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2012/11/30

神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフ デュオリサイタル

Img058やっぱりわたくし、神尾さんのプレイスタイル、すごくスキかもconfident。ひじょーに「実(じつ)」のある、とっても佳いdiamondステージを聴かせていただきました。昨日、函館市芸術ホールにて開催された神尾真由子さんとミロスラフ・クルティシェフさんのデュオリサイタルnote。オール・ベートーヴェン・プログラムで、曲目はソナタの7番、8番、9番。


2009年に札幌交響楽団の定演のソリストとして登場されたときに強い印象thunderを受けた神尾さん、あのときの挑むような目つき、押しの強いパフォーマンスから、なんだかすごく雰囲気が変わりましたねtulip。それは、見た目だけでなくその音楽からも感じられましたconfident


ヌードベージュの柔らかい素材のロングドレスで髪もアップに。足元にドレスの裾が泡のようにふわふわと落ちて、まるでボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」で描かれた海の泡のようで、神尾さんはそこから生まれたミューズheartのようでしたnotes


そしてその音楽がまたスバラしかったんですよ~shineshine。もう一切の迷いがなく確信に満ちた音楽は超高密度のダイヤモンドみたいshinediamond。数年前の“押しの強さで聴かせる”ものじゃなく、“音楽の表現そのもの”で惹きつけるものになっていましたbell。強音も弱音もすべての音に明確な意思が込められていて、こちらも一音たりとも聴き逃すもんかッpunchsign01ってチョー真剣モードspade。本当に質の高い、充実した時間を過ごさせていただきましたupupup


今回はデュオ・リサイタルということで、ピアニストは一緒に新アルバムcdを作ったクルティシェフさん。見た目オタクsmile。ロシアか東欧のご出身だと思いますが、音はなんかとっても温帯モンスーン気候的なのよ、これがwave。粘るジャポニカ米riceball。ポツンポツンと落ちてくる雨粒sweat02。重たいんだけど澄んだ音色でshine。アンコールのショパン「幻想即興曲」を聴いてるとますます「雨がぽつぽつ降ってきた北陸の水田」って情景が目の前に浮かんできちゃって~coldsweats01。ショパンと水田って…sweat02


で、このふたりが息ぴったりcherry。クルティシェフさんはソリストのスタイルでピアノを弾いてるにもかかわらず全然うるさくない。曲のアーティキュレーションに合わせて、ふたりの体の動きがシンクロしてるのがほほえましくてhappy01。まさにデュオですね。わたくしの席からはおふたりの斜め後ろ姿が並んで見えたんだけど、特に第8番の第2楽章、楽曲の美しさshineを少しの衒いもなく紡ぎ出すふたりがほんとーに素敵でした~heart02


もひとつ、わたくしが神尾さんのスキなところhappy01。それはパフォーマンスのすべてを音楽に捧げているところ。昨日は、髪をお団子状にまとめてたんだけど、それが飾りもない無造作なまとめ髪で、おしゃれで垂らしたというよりは後れ毛がほつれて落ちてます、みたいなカンジになってて、最近キラビやかな女性ソリストのステージに慣れていたせいか、最初はアレcoldsweats02?ってカンジだったのよね。で、メインである第9番「クロイツェル」ではきっと黒いお衣裳になっちゃうんじゃないかな~、なんつーわたくしのアサハカな予想を裏切る衣裳替えナシ。それが逆に、15分間の休憩は衣裳替えより精神集中thunderに使うのだ、と言われているようで、背筋が伸びる思いでしたconfident


神尾さん、音楽を奏でるときはものすごーく繊細clubなのに、楽譜をめくった後ページを押さえる左手が、ばしッsign01べしッsign01ってカンジなのが、わたくし的にはすっごくウケましたhappy02。地は乱暴モノsmile


そんなわけで、初めて演奏を聴いた日から約3年、変化していく“音楽の求道者・神尾真由子”の行く道を、これからも追っていきたいと思える夜でございましたnight

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