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2013/02/04

「フェルメールの仮面」

小林英樹氏著book。2000年に「ゴッホの遺言」で日本推理作家協会賞を受賞crownした作家さんだそうですが、この作品は、どーなんでしょー??なカンジthink


フェルメールartの贋作疑惑作品と、200年前の無名のフランス人画家のエピソード、現代を生きる日本人画家・折原(主人公)を重ね合わせつつ、絵画界の模写と贋作を扱った小説なんだけど、全体的に登場人物の設定に無理thunderがあるのと、細かいところでなんかすごく気になる部分despairがあって、没入できなかったワーdown


人物設定の謎のひとつは、折原の美術予備校時代のクラスメイト、夏目柚子boutiqueの存在。こいついったいなにもんcoldsweats02?ってのが最後までわからなかった。折原が巻き込まれた贋作事件の中心人物たちのシークレット社会になにゆえ存在できているのか。殺人まで平然と行う集団なのに、単に折原をミッションに誘い込む女として遣わされたのだとしても予備校時代以来の顔あわせの人間に依頼するか、フツーgawk。最初からアヤシイ雰囲気を持っていた柚子なんだから、実は黒幕の隠し子デシタ、くらいの来歴が欲しかったtyphoon


次に折原さん。修復・模写の世界的権威シャセリオ氏の弟子で腕はいいらしいgood。で、その師匠のひきで贋作騒動に巻き込まれるんだけど、あまりにナイーヴ過ぎてchick、いくら芸術家だってこれほどアタマボンヤリmistってことはないんじゃねー?ってカンジなんだけどgawk。まぁ、そもそもこの折原さんがボンヤリじゃなかったらこのハナシは始まんないんだけどねsmile。隆さんみたいに消されちゃってcoldsweats02


そして細かいところで、えーsign02だったのは、北海道の地元新聞社の描写。役職名が「編集部局長」「文化部編集長」「広報部局長」「販売促進部局長」「広告部局長」。どーゆー組織なんだ、ここは。部なのか。局なのか。しかも世界を揺るがすかも知れないスクープを記事化するかどうかの会議に編集以外の人間を入れることはありえんしng、ましてや記事化しない決定を「広告部局長」がしちゃうって…sweat02。こんな新聞社の新聞、読みたくないannoy


なんて、どうにも許しがたい欠点bombがある本作ですが、「模写」というものに対するシャセリオ氏の発言は非常に含蓄のあるものですねdiamond。芸術至上主義の超上から目線downwardlefteyeの発言ですがcoldsweats01。わたくしも「模写」に対する観方を改めた次第デスdiamond

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