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2011/12/22

「ダイイング・アイ」

東野圭吾氏2007年刊行のサスペンスものbook


毎年膨大な数にのぼる交通事故死亡者。そして人が亡くなっているのにもかかわらず、加害者への軽い刑罰。この不条理を東野氏の一分野である、ファンタジックかつオカルティックに描いた作品。


読み終わってみれば、重めなテーマをエンターテインメントに傾けて描いてるせいで、焦点がぼやけたカンジthink。内容的にもありがち系。なんだけど、なにせ、ただ今驀進中の人気作家、描き方がとにかくウマいのよねーgood。ナゾの美女、失踪する恋人、交通事故の真相、バラバラのピースをラストにピタッとハメる筆使いpenが相変わらずお上手ですdiamond。ただし、記憶喪失ってゆー反則技はあるけどdown


主人公の前に現れるナゾの美女がものすごーくミステリアスmistで、やたらセクスィーkissmarkでやたらヤリまくりcoldsweats01。この、東野氏にしては割とめずらしいえっちシーンが、全体においてどういう意味を持つのかイマイチよくわかんなかったわtyphoon。加害者である男を性的に征服する勝利感なのか、ナゾの美女の“異常性”あるいは“不可解性”の発露なのか、はたまた単なるウハウハ読者サービスなのかsmile


しかし、帯にあった『東野圭吾だから書きえた「悪い奴ら」』は、本家と比べると残念ながらコツブchickちゃんだったわね。

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コメント

お久ぶりです。本年もよろしくお願いいたします。

偶然にも、私もこの本を年末に読みました。かまど姫さまもおっしゃっているように、東野氏の「読ませる力」はすごいですよね。スイスイ読めました。

が、この本に関しては物語としては少し強引というか、タイトルにもある「眼」の生かし方が弱いなあと思いました。

えっちなシーンはこれ見よがしで、ただの読者向けサービスだと思いますよ~。

投稿: kusabue | 2012/01/11 22時00分

kusabueさまsun

こちらこそよろしくお願いいたしますsign01

ははは~、やっぱり読者サービスですか~happy02。それにしては回数多過ぎcatface

「眼」はオカルト系ですよね。一応伏線は張ってはありますが、それだけでは説得力がイマイチ、っていうか東野さんは科学系のイメージが強すぎるので、「あれ?これで終わり?」って印象なんですよねdespair

東野さん、自らハードル上げてますからね。今後のファンタジー系はウルトラCレベルの作品を期待しますsmile

投稿: かまど姫 | 2012/01/12 22時20分

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