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2012/04/01

「なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか」

久しぶりのタカラヅカ観劇の余韻で、これ。フリージャーナリスト、中本千晶氏著book。2年後の2014年に100周年を迎える宝塚歌劇について書かれたエッセー。サブタイトル「観客を魅了する「男役」はこうして創られる」。全体的にどのあたりの層に向けて書かれたものかイマイチよくわからない書物typhoon


1994年頃から2004年頃までヅカにめいっぱいハマっていたわたくしsun。ファンの方々の言いたい放題な論評を聞いていて(あ、わたくし自身も含めてですけど、もちろんcoldsweats01)、ほんとーにヒトの好みって様々なのね~って、思い知らされた貴重なヅカファン時代でした。「なんでそんなモンがそんなにいいのッsign02ひとっつもわからんッsign01」ってな具合にsmile


で、そのあたりの男役のこまかーいマニアックなコダワリとそれに対するファン心理の科学的な分析でも書いてあんのかと思ったら、100周年を目前にした雑駁な歴史もんでしたdespair。戦前からの「男役」「娘役」「トップスター」などについて、劇団刊行物などを丹念に調べsearch、時代とともにどのように変容してきたかが書かれていますpen。確かに戦前・戦後あたりの様子はへぇぇ~flairと思うし、男役さんの「髭」にまつわるハナシも興味深かった。だけどそれだけなのよねぇ。コアなファンにとっては特に目新しくもないだろうし、タカラヅカに興味のないひとにとっては、これを読んで「オモシロそうだ、ぜひ観てみたい」、と思うほどのもんでもないような気がする。なんか中途半端down。まぁ、あんまり熱く語られても困るかsweat02


タカラヅカの魅力shineは、いろんな才能が新陳代謝recycleしていくところにあって、その良さは、「男役」だろうが「娘役」だろうが「ゴールデンコンビ」だろうがなんだろうが、輝くものdiamondを持つ生徒には必ず見ているファンがいるってところなんだと思うのよね、数は少なくても。実際、昨今の生徒さんたちは「お嬢様芸」のレベルを遙かに超えてるupと思うし。


だからあとタカラヅカに欠けているものと言えば、優秀でセンスのいい作品を書ける作家さんの存在でしょうね。作家も新陳代謝してるので今はどうなのかわたくしにはよくわかりませんが、わたくしが見ていた時代はヒドかった…weep。一部を除いてそれこそ「学芸会」状態ribbon。これじゃせっかくの生徒さんのチカラdiamondも宝の持ち腐れだって何度思ったことかwobbly。しょーもない芝居しかかけられないなら、いっそダンス公演やガラ公演みたいな、一芸公演をバンバンimpactやって、芝居は質のいい作品だけを再演しまくる、新作は本当に練られた良品だけを1~2年に1回くらいリリースしてそれをロングランする、っていうのがいいんじゃないでしょうかthink


ってなことで、本文はぼんやり系typhoonだったけど、イラストの牧彩子さんの作品はサスガgoodですねぇ。表紙カバーの3等身男役は、わたくし的にはノルさん(稔幸さん)を彷彿とさせました。わたくしのヅカ仲間のタラこさん的にはシメさん(紫苑ゆうさん)かな~happy01

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