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2012年12月

2012/12/31

北洋硝子さん(津軽びいどろ)

まぁ~、どーしたらこんなイイ色がでるんでしょ~~heart04。青森旅行2日目、津軽びいどろの北洋硝子さんに行きましたdash。今回の青森旅行のメインはココ~happy02


朝、ホテルhotelから待機中のタクシーcarに乗り込んで、「北洋硝子というところに行きたいんですが、わかりますか?」と運転手さんに言ったらば、この運転手さん、「知ってますよ、知ってますよ。昔ウチの隣にあったんですよ~。母が、製品の箱詰めのパートしてたんだよね~。お客さん、目の付け所がいいねぇー。」って褒められちゃいました。うひゃひゃcatface


ショールームは、なんとなくスーパーの事務所の入口、みたいな地味ぃ~なカンジcoldsweats02だったもんで、思わず運転手さんに「ここで買えるんですよね…?」って聞いちゃったですよ。「買えますよ。私も久しぶりなんで見たいので、待ってますよ。」という展開になってしまい、ちょっとココロ行くまで鑑賞、というわけにはいかなかったけど、それでも30分以上はいたかなbleah


日常遣いの食器もありますが(ってか、わたくしはそれを買いに行ったんだけど)、ショールームには作家さんたちの作品がたくさんあって、これがめちゃステキなんですよね~shine。お値段も相当にスバラシんだけどもcoldsweats02。すごーくステキな色あいの大きな花器や茶道具が結構無造作に置いてあるところが商売ッケがないというか、なんというか…coldsweats01。ショーケースの中に置かれてた、何とも言えない深い奥行きを感じさせるピンク色の棗が特に素晴らしかったーdiamond。こっくりした(お土産の箸置きを見たTちゃんのお言葉)白(これって冬に一度溶けた雪snowがまたゆっくり凍ったみたいな艶めいた不透明白ってカンジなんだけど)を内に秘めたなでしこ色cute。言葉ではうまく言い表せません。お茶japaneseteaをやってたらぜひともゲットしたいと思ったかも知れないけど、お値段がン万円。うひーwobbly


ここの製品のうち、小物は市内のお土産もの屋さんでも見かけて、そちらの商品ラインはキャッチーnotesなカンジなので、ショールームと住み分けしてるんですね。


ここでもいろいろ買ったmoneybagのに、街中のお土産コーナーでも追加でいろいろ買っちゃいmoneybagました。断捨離中のハズなのにおかしい…bearing。なにかにとり憑かれてるとしか思えない…typhoon

Photo Photo_2 Photo_3

(青森の旅は続く~)

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2012/12/28

立佞武多の館

TatiticketTatiomoteTetiuraデカーッimpactsign01スゴーッimpactsign03よくこんなスゴいもん作っちゃうよなぁ~~~coldsweats02。五所川原人、タダモンじゃねぇsweat01。五所川原市にある立佞武多の館、行って来ました~car


ここはお祭り以外の期間、立佞武多さんたちが待機している場所なんですね~。それを観光客向けに資料館としても利用しているわけです。

Kumasannshita_2Yoshituneshitaわたくしが入ったときには、正面の大型スクリーンでお祭りの様子を流していて、薄暗かったんだけど、それが終わって両側に屹立する2基の立佞武多に照明が当たった瞬間、デカーッsign03高さ22メートルほどだそうです。全部で3基がデフォルトだそうですが、最新のものは東京ドームへご出張のよし。2基でも充分迫力でしたbell。しかし、デカいわりにお顔は丸顔で、なんか愛らしいのよね~happy01


うお~~っと小声で叫んで写真をバシバシ撮ってcameraいたら、スタッフのおねぃさんが寄って来られたのでわたくし質問責めscissors。どんな質問にでもビシビシthunder答えてくれます。サスガですshine

MiniomoteMiniuraで、わたくしずっと気になってた、デカ佞武多の足元にチンマリ立っているミニ佞武多を写真に収めていたら、おねぃさんが「それ、スタッフが作ったんですよ~」とジマンゲcatface。「後ろにもちゃんとクマがいるんです。」これ、その後ろにいる立佞武多「又鬼さん」をちっちゃくデフォルメしたものだったんですねー。「じゃ後ろも撮影しちゃお~smile。」「ぜひぜひ~happy01。」


そしてシースルーのエレベーターで4階へ。これがですね~、立佞武多のすぐ横をナメるように上がってくんですよ~happy02。これ、ナイスアイディアッgoodsign01動画movieを撮ってみたけど、フレームで切り取られちゃうので、ゼンゼン別モノになっちゃってますweep。これはぜひ現地でッsign01


4階は展望階になっていて、23メートルの立佞武多のてっぺんを横からじっくり観察できますeye。ここから螺旋状に下りながら、壁側に展示される資料を見つつ「五所川原立佞武多」の全てを学べるようになっていますpencil

Kuma1_2 Kuma2_6 Kuma3 Kuma4_3 Kuma5 Kuma6 Kuma7 Yoshi1 Yoshi2 Yoshi4 Yoshi5 Yoshi6 Yoshi7




ShutujinnkannbannShutujinn1Shutujinn2建物の壁の一部がががーっと開いて、お祭りの時は出陣するそうですdash。スゴいカッコイイ~~heart04。見たいなぁ~catface

SukettiKiji2Kiji1で、このドエライ高さの立佞武多を引き回すお祭りを復活させたのは平成に入ってからだそうで、ある民家houseから昔の設計図が見つかったのがきっかけだそうです。その復活の歴史を報道した地元新聞の記事がいくつか壁に転写されてるんだけど、見出しを眺めていくだけでも地元の人たちの熱気が感じられて胸が熱くなりますconfident。並々ならぬ苦労で初号基を作りあげ、少し動かしてみた後、古式に倣って火を放って昇天させるupwardright、あぁ、なんとドラマティックなcrying。その数年後、市の援助を得て現在の祭りの形になってきたようです。

HonegumiSesakuNebutatigai「ねぶた」の起源は諸説あるようですが、年にいっぺん、全精力punchを注ぎ込むものがあるってなんかいいですよね~happy01。“生きてる”ってカンジがするdiamondshine。それにしても何で五所川原のは「佞武多」っていう漢字を当ててるんでしょうtyphoon?フシギthink

(青森の旅は続く~)

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2012/12/25

津軽三味線会館~Part2

(~前の記事からの続き)

三本の弦を持つ楽器の世界的な分布と発達を展示したコーナーは、小さいながら分かりやすい展示になっていましたgood。特に、わたしくも演奏する地唄の三弦も含め日本の三本弦の楽器はみんな沖縄の三線から流れてきたものだということを初めて知ってビックリッcoldsweats02sign01しかも、中棹の地唄三弦と、太棹の津軽三味線には共通する形があったのですよッsign01それはーッsign01棹が胴のギリギリのところで鋭角に削られているのは地唄三弦と津軽三味線だけだってことなんですよーッsign03スイマセン、ヒトリで盛り上がってしまひました…coldsweats01。つまり高音までカキッthunderと音が出せるという特徴があるってことです。これにはそれぞれ理由があって、地唄三弦は筝(琴)や尺八と合奏するようになって幅広い音程notesで合わせられるように、津軽三味線は高音に向かってクライマックスを盛り上げるupために、ってことなんだそうですー。いやー、なるほどですーconfident。スゴいですーfuji。ちなみにこの2つ以外は、その部分はなめらかにまるく削られてますspa


このコーナーの右3分の1くらいのスペースに、地唄、長唄、義太夫、津軽三味線など日本の三味線たち5挺が展示されていてそれぞれの特徴がわかるようになってるんです。これまで地唄以外の三味線を近くで見たことがなかったので、ものすごく面白かったです~happy02。それこそ撥の違い、駒の違い、棹の太さ(正面の幅というより厚みの違いなんですねー)、弦の違いなどにいちいち、へぇぇぇ~flairってなもんです。異常に面白いですshine。わたくし、三味線という楽器そのものがスキheart04なのかもー。楽器おたくcatface


で、その隣のコーナー、津軽三味線の制作の過程も激オモシロimpact。分解できるのは地唄三弦も同じなので知ってたけど、胴の皮張りとか、胴の内側に綾杉という刻みを入れるとか、その職人技japaneseteaにこれまたビックリcoldsweats02。ほんと、楽器って工芸品ですよねー。芸術品になっちゃうものまであるけどshine


そして最後はお土産購入タイムmoneybag。わたくしの定番、自分用Tシャツt-shirtと、現在津軽三味線をお稽古中の後輩ちゃんに、本鼈甲製ミニチュア撥ストラップを購入present


Photoお昼は、会館のお隣のお土産物ショップ「マディニー」さん併設のレストランrestaurantへ。正しい観光客として「太宰らうめん」を食してみましたnoodle。地元産の根曲がり竹とワカメが乗って、やさしいお味happy01。ちなみに「マディニー」では、「津軽組ひも」のストラップを買いました。この「津軽組ひも」は金木在住の作家さんが創作する、青森県の伝統工芸品指定を受けているものなんです。わたくし、青森県のHPで知ったんですけどもっと一般向けに製品を販売してほしいなぁ~。HPに掲載されているバレッタ(だと思う)なんて、ほんとにステキなのよね~diamond


Photo_2お店を出たところで正しい観光客として「斜陽館」を撮影camera



というわけで、チョーマンゾク状態sunで金木を後にいたしましたcar

(青森の旅は続く~)

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2012/12/23

津軽三味線会館~Part1

PhotoPhoto_2もーめちゃくちゃ勉強になりましたワ~happy01。マイ東北ブーム第2弾・青森編にて、津軽三味線発祥の地、金木へ行って参りましたdash


新青森駅trainからレンタカーcarを借りていざ出発。カーナビの言うことに素直に従って左折したらば、「冬季通行止め」の表示がッsign01カーナビ、信用ならんッannoysign01しかし地図も持ってないので、別ルート検索にシブシブ従い、なんとか現場に到着しましたsmile


Photo_3Photo_4Photo_5金木といえば太宰治だけど、今現在は興味がないアイテムなのでcoldsweats01(学生時代には読んでたので、その昔斜陽館は訪れマシタ)、津軽三味線会館に直行shoe。イケメン君dramaがチケット販売をしてくれて、なにやら有無を言わせぬ勢いdashで向かって左の実演会場へ。100人が入るかどうかという専用会場には、団体様がいらっしゃって「おお。意外と盛況~notes」。師範であられる女性が、津軽弁と標準語のバイリンガルで、津軽三味線の構造や唄の内容などを簡単に解説しながら実演してくれますnote。楽器自体が進化を重ねてきて、いまや三味線の仲間では一番高価なものyenになってきているらしい。まぁピンキリでしょうけど、演奏家はだいたい200~300万円のものを使うとか。ウゲ…shock


実演では、演奏者のお師匠さんが昔使われていた古い楽器も弾いて、その音の違いも聴かせてくれましたear。進化した現代の津軽三味線には、豊かに倍音を発生させる「東(あずま)さわり」という金属ネジがついているため、この音色に慣れきっているわたくしの耳には、古楽器はえらい素朴に響きましたpenguin。団体客のおじさんおばさんも「おお~flair」っと歓声を上げてたから、やっぱりそうなんでしょうconfident


津軽三味線の歴史コーナーでは、津軽にひとりの天才的奏者(仁太坊さん)shineが現れたことが、独特の味を持つ“津軽三味線”が誕生するきっかけになったということを知りました。だけど、同じように天才的奏者が別の土地にいたとしても、おそらく“津軽三味線”にはなり得なかっただろうと思うと、やっぱりその土地が持つ風土のチカラrockというものの偉大さをシミジミと感じますconfident。曲の根底に流れるなんともいえない哀しみは、津軽の土地でしか生まれないものなんだろうと思いますdiamond



(続く~)

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2012/12/20

「『古事記』の世界」

今年は「古事記」編纂1300年にあたる年flag。なんか知ってるようで知らない「古事記」。例によってヘタレのわたくし、簡単なあらすじと解説に縋ってみようと、とりあえず、年末ギリギリセーフッsign01ってとこですsweat01。歴史画家・梅田紀代志氏画、明治学院大学教授・武光誠氏文、の絵解き古事記。サブタイトル「絵画と歴史で解き明かす」。


まえがきによると、「古事記」の物語から『自分たちは神が作られた自然に生かされていると感じて、人間や自然を重んじる良心を神の教えと考えた』という古代の日本人の思想が読みとれる、ということらしいんだけど、どーにも初めの方の神様がボコボコ生まれるあたりの衝撃impactがスゴスギて、あんまりそーゆーオゴソカな気持ちになれないのよね~coldsweats01。なんせ、神様のゲロやらウンコやらオシッコやらから子神様が生まれるっつーんだからsweat02。しかしつまりゲロやウンコやオシッコにも神様がいるってゆー完全なるアニミズム。奥深しcoldsweats02


子供のころ断片的になにかで読んだ逸話が、「これって古事記のハナシだったのかッflairsign01」っていう発見もありましたねeye。DSゲームgameの「逆転検事」シリーズに出てくる「八咫烏」の、聞いたことあるけどなんだっけ?っていう疑問も解決good


王族の系譜をガッツリ遡って創作してる部分が多いけど、その創作の背景に何があるのかという謎解きは面白いですねnote。古代史研究の醍醐味なんでしょうけど、「これだッsign01」ってビシッsign01っと確定できないところがまた隔靴掻痒shoeでもあり、大いなるロマンheart01でもあり、ってとこでしょうか。


それにしても武光先生の解説は、時代背景とか誰の御代のハナシなのかとか、一定のレベルupwardright以上の了解事項の上でサラサラとお話なさってるカンジで、入門者としてはちょっとわかりにくいところもあったわねぇ、正直down。っていうか、そもそもわたくし、漢字がずらずらっと並ぶ名前を読むのがイヤngで、高校時代、世界史を取ったんだったcoldsweats01。なんでこう神様の名前って長いのかしら~wobbly


さて、本書を読んで初めて知ったことのなかで一番カンドーheart02したのは、まとめ筆者の太安万侶さんが用いた文体について。古事記の編纂目的などを記した序文には、巧みな四六駢儷体を用いたとpen。この文体は、中国の唐朝の最新流行shineのもので、響きの良いnotes漢文だそうです。安万侶さんは、当時の日本における最高オシャレな知識人upであったってことですね。カックイーheart04。しかし物語本文には、書き言葉である漢文ではなく、話し言葉である日本の古語を使って書いたそうな。『万葉仮名のような漢字の音だけを用いた部分と、日本流の変体漢文体表記を上手に使い分けて、「古事記」を書き進めていったのである。』きっと安万侶さんって、本来の意味でのスマートなイケメンだったんでしょーねー。ひゅーひゅーnote


実はその序文を含めた古文と現代語訳(通釈)で古事記を読もうという試みの文庫(角川書店編ビギナーズ・クラシックス日本の古典シリーズ)も手元にあるので、安万侶さんの魅力spadeを少しでも味わえられたらいいな~と思ってるのよね。わたくし、ちょっとヤル気デスcatface

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2012/12/17

「震える牛」

相場英雄氏著book。BSEtaurusをテーマにした、一応ミステリー。全体的にもう一歩なカンジthink


主人公は、再捜査を担当する部署の「鑑取りの鬼」刑事。中野の居酒屋bottleで起きた殺人事件の再捜査をしていく過程はそれなりに楽しめるんだけど、犯人像、動機、犯行スタイルの設定、どれもちょっとアマいcakeんじゃないかな~。まぁ、もしかすると謎解き自体には主眼がないのかもしれないけど、「え?なんで?」っていうハテナsign02がしばしば浮かんじゃうのよねー。


もうひとりの中心人物がWebメディアの女性記者で、流通業界の巨人「オックスマート」の経営方針を鋭く批判する人物。その取材姿勢の背後に個人的な事情が潜んでいるらしいっていうことが冒頭で示されていて、なんだろうと思ってたら、「え…?それって逆恨みなんじゃgawk?」ってカンジでイマイチ説得力ないしdown


でも居酒屋メニューにある激安のハンバーグやステーキのからくりを元食肉加工会社社員の話を取材するくだりを読んじゃうと、もーキモチ悪くて…wobbly。だけどこのデフレの中で、どの商品にいくらの値がつくと正当なのかわかんなくなってるから、これ以下の価格のものは食べない方がいいngっていう目安がわかんないのよねtyphoon


残念ながらあんまり文章もうまくないので、最終的には「雑巾肉」のイメージが濃厚に残るだけの作品でした…sweat02。うぇ・・・shock

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2012/12/13

「暴行」

ライアン・デイヴィッド・ヤーン著book。田口俊樹訳。CWA賞最優秀新人賞受賞作crown。1960年代にニューヨークで実際に起こった事件(「傍観者効果」なる社会学用語を生んだ事件だそう)を下敷きにしたもので、実にアメリカンテイストな作品think


夜勤から戻ったキャット(カトリーナ)は、自宅のあるアパートメントの中庭で暴漢に襲われる。幾多の住人が犯行の模様を目撃しながら、誰も通報しない。彼らもそれぞれ、己の人生の岐路に立たされていたのだ-。』という筋書き。いや~、結構文字ものではいろんなシーンへの耐性はあるつもりだったけど、これはかなりヴァイオレンス度が高くて、読んでてちょっとうげーってなっちゃったshock。特にキャットが1度目に襲われてから(2回同じ犯人に襲撃されるsign01)、やっと救急車に乗せられるまでの描写は凄惨すぎるdown。彼女の、「こんなところで死んでたまるかーsign01」っていう懸命さが痛いほど伝わってくるだけに余計にweep


アパートの中庭で、薄暗いとは言え悲鳴まで聞いてear、襲われている彼女の影も見ているeyeにもかかわらず、目撃者たちは「こんなにみんな見てるんだから誰かが通報しているだろう」(傍観者効果)と関わり合いになるのを避け、自分たちの一大事にかまける。そんな中唯一、意識朦朧となっている彼女を発見し通報したのが、フランクさん。彼は彼で一大事が起きていたし、黒人であるが故の激しい差別を受けている人物ながら、一番マトモで人間的なものを感じさせるsun。そのほかの目撃者たちは、まぁ、それぞれイロイロあるんだけども(このあたり淡々と心理と出来事が描かれていく)、キャットがひとり、目と鼻の先でめっちゃくちゃヒドい目に合ってることを思えば、それがどーしたッannoysign01ってカンジなんだけども。アンタらこの先、ゼッタイ、ロクなことねーよ、ってimpactpunch


っていうのが一読後のフツーの感想。だけど、この目撃者たちのそれぞれのエピソードを取り上げてみるとそれだけでひとつの小説が書けるほどのもので、それを手際よく同時進行的に並べていく技はナカナカなもんですgood。著者はテレビおよび映画業界にいる人らしく、どーりでウマいわけだ。時制はすべて現在進行形で脚本のようなのよ。ガサガサした手触りのモノクロームに近いオムニバス・フィルムmovieを観てるよう。これ、ゼッタイ映画になるワ。


確かに暴行殺人事件に取材はしているけどそれがガッツリメインなのではなく、ピースのひとつだったのね。都会に住むちっぽけな人間たちのこれまたちっぽけな世界のつながりを描いた、エラい虚無的な作品だったなぁ~と思うわけです。ただ一筋の信じるに足る光shineは、キャットの生への執念と、フランクの妻との暖かい信頼感のみ…。それでもやっぱりヘコむワーbearing

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2012/12/10

「新月譚」

貫井徳郎氏著book。わたくしにとって初めての貫井本だったけど、なんだかなぁ~despairなカンジで、ファーストコンタクトとしては不幸な出会いだったかしら~snail


チョーぶっさいく(と自分で思っている)女子が、チョー魅力的なオトコと出会って、そのオトコの歓心を買いたいがためだけに整形手術で顔をガッツリ変え、小説を書き続け、結果としてチョーベストセラー作家になって大成功する、とかいう、ひとことで書いちゃうととんでもなくショーモナイ話なわけで…sweat02。直木賞の講評を見ると、林真理子氏がバッサリthunder切っちゃってるのもなかなかに趣き深いものがありますsmile


560ページもあるブ厚い本だけど、ページをめくる手が止まらないっつー反面、こんだけめくりまくっても、結局、「ふ~ん。」で終わってしまう読後typhoon。こんなにワシワシ読んでんのにピンflairと来ない、もっと何かあるはず、あるはずdash…で最後終わってしまうdown。貫井本ってどれもこんなカンジなんでしょうかthink??


手元に1冊、貫井本があるのでそれを読んでから判断しましょうかlibra

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2012/12/07

「冤罪と裁判」

冤罪事件も数多く手がける現役の弁護士、今村核氏著book。いや~、マジおそろしぃ世界ですワ~shock


最近冤罪事件が話題になってるけど、その発生する仕組を、警察の捜査段階、裁判における段階の両面においてやさしく解き明かす内容になってますflair。さらに裁判員裁判制度が導入されて、検証時期である今、捜査方法も含めた裁判制度の見直しも提言されてます。


もー国家権力がヤル気になったら、何だって、それこそ「白も黒」thunderに出来るっつーハナシはコワいワーcoldsweats02。わたくしも若い頃は、“虚偽の自白”について「やってないもんをやったなんて何で言えるんだッsign01」ってゴーマンにも思ってたけど、トシ取るにつれ、世の中イロイロあるもんだってことがわかってくると、人間ってそれほど強くないってことも納得できるようになりましたよdespair。いや、それにしたって、無実の容疑者に“自白”させるにあたり、現場の具体的な様子や犯行方法について“正解pass”が出るまで何度もやり直しをさせる、ってマンガか、そりゃdown


でも、そーゆー、フツーに考えれば「あり得ない」ことが通用するから冤罪が続々と生まれているわけで、わたくしたち一般人もそれは知っておく必要があるthink。この本に書かれている「冤罪を生み出す仕組」を知っているのと知らないのとでは、万が一濡れ衣を着せられたとき(100%ないとは言えない)の心構えが違ってくると思うのよね。


裁判についていえば、心情的にも警察と近い検察、人事が人質になっている裁判官coldsweats02、公正とは必ずしも言えない証拠提示方法など、構造的な問題が冤罪を生む土壌となっていることが指摘されていますpen。それが裁判員裁判で克服されているかと言えば、まだ充分とは言えないまでも、一部では「世間の常識」に照らし合わせた合理的な判決結果も出てきているというup


わたくしの大好きな2時間ドラマtvでは、冤罪を未然に防ぐ検察官や裁判官が登場するシリーズがたくさんありますhappy01。それがドラマになるってことは、現実では冤罪かも知れない事件を流れ作業的に有罪にしてるんじゃないの?っていう批判なのかしらねーsmile。だとすると2時間ドラマ、チャラチャラした皮を被って実は太いヤツなのかも。ヤルわねcatface

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2012/12/04

「短編五芒星」

舞城王太郎氏著book。なんか読書界ではヒジョーに評価が高い方のようですが、わたくし初読です。確かに面白い。でもそんなに話題沸騰sign01ってほどのもんなんだろうか…think


リアルの中にスルっと入ってくるシュール、いろんな映画からの借用、スピードある文体、どれも今風(?)なんでしょうねcoldsweats01。でも、それが?ってカンジなんだけどなぁ~down。わたくしの感性がニブってるってことなんだろうかsign02

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