« 「王様ゲーム」 | トップページ | 「ブラック・スワン降臨」 »

2012/05/04

「緋文字」

世界の古典を読むシリーズ、第たぶん4弾。ナサニエル・ホーソーン作book。なかなかに禁欲的で重苦しくnewmoon、アメリカにもこんな時代があったのか、と驚かされる作品coldsweats02


胸にAの文字を付け、罪の子を抱いて処刑のさらし台に立つ女。告白と悔悛を説く青年牧師の苦悩…。厳格な規律にしばられた17世紀ボストンの清教徒社会に起こった姦通事件を題材として人間心理の陰えいに鋭いメスを入れながら、自由とは、罪とは何かを追求した傑作。』というのが概要。


今では「姦通」なんつー言葉も死語なくらいだから(そういえば、高校時代のある先生は「不義密通」ってコトバがお好きだったなぁcoldsweats01)、この小説の中の登場人物の苦悩はあまりピンと来ないのが正直なトコロthink。まぁ確かに姦通の一方が聖職者で、彼の、気が狂わんばかりの苦悩はわからんでもない。そして、妻を寝取られた夫が素知らぬカオでこの青年牧師をジワジワとイタブる様子も下世話にオモシロいsmile。でもどっちかってーと、至ってマトモに見える女ヘスターと青年牧師が、なぜどのように「姦通」するに至ったか、の方がキョーミあるなぁ~catface。まぁ、でもそれだと「傑作」にはなり得ないのかsmile


それにしても、直截的な記述が多い現代の小説に読み慣れてるわたくしにとっては、このような遠回し的で装飾的shineな表現は洗練されていると感じる以前に、なに言ってるのかわからん状態になってしまうのがカナシいweep。やっぱり読解力が低下してきてるのよねぇ~down。シクシク。


でも、マジメな本編より序文「税関」の方が百倍オモシロかったワimpacthappy02。ぴりりっと皮肉が利いたユーモア満載で、ホーソーンさんの頭のキレthunderが冴え渡る一編good。自身が勤める税関の様子を随筆風に描きながら、ひとつのエピソードによって鮮やかに本編へと繋げる手腕は目を見張るばかりeye。かっくいーッdiamondsign03


やはりいつまで経っても、宗教観が根底に横たわる西洋文学は、真には理解はできそうもないデスdespair

|

« 「王様ゲーム」 | トップページ | 「ブラック・スワン降臨」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/213530/54632154

この記事へのトラックバック一覧です: 「緋文字」:

« 「王様ゲーム」 | トップページ | 「ブラック・スワン降臨」 »