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2012/03/28

宝塚月組公演「エドワード8世/Misty Station」

Img1182年8ヶ月ぶりの生タカラヅカ観劇は、キリヤン(霧矢大夢)のサヨナラ公演でしたweep。3月23日から東京宝塚劇場で始まった公演。キリヤンが初舞台を踏んだ1994年が、わたくしのタカラヅカ観劇の歴史の始まりだったので、ちょっと感慨深いものがありますconfident


お芝居は大野拓史氏作「エドワード8世 ―王冠を賭けた恋―」。面白い脚本でしたね~good。観るまでは、ベッタベタの脳天直撃スウィーツcakeを想像してましたが違いました。なかなかにオトナなテイストでわたくし的には気に入りましたok。前半はコメディ調、父親であるジョージ5世が崩御したところからシリアスに変化し、国際情勢も織り込んだ重層的な背景を提示していくことによって、デイヴィッド(エドワード8世)の置かれた状況とその後の決断の意味も深く感じられる作りになっていました。


人物造形も単純ではなく、主役デイヴィッドとロイヤル・ミストレス、ウォリスのやり取りもオトナ的な陰影が感じられましたwine。それが、いろんなものを脱ぎ捨てた後の2人のウェディングシーンにきちんと表れていて、深い苦悩の末のすっきりきっぱりした清々しい解放感shineをがっつり感じさせたのは、ひとえにキリヤンの表現者としてのパーソナリティのなせるワザだったと思いますfuji。ラストの「後悔しているに決まっている。」というセリフも、その後に続くお決まりのフレーズがなかったとしても、充分にデイヴィッドの心境を伝えるに足るキリヤンのお芝居でした。さすが、キリヤンdiamondshine


作者の大野さんも書かれているように、関係者がまだ存命している上に、世評的に評価が分かれるような人物を取り上げるのにはかなり勇気がいったことと思いますが、今作はフィクションとして楽しめましたし、ある意味、タカラヅカの演目としても一皮むけた内容だったんじゃないでしょうか…って、ものすごい久しぶりにオリジナルものを観たくせにエラソーにスンマセンcoldsweats01


ショーは齋藤吉正氏による「Misty Station ―霧の終着駅―」。齋藤さんのショーはほんとに久しぶりに見ましたが、相変わらず色彩感覚がおかしいbearing。あの、オウムさんたちの色遣いはないでしょうよtyphoon。最後の大階段は正統派の美しさを見せているので、ご自身でもやりたいこととタカラヅカの伝統との間で引き裂かれてるthunderんじゃないでしょうかねぇ。わたくし的には、秘境もののワンパターンはもう見たくないng。あと、一昔前のハード・ロックテイストものng。まぁ、作った本人以外理解できないつくりでもいいけど、衣裳含め表現があまりに古めかしいjapanesetea


いや~、それにしても明日海りおちゃん、メイク顔がカワユイィ~~heart04。杜けあきさん似のキレイさcute。わたくしにとってはマミちゃん(真琴つばささん)以来の好みだわ~~heart04。そして、なんだか観ていてすごーく勇気づけられたのが組長・越乃リュウさんclub。それこそまだ下級生だった頃から知ってるので、「こんなにリッパになって…ぅぅぅ…weep。」とナミダをこらえながら、フロントラインでバリバリimpact踊りまくる組長さんを拝見してました。


そしてやっぱりタラこさんとの間で話題騒然waveだったのが、専科のベテランさんお二人。一樹千尋さんの“たぬきおやぢ”ぶりhappy02を堪能した後のニンフにはのけ反らせていただきマシタsmile。芸の幅が広すぎるッsign01ソルーナ(磯野千尋)さんにはもっとガッツリ踊る姿notesを見せていただきたいです。“顔役”ダンスでは物足りないッsign03


さて、今回は昼・夜両方観劇しまして、昼は一番サイドから、夜はかなり前で、とそれぞれ違う席で観てみると面白いことがわかるんですよね~flair。昼の時は、ショーのヘンさがものすごく印象に残ったのに、夜、間近で見るとそれが気にならない。やっぱりこれがタカラヅカ・マジックなんですよね~catface。冷静さを失わせるSS席danger


しかし、これから100年200年と宝塚歌劇がハイクオリティdiamondなものとして続いていくためにも、客観的な視線が大切ですねbud

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