「なんでコンテンツにカネを払うのさ?」
現在大阪芸術大学客員教授、岡田斗司夫氏と弁護士・福井健策氏の対談。サブタイトル「デジタル時代のぼくらの著作権入門」。オモシロいんだけど、これってどこまで本気なのかなぁ~
?
オタキング岡田さんの、著作権について「私的複製が許される」んなら、養子縁組して1万人の家族だったらいいんだな?ってあたりの発想、イイですねぇ~。日本国民、全員家族になれば著作権はオールオッケー
、だわね?なカンジなんだけど、弁護士・福井さんによれば、常識的には10人未満程度なのではないかと。なんだ、ツマンない
。
岡田さんの論によれば、現在コンテンツだけで生活できるクリエイターは、日本では1000人、多くても1万人程度しかおらず、そもそもコンテンツをマネタイズするのは無理である、と。だから著作権方式でのカネの流通はやめて、コンテンツそのものへの課金ではなく、アーティストを養う別の仕組みを整えればいいのだ、とおっしゃってます。“オタキングダム
通販サイト”みたいなものに、コンテンツからそれに関するグッズ、日常品まで集めて売って、その利益をアーティストに還元する的な
。まぁ、ユーザーとしては、簡単に支払いができて、アーティストがそれで食って行けるんならそれでもいーけど
。
でも、これだと映画みたいな大がかりなものは作りにくくなっちゃうんじゃないかなぁ?
第一、著作権法はこのあたりの業界のひとたちがグリグリ
やって作られてきたもんなんでしょ?その人たちを納得させるのは至難の業でしょ
。
まー、だけどあれですね、結局内田樹氏も書かれているように、ユーザーとしては「カネを払う価値があるものにしか払いたくない」ってのが本音なわけで。あれ?ミもフタもない
?
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