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2012/03/05

「不便から生まれるデザイン」

京都大学大学院情報学研究科准教授、川上浩司氏の著作book。いや~、難しすぎて90%は理解不能だったけどwobbly、まぁおっしゃりたいことは何となくわかったようなbleah?サブタイトルは「工学に活かす常識を超えた発想」。


便利と豊かさは同一視できるだろうか。不便は悪いことで、積極的な価値を見いだすことはできないのだろうか。不便の解消を試みた結果、思いがけない問題が発生することがある。ならば不便にも益が存在するはずで、その益をモノや方式のデザインに活かす方策を考えても良いのではないか。』ってことなのね。


「便利」ならなんでも良いのか?っていう疑問は、ヒトとして根元的な不安からくるもののような気がするのね。便利な機械に何か不具合が起こった時、もーどーしていーかわかんないtyphoon、ってのはやっぱマズいと思うsweat01。車carなんてその最たるもんだと思う。仮に暴走し始めちゃったりしても、今の車はエレクトロニクスだらけなので手のつけようがないじゃん。真剣に考えると実はスゴくコワいんだけどshock、コワいのでそーゆーことは起こらないことにして毎日使っちゃってる。そこんところ、この本では「ブラックボックス」と呼んでます。現在の最大最悪のブラックボックスは、言わずと知れた原子力発電所ですねdanger


そんなことで、今や「便利オンリー」は行きすぎてしまったのではないかと思われる現在、不便の効用として、以下の点があげられています。①手間を介した対象系の理解(可視性)②気付きの機会拡大③能動的工夫の余地と飽和しない習熟


この不便の効用って、実は人間として豊かに生きていくのに、本来的に必要なものなんじゃないかと思うdiamond。どれも「モノづくり系」「趣味系」「学習系」ってカンジだもんね。ボタン1コ押すだけで出来ちゃうなんてツマンないしdown。まぁ、でもわたくし的には家事系はボタン1コでいいワsmile


著者の専門である工学系は、本来「便利を追求する学問」なんだろうけど、ここはそれを逆手にとって「不便の益」をシステム的にデザインできれば、といった方向性を目指してるってことですね。この分野は心理的な要素も非常に大きいので、楽しく「不便の益」を享受できるようになれば、わたくしもありがたいと思うわけです。期待大デスnotes


さて、川上さんもかなりユーモラスなお方で文章にもその個性がジワッと滲んでいて、ところどころ声を上げて笑えるimpacthappy02ほどなんだけど、その息子さんがまたスバラシんだわーshinegood。『次男が「自動車免許とるの、気がノラない」と言う。エコエコ言いながら、CO2を排出することがわかっている装置を使う気にならないとのことである。息子が「オレの下宿にはテレビがない。なんでエコポイントもらえないんだ」と言う。実家のテレビは生産にも使用にもCO2を排出することがわかっているのにエコポイントがもらえたが、オレはそれ以上にCO2排出削減に寄与しているんだとのことである。』全くその通りだよねぇcatface。いいなぁheart04、わかものchick

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