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2013/01/24

「かくも水深き不在」

竹本健治著book。なかなかオモシロかったけど、なんとなしに読後は、ほいっと放り出されたsign05カンジかな~despair


5つの短編の連作になっていて、初出を見ると「鬼ごっこ」「恐い映像」「零点透視の誘拐」は文芸誌に掲載されていたもの、「花のクビキ」はケータイ文庫なるものに連載されていたもので、最後の「舞台劇を成立させるのは人でなく照明である」は書き下ろしとなってます。ひとつひとつの物語は、天野という精神科医がその語り手とカウンセリングを行っているという形式になっていて、それだけでは単なる落とし所のない不思議バナシっていうかミステリーで終わっているんだけど、最後の書き下ろし編で、一応の決着が為されることになってます。が、これも最後は深い闇の中…newmoon


最初の「鬼ごっこ」と「恐い映像」は読んでいると、共通の似たような場面が頭に浮かぶので連作なのかなーと思っていると、次の「花のくびき」では全く前2編とは色合いが違ってきたので、「あれ、これはそれぞれ独立したハナシなのか?」と思って次の「零点~」を読むと、またちょっと毛色が違う。むむむ?と思っているうちに最終章に来て、「おおうッcoldsweats02sign01やるなッsign01」とその構成に感心しているうちに、ラスト、あら、それで終わっちゃうの?っていう、なかなかにスリリングな展開を楽しめる一作ではあるのですがsmile


多少文体が幼いカンジchickがするけれど、独特の雰囲気がありますね。わたくしはよく知らない作家さんですけど、カルト的人気があるとか。あと挿し絵と装丁もちょっとコワい雰囲気mistで作品世界とマッチしていて印象的デシタgood

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