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2013/04/09

「ブラック企業」

NPO法人POSSE代表・一橋大学大学院社会学研究科博士課程在籍(社会政策・労働社会学)の今野晴貴氏著book。サブタイトル「日本をくいつぶす妖怪」。


これまで断片的に耳に挟んできた「ブラック企業」の実態が実例とともに紹介されていて、わたくしのようにぬるま湯spaにつかっているバブル世代にとってはとっても耐えられない内容shock。ここでは、実際に被害にあっている、あるいはこれからあうかも知れない若い人たちに向けての具体的な対処法だけにとどまらず、その社会への悪影響と問題解決に向けての提言など、新書ながら充実した1冊となっていますbell


「ブラック企業」のあくどいやり口は、これまでの「日本型雇用形態」すなわち年功序列・終身雇用の「いいとこ取り」なのだという記述にはハゲしく納得think。業務命令が際限なく有効なのは、社員の身分保証が手厚くされていたからなのだと。なるほどflair


だけどこの問題は実は新卒者だけのものじゃないのよね。正社員ももっと簡単に解雇できるようにしようという法律を検討しろっていう提言をする「有識者」がはびこる今、わたくしたち労働者はどうやって身を守ればいいんでしょうか?まぁ、経営者にとっては従業員は単なるコマだろうから、むしろ「従業員全員、早くロボットになんねーかなぁー。」くらい思ってんだろうなぁtyphoon。でもロボットは消費者にはなり得ないからねぇ、修理用部品以外はsmile


この本の中で、ブラック企業の一例として具体名は伏せられてるけど、どーみても「ユ○クロ」でしょー、っていうのが取り上げられてるんだけど、こないだアメリカの雑誌フォーブスで2013年度版の世界長者番付が発表されたのを見ると「ユ○クロ」の会長さんが日本一crownとなってましたねぇ。たくさんの若者の屍に上に築き上げられた富dollar。そーゆーある意味ほとんど反社会的とも言える企業の商品は利用しない、ってのも良識ある国民の選択かもね。


ところで、このブラック企業問題に関して、経営者側のじーさんたちからは、「今の若者は打たれ弱い」とかいう批判もあるようで。確かに、大昔、刻苦勉励した方々から見ればそうかも知れない。だけどよく考えてみると、ちょっと昔の大学生だって(一部を除いて)バカばっかりだったbleah。わたくしたちバブル世代なんかその頂点fuji。社会性なんかあるわけない。でもそういうバカ新卒者もきちんと受け入れて一人前にしていくオトナな余裕が企業側にもあったってことなんだわよねーweep


にしても、やっぱり社会人の先輩としては、最近の新社会人クンchickたちに思うことはあるわけで。オメーら、もうちょーぉっと勉強して来いよannoy

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