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2012/07/27

「英国メイド マーガレットの回想」

1922年、15歳からキッチン・メイドとなり1931年に結婚するまでの9年間、英国の様々な中~上流家庭の住み込み家事使用人として働いたマーガレット・パウエルさんの著作book。オリンピックが始まる英国にあやかってみました~smile


わたくし、これまではほとんど「ご主人さま」サイドの小説bookやら絵画artなんかにしか触れたことがなかったもんで、この「ダウンステアーズ」からの「告発」に近い回想は、想像を越える内容でしたcoldsweats02。1968年の出版以来、この手記が「家事使用人を扱う歴史書にはまず真っ先に引用される重要な資料である」というくらい、それまで「使用人の思い」なんつーものは省みられることがなかったわけで、つまりそのような人々が「ものを考えている」「それを表現する」なんてことがあるわけない、と思われていたってことですね。でもたった44年前のことですよthink


マーガレットさんは、こどもの頃から本を読むことが好きだったせいで、非常に鋭い観察眼eyeと先鋭的thunderな考えを持ち、なんとか使用人生活を抜け出せるよう悪戦苦闘punchimpactする毎日を書き綴っていますpencil


最初に始めたキッチンメイドはとにかく労働がキツいshock。いくらヤングとは言え、今みたいな便利グッズがあるわけでもない状態で、毎日床、キッチン、食器を力いっぱい磨き続けなければならないなんて、もー全く想像すら出来ないbearing。彼女の場合は、それだけでなく精神的な劣等感により大きく苛まれることになるのね。同じ人間なのに金dollarのアルナシでなぜこんな不平等、不公平があるのかと。むしろこの「精神の公平性」を問う部分にこの回想録の価値diamondがあるわけです。


しかし、まぁぶっちゃけ、全編不満annoyと批判thunderとを並べまくってるのでcoldsweats01、たぶんこのマーガレットさんはいつの時代のどの階級に生まれても結局ブーブーpig言ってんだろうなぁ~、彼女、かなり自意識過剰なところがあるようだから。生まれるのが100年早かったわねsmile

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