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2013/03/31

「古代日本の超技術 改訂版」

現在、静岡理工科大学教授・ノースカロライナ州立大学併任教授で、長年半導体結晶の研究に従事してきたという志村史夫氏著book。もーむちゃくちゃ面白かったです~~happy02note。サブタイトルは「あっと驚くご先祖様の知慧」。


わたくし、生まれが超大金持ちdollarの家だったらゼッタイ伝統工芸の継承者の道を歩みたかった、と今でも思ってるくらい、職人っていうものにアコガレてるのよね~~heart04。なので、この春cherryblossom、日本の伝統工芸品の職人の勉強をしに新たに旅立つ決意をした、わたくしの高校時代からの友人Aに、大いなる敬意shineと羨望catfaceと激励diamondの想いを押しつけるものでございますdash。ギューギューsweat01


で、わたくし法隆寺も東寺も超大好きなので(まぁメインはどっちかってーと仏(ブツ)の方だけどhappy01)、1000年以上経過しても倒壊しない建築の秘密を常々科学的に知りたいもんだなーと思ってまして、とりあえずブルーバックス、手に取ってみましたpaper


内容の中心は日本の木材建築の最高峰fuji、五重塔の建築技術に対する絶賛で、昔の日本人職人の、「ものの本質を見抜く目eyeの鋭さthunder」をはっきりと示すものなんですねーshine。慧眼ってやつですねbell


まさに適材適所の樹種の選択から、理にかなった加工技術、1000年以上経過しても現役で使える瓦制作や製鉄法、これらに関しては現代の経済性優先の大量生産品に明らかに勝るサステナビリティーを有しているということなんですcoldsweats02。あぁ、ますます日本の職人、ホレるぅ~~lovely


そして、日本の古代人絶賛はまだまだ続きますon。青森の三内丸山遺跡や我らが北海道の南茅部町(函館市)の遺跡から発掘された縄文時代の中・後期の遺物から既に、かなり文明的な生活flairを送っていたことがわかってきたと。天然のアスファルトを釣り針fishに利用したり、硬玉の穿孔技術(翡翠のアクセサリーringなど用の穴あけ)の核は現在と同じだ、ってことなど。ここからわかることって、ひょっとして、種としての人間の脳の進化って実はほとんどないってことなんじゃないのgawk


この著作の特徴は、科学の最先端thunderの研究者が日本の古代の技術について語っていて、古代の技術に「負けた…sweat02」って言ってる点smile。現代人が「先端科学スゲーhappy02」とか言ってる技術のいくつかの原理は、すでに縄文~飛鳥時代に発見され、利用されていた、それどころか、考えうる限り最上の過程を経て実践されていた、ってことが断言されてるんですからconfident


そして、わたくしの友人Aに捧げたい本書の一節。『いま、この日本から、卓越した職人が急速に消えつつある。私は、このことを深刻な事態と憂慮しているが、コンピュータ・先端技術過信者には理解してもらえないかもしれない。そのことがまた深刻な事態である。職人が急速に消えつつあるのは、先述の「効率」と「経済性」を礼賛し、質より量を、「本物」よりも「安物」を尊ぶ現代の日本人の価値観と、それに追従する近代工業と不可分であるし、職人技のすごさを理解できない、それゆえに職人の価値を正当に評価できない日本人が急激な勢いで増えているためである。


友人Aよ、いつか人間国宝diamondshineになってくれsmilesign01

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