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2013/01/27

「ダチョウの卵で、人類を救います」

京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授・塚本康浩氏著book。ダチョウ、オモシロ過ぎhappy02。サブタイトル「アトピー、新型インフルエンザ、HIVも撃墜する夢の抗体発見秘話」。


いやー、わたくし、この著作を読むまで塚本先生のこと、全く存じ上げませんでした。幸い、アトピーも花粉症も新型インフルエンザもこれまで縁がなかったからかな~smile?先生はダチョウの卵を使って様々なウィルスの抗体を精製して、一部は商品化されてアレルギーに苦しむ人たちの救世主にならんとされているお方なんだそうですgood


その塚本先生の開発秘話を、主に鳥好きな少年少女たちのために分かりやすい文章でまとめたもの。後書きを読むまで、いくら関西人っつったってこりゃちょっとフザけ過ぎなんでないかいpout?と思ってたんだけど、少年少女向けなら喜びそうだなぁ、それで読者の中から、先生の研究をさらに発展させてくれる未来の研究者が現れるといいなぁ、と思い直しましたよ~happy01


並外れた生命力を持つダチョウdiamond。ケガをしても数日で傷はふさがり、1ケ月もすると新しい皮膚ができているcoldsweats02。少年時代から鳥好きだった塚本先生は、その生命力の強さから強力な免疫力を類推し、外部のキーマンとのコラボによって抗体の大量生産への道を作ったのだそうです。たぶん、周りの反応もそれまでは「は?ダチョウ?」ってなもんだったでしょうが、己の信念を見誤らなかった意志の人が最後に勝利するcrownってイイ話ですよね~。しかもこんなオモロいオッサンだなんてーsmile


それにしてもこれまで行われてきたラットやウサギなどの小動物の卵から精製する抗体のお値段がバカ高だって全然知りませんでした。鶏卵の30倍の大きさのダチョウの卵からとれる抗体の量は約4グラム。1グラムが10万円yen。で、ラットやウサギからのものは1グラムなんと数億円だそう…coldsweats02。ダチョウは1年に80個ほど産卵するそうなので、この本のタイトルも大げさではないようでdollar


しっかし、著者と写るダチョウの写真camera、ほっんとにオカシい~catface。にょっと伸びた首の上のぬぼっとしたカオ。ほやほやっとした毛が生えた頭に離れた目。著者に言わせると『びっくりするほどなにも考えずに生きている』愛すべきアホheart04。好奇心が強いのですぐに近づいてくるらしい。先生が持ってるバケツに「なになに?」ってカンジで近づいて中を覗いてるeyeダチョウ。カワイすぎーッheart02happy02sign01


卵といえども、何もしなければふつうにひなchickとして生まれてくるものを、人間のために犠牲にしてしまっているweep以上、恩恵を受けているわたくしたちは、ダチョウを愛する塚本先生の研究に快く税金を使っていただきましょうッsign01あ、会社が儲かり始めたらもういいのかwink

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