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2012/01/10

「軋む社会」

東京大学大学院教育研究科教授、本田由紀氏著book。サブタイトルは「教育・仕事・若者の現在」。


まずは裏表紙から。『夢を持てない。将来の展望が見出せない。社会の軋みを作り出したのは一体誰なのか。その負荷を、未来を支える若者が背負う必要などあるのか。非正規雇用、内定切り、やりがいの搾取で拡大する「働きすぎ」・・・今、この危機と失意を前にして、働くことの意味はどこにあるのか。若者の苦しみを解き放つ糸口を探る一冊。』


社会学者らしく、統計とフィールドワークを根拠としての現状分析は説得力がありますgood。んが、やっぱり社会学者らしく、解決の糸口としての提言はかなりの部分理想論。ただし専門高校の復権という提案は、ひょっとすると日本人の親の認識に変化が起きれば、実現の可能性はありそうな気はしました。


ここでいわれる「軋む社会」の原因は、そのほとんどが、日本の産業界とアメリカの「期待」に安易に迎合する日本の政権担当者らの浅はかさだと思うんですけど…gawk


なぜ若者が排除されるのか、それは選挙によって自分たちの利益を代表する人間を政権に送らないからです、早い話が。イマイチ好きじゃないけど橋下さんも言ってマス。なぜこんなにも正規採用されるための就職活動が困難なのか。産業界からの圧力で規制緩和し、人材を景気の動向の調整弁に簡単にできるようにしたのは政治の為せるワザ。国の未来なんか省みず「今、ここにある圧力」もしくは「今、ここにある既得権益」に負けるアホ政治家たち…は、わたくしたちの鏡なんだけどサ。トホホsweat02


最近思うのは、この若者の就職難やら、原発やらTPPやら、いったいこの国の政権は国の未来を背負って立つ子供、孫世代のことを本当に真剣に考えてんのか?ってことです。片足を棺桶に突っ込んでるようなジジィが、自分の生きてるうちがよけりゃいいと思ってんじゃねぇの?子供、孫世代が安心して生活できる国じゃなきゃ、経済発展もヘッタクレもないじゃん。ってことで、最近のわたくし、マクロなレベルでイカってますpoutdash


本田さんは、虐げられている若者は連帯して声をあげろ、と言ってますが、わたくしは、連帯して選挙に行けsign01自分たちに有利な政治家に投票しろsign01と言いたい。キミらが選挙に行かないから、政治家どもにナメられんのだよchick。そしてますますキミらに不利な政策が知らぬ間に施行されていくわけだ。日本人もそろそろ本当の議会制民主主義の力を使わないとねwink


それにしても、本田さんは東大の先生だからご存じないかも知れませんが、今日びの大学卒業生の常識のなさ、使う日本語のヘンさには驚くべきものがあるんですよ~coldsweats02。企業の採用が厳選主義になってるっておっしゃってますが、せめてイミのわかる日本語の文章を書いていただかないと、仕事、出来ませんよ~bleah

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