要なわけで、いや、ワイロとかそういう金じゃなくて、どこにどう国家予算をつけるか、によって国のあり方は変わる。「こういう社会にする」というビジョンは、予算によって実現する。では、予算は誰が決めるのか?国会議員ですね。では議員は誰が決めるのか?それはわたくしたちですね。わたくしたちの望む社会を実行する議員を、選挙で選ぶことが出来るわけです。そのところがずっぽり抜けてるのはどういうわけなんでしょうか?政治なんかに期待するのはバカだ、ってことなんでしょうか?


世田谷区長の保坂展人氏が、『脱原発は政治的テーマではない』と書かれているけれど、わたくしにはその意味がわからない。今こそそれをテーマにすべきなのでは?それって、日本のエネルギー政策と同時に国内の過疎地についての問題ですよね?原発事故後、北海道の岩内町という泊原発の隣町の町長選挙があり、原発推進派の現町長が再選されました。立候補締め切りぎりぎりまで対立候補が現れず、これではいかんと立ったのが共産党の候補者。4分の1の票を獲得した事実を、保坂さんはどう読むんでしょうね?脱原発は、首都圏で便利な生活をほんの少し我慢すればいい人たちにとってはごく当然の選択ってことなんでしょうか?


提言のなかには、ヒステリックに国と東電にすべての損害賠償を要求するものもありました。東電はともかく、国に賠償させてもおサイフの中身は結局は国民の税金ですよ。東電をつぶさぬよう救う金も税金。野田某らの懐は痛くもかゆくもない。そこに身を切るような責任感も当事者意識も生まれるわけがない。ゴミ同然の議員たちが一番畏れるのは、落選して「タダの人」になること。これだけ脱原発を「提言」するんなら、「わたくしたちが望む社会を実現させない議員は必要なし。」ってなことを言う人がひとりはいるかと思ったら、皆無だったワ。


まぁ、残念ながら、日本がこんなどうしようもない国になり果てているのも、国民の選択の結果なのよねぇ~weep

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