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2013年5月

2013/05/29

「微笑む人」

いやはや、これって「小説」なの~pout?貫井徳郎氏著book。著者ご本人が「ぼくのミステリーの最高到達点」とおっしゃってるらしい作品。


わたくし、貫井氏の小説を読むのはこれが2冊目なんだけど、ものすごく買い被ってたのかしら…wobbly前回も肩透かしだったし、今回も「ナニコレ…?」だったしdowndown


小説家である語り手の動きがまるでアドベンチャーゲームgameのノリ。次から次へとヒントflairが現れてそれをひたすら追っかけてくだけrun。DSの推理ゲームを思い出しちゃったわよ。んで、とにかく一番ダメダメngなのは、最後の最後で「小説の中で描きたかったこと」を登場人物に語らせちゃってるとこ。これやっちゃったら、小説書く意味ないじゃんempty。っていうか、設定がちょっと異様なだけで、そんなこたぁー言われなくても、人間生きて生活してりゃわかってるって、フツーgawk


文体もオソロシいまでに軽いcloud。小説における「リーダビリティ」って、単に「読み易い」ってコトじゃないと思うんだけど。これは完全にわたくしの偏見だけど、出版者が「実業之日本社」っていうのも気になるトコロ。もしかして人生経験の少ない青少年向けchickの読み物だったんでしょーかsweat02


いや…。それとももしかして、わたくしの読みが浅すぎるのかしらsign02小説のテーマと重ねて、「この小説の本当のところはオメー(わたくしのことね)なんかにはわかんねぇんだよannoy。」ってくらい、ふかぁ~いお話だったんでしょうかtyphooncoldsweats02??

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2013/05/26

「辛い飴」

田中啓文さんのシリーズの第2弾book。相変わらず、ジャズシーンnotesの描写はスバラシーッhappy02sign03


この巻では、わたくしのチョー乏しいジャズプレイヤーの知識でも、あ、あのヒトのイメージかなぁflair、なんて楽しみもあったりしてnote。あとがきでご本人も書いていらっしゃいますが、その人のイメージが出発点となってここまでのストーリーを創作していくって、ほんと、プロの作家サンの実力を思い知らされるワーgood


このシリーズ作品でわたくしが気に入っているheart04ところは、プロトタイプのスゲーカンジ悪いヒトは出てきても、本筋の音楽に関わる部分ではゼッタイにネガティブに終わらないところsun。それってたぶん、語り手の唐島さんのキャラクターに拠るところ大だと思うし、やっぱり著者の田中さん自身が、音楽のポジティブな力shineを信じてるからなんだわよね~。イイワ~~happy01


永見クンも相変わらずイイ味chick出しまくってるし、このまま永久に続いてほしいシリーズデスsmile

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2013/05/23

「キュレーション」

いやー、最近トミに理解力が低下しているわたくしには、ほっとんど理解できなかった一冊despair。現在、東京都現代美術館チーフキュレーターであり、多摩美術大学芸術学科教授の長谷川祐子氏の著作book。サブタイトル「知と感性を揺さぶる力」。やっぱわたくしには、「知」も「感性」もなかった…。ガックシdown


中世やルネサンス期、バロックや飛んでラファエル前派なんつーあたりartが好みのわたくし、現代美術は全ッ然わかんないので、それを理解するためのワラの一片でも掴みたいrock、と思って手に取ってみたけど、読了するのに尋常じゃない集中力thunderが必要だった、にも関わらず、実感として何を言われてんのかほとんどわかんなかったシロモノ…typhoon


これ、誰向けの読み物なんですかgawk?ごく当然のようにカタカナの、恐らく業界で特有のニュアンスを持つであろうタームがバンバンimpact出てきて、字面の意味は辞書で調べればわかるけど、その分野で本当にはどういう意味を持つものなのかわかってないと、正確に読み込むことは不可能ですng。なおかつ抽象的かつ観念的な記述が多くてますます読解不能danger。これって、新書として出すレベルじゃないんじゃないのangry?って書くのは、オノレの不明を棚に上げたアホのする行為でしたでしょうか?


まぁ、「現代美術を理解したい」と思うノータリンの読者が、本書を読むことによって却ってその意欲を失ったということはひとつの厳然たる事実なので、どなたか本書を、わかりやすい表現に変換して、意欲はあるけど知性がない読者にも理解させるという切り口で「キュレーション」していただけないでしょうかsmile。まぁ、「この著書を理解できない頭の悪い読者は斬捨てご免thunder」、ということであれば、わたくしは黙ってヒッコミますが。現代美術のキュレーションの世界なんて、生きてくには全然必要不可欠なもんじゃないもんねーbleah


いずれにしろ、現代の錯綜した情報流通世界の中で、一定のモノゴトや情報の見せ方、場の展開の仕方を自らの価値判断で世に問う「キュレーター」さん、ご自身への揺るぎない自信diamondがないと耐えられないご職業だと思います。高度に知的な人々のために頑張ってくださいましなriceball

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2013/05/20

函館市立博物館~Part2

(前記事からの続き)

Photo_2これまで明治20年代に撮影されたものcameraと考えられていた函館湾の写真が、最近のデジタル処理により、まさに函館戦争時代のものだとわかった、という新聞記事が 掲げられてましたが、こういうのを見ると、なんとなく江戸時代だとボンヤリ認識していたものが、「近代」の出来事なんだなぁ~と実感flair

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そして最後に和みの一枚。「ペロリ買物の図」。ペロリさんの足元でシナを作ってるヒト、気になるワ…catface

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というわけで、今回は幕末関係の収蔵品を見てまわったんだけど、とにかく資料の説明がアッサリ過ぎるdespair。ってか、「モノ」対「その名前」風な書き込みmemoがあるだけで、それがいったいどういう背景と意味を持つものなのか、ポッと見に来たモンにはほとんどわけわからん、ってカンジsweat01。たぶん、小学校の校外学習pencilなんかで、先生の説明を聞きながらお勉強する形式なんでしょうが、こりゃ一般人にはあまりにも不親切なのでは?せっかくの「生きた資料」が死んでますよend

たとえば、松前藩の藩士の遺品もただ並べてあるだけ。近江や京都で作られた工芸品のような刀の鐔のコレクション。これもどういう由来なのか、函館とどういう関係があるのかの説明くらいは欲しいワangry

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現博物館の隣近所に建ってるのは、日本で現存する最古japaneseteaの洋風木造建築の地方博物館として北海道の指定有形文化財diamondとなっている旧函館博物館一号と二号。一号には開拓使のマークもちゃんと付いてますね~happy01

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2013/05/17

函館市立博物館~Part1

Photo_12「幕末の函館を巡るツアー」、お次は市立函館博物館でございますぅ~happy01。まー、とにかく年季の入った建物でしたjapanesetea。トイレtoiletは、タンクが頭上にあって、そこから垂れ下がる鎖を引っ張って水を流すスタイル。懐かしいぃ~sweat01。わたくしのご幼少の頃の小学校schoolの建物みたい~。昨今の地方博物館は有名建築家がデザインしたものだったり、展示方法が斬新だったりがトレンドですが、ここは昔ながらの素っ気なさsweat02


さて、ここでのわたくしの目玉は、高松凌雲先生hospitalが用いた顕微鏡と外科用器具の実物ッsign01この頃は、西洋医学の知識はかなり入って来ていたけれど、実際の器具はなかなか手に入らない状態だったそうなので、かなり貴重な品diamondと言えましょう。いや~、凌雲先生、これで負傷者をバッサバッサと治療なさったんですね。カックイ~~lovely

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隻腕の剣士、伊庭八郎くんの遺品もありました。「迷子札」というのが残されていて、なんかカワイイchick。…って、壮絶な最期を遂げた武士に向かってそれはないかbleah

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函館戦争を戦う兵士たちの着衣なども、被弾の破れもそのままに展示してあり、うぉぉーっcoldsweats02てカンジ。それでもたとえば、新政府軍の高位の指揮官のものと思われる陣羽織や韮山笠などは美しい装飾がなされていたりするのを見ると、戦争や戦場っていうのは武士の桧舞台だったんだなぁ~と思ったりもするわけで。まぁ、その是非は置いとくとしてthink。薩摩の兵士の洋風軍服なども胸元の袷にリボン状ribbonのひもがついた、どことなくラブリーcuteなカンジだったり、弾薬盒(弾入れ)もカッコイイ作りだったりで、意外と新政府軍って、余裕タップリだったのかしら~spa

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函館戦争の資料では必ず登場する「麦叢録付図」の直筆もありました。筆者の小杉雅之進さんは長崎海軍伝習所で船を学んだだけあって、船shipの絵激ウマshine。臨場感ぱねぃimpact

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これまた有名な元新撰組隊士・中島昇氏による「戦友姿絵」も複製ですが展示されてました。この人も絵ウマいですねぇgood。自身、捕らえられて弁天台場に幽閉され、おそらく明日をも知れない日々の中で描かれたことを思えば、かつて命がけで共に闘った仲間を追憶した絵と文章にはやはりグッとくるものがありますweep

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そして、なんとなく紙の上に印刷された過去の歴史としての「函館戦争」が、ほんとにあったことなのねー、と改めて気づかされる展示が「兵員配置図」。どこそこに「遊撃隊何人」「彰義隊何人」「伝習隊何人」「新撰隊何人」なんてのを見つけると、うゎ…。ホントに闘ってる…ってカンジbearing

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(続く~)

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2013/05/14

「沈黙の街で」

いやー、あまりにリアル過ぎて救いがない…weep。奥田英郎氏著book


中学2年生の生徒・名倉くんが、学校の敷地内で転落死しているのを教員が発見したところから物語が始まります。事件か事故か自殺か。


奥田さんの著作なので描写は軽めで、当事者である生徒たちの母親の描写がちょっとハナにつくカンジはあるもののthink、よくある「いじめ事件」ものとはちょっと違う構成になってるのが巧みgood


確かに、死んだ名倉くんは「いじめ」に遭っていた。容疑をかけられた生徒たちは名倉くんを「いじめ」ていた。…と文字pencilにするのは簡単だけど、その実、こどもたちの世界で起こっていたことを時間を遡って描くことによって、一般にわたくしたちがイメージする「いじめ」とは違う、一筋縄ではいかない状態がベースに存在していたのだよ、ということがわかってくるわけですflair


容疑をかけられた生徒たちは本当にごくフツーの子たちだし、彼らの行動も理解できる。わたくしも同じ立場だったら彼らと同じことをしていたと思うthink。まぁ積極的に加担はしないと思うけど完全シカトはしてると思う。オトナだったらイナせるところも人生経験の少ないコドモだと深く考えずに感情だけでやってしまうこともある。でも少なくともこの小説の中で疑われた生徒たちは、タチの悪い感情はなかったのよね。それでも、こどもたちの世界ではこういう事件が起こり得る、っていう、考えてみるとスゴくコワいリアルさshock


加害者とされた生徒たちは、ごくフツーであるが故に、これからの人生、深い自責の念を抱えて生きていかなければならなくなったと思うと、恐らく警察によって真相が解明されるだろうけど、それは彼らにとっては何の救いにもならず、全くやりきれない読後感でしたsad


まだ読み終えてないけど、同じく、学校での生徒の死を扱ったものとして宮部さんの作品と比べても、異なるテイストを持つ作品としてなかなか奥深いものを感じさせますねwave

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2013/05/11

「落下する緑 永見緋太郎の事件簿」

田中啓文氏のミステリー連作集book。こちらがシリーズ第1弾。かるーく読めてオモシロいですhappy01


語り手は自らジャズクインテットを率いる唐島さんなんだけど、そのメンバー・永見緋太郎クンが「日常の謎」をサクサクっと解く探偵役search。この永見クンのキャラがサイコーにキュートchickなわけですよーhappy02。音楽以外全くなんにも知らないコドモみたいなニイチャンなんだけど、テナーを吹かせたら大天才shine、ってとこもイカすのよねーgood。唐島さんと永見クンのやり取りに毎回吹き出させていただいてますcatface


ジャズ演奏シーンnotesがほぼ毎回出てくるんだけど、わたくし、全く聞かないジャンルのフリージャズなのにもかかわらず、なんかもー文章を読んでるだけでワクワクしちゃうheart02。田中さん自身もテナー吹きらしいので、うれしたのしnote、のコーフンdashがイキイキと伝わってくるのねーhappy01。その演奏シーンが謎を直接解決する一編「砕けちる褐色」は名作~fuji


ちなみに、文庫版あとがきの山下洋輔さんの文章もウマいbell。山下さんの音楽はゼンゼンわかんないんだけどもcoldsweats01

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2013/05/08

「文鳥様と私 1~2」

今市子さんの文鳥まんがbook。ダンサー・タラ子さんが貸してくれたものhappy01。今さんの文鳥愛heart04にあふれまくった1冊diamond


もー、ほんとーに今さんの描く文鳥が激カワheart02。生き物の世話はゼッタイに出来ない(自分の世話でイッパイイッパイsweat01)わたくしでも文鳥と暮らしてみたいって思っちゃうくらい~happy02


そしてなんつってもスンバラしーのは、桜文鳥「ないぞうちゃん」の生育のハナシshine。お母ちゃんの「はなちゃん」が育児放棄をしちゃったせいで今さんが人工飼育することになるんだけど、これがまるで感動のドキュメンタリードラマtvを見てるようweep


100個以上卵が生まれたのに、はなちゃんがなぜか最後まで包卵しないので、孵化するのですら難しいbearing。はなちゃんと福ぴー(夫)との間で運良く孵ったのがないぞうちゃんただ1羽。今さんの激動の子育て奮戦記は、コメディタッチで描かれていても、でもだからこそ十分に、命というものの神秘と精緻さと力強さを教えてくれるのよーshinediamond


クリエイターならではのシーンだなぁと思ったのは、生まれたてのないぞうちゃんを恐る恐るつまもうとするところcoldsweats02。卵の大きさ縦1.75cmと描き、その下にないぞうちゃんをどどーんと描いて『精一杯のばしてせいぜい2.5センチ』『こんな小さな生き物がちゃんと生きて動いていて しかも信じられないほど細かいみごとな造作なのだ!! まさに生命の驚異!!』で、そのうす~~~い皮一枚の下に内臓がまる見えだったので、命名「内臓ちゃん」sign01


今市子さんの代表作「百鬼夜行抄」に、すんごく魅力的な「尾白」と「尾黒」(カラス天狗、だそう)が登場するんだけど、「なんで鳥?」の疑問が一気に解ける1冊でしたーcatface

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2013/05/05

「東京島」

桐野夏生さん著book。桐野さんの作品はわたくしあまり好みではないんだけどbearing、ベストセラーにもなったしってんで文庫になったのを買ったまま放置してあったのをやおら取り出してみました。これって、ブラック&シニカルコメディものとして読んでいいのよねsmile?筒井康隆氏ほどのドトーの突き抜け感dashは当然ないけど、まぁ傾向は近いっていう。


無人島に流れついた男drama31人の中に女rougeが1人っつー、どーしたってエロゲロkissmarkな展開を頭に浮かべてしまう設定なのにもかかわらず、桐野さん特有の乾燥した筆致が、今の日本人の無味乾燥で自分以外の人間には無関心なありようをうまく掬ってるカンジがするgood


聞くところによると、戦中に実際に起こった事件を下敷きにしてるそうで、現実では本当にひとりの女性を巡って男たちの中でガツガツ殺し合いthunderがあったとか。昔のウェットな日本人だとそういうことになるんだけど、現代のパサパサした日本人だとこーゆー風になるんじゃないか、と。なるほどーthink


しっかしトーカイムラに押し遣られたワタナベさん、ほんとーにケッサクでわたくし何度も大笑いしちゃったimpacthappy02。ま、知り合いにはなりたくないけどbleah。だけど「女の代表」が清子さんってのがどーにも…sweat02。桐野さんの好きそうなキャラだし、ひとり残された女が“40代のデブ”っていう設定にもイヂワルな目線とチャレンジングな精神があってオモシロいんだけどねーcoldsweats01。それともこれは、いわゆる「ポリティカル・コレクトネス」の一環ってことなのかしらねthink


これまで(ってかわたくしそんなに読んではいないけど)桐野作品は、重たいドシリアスなもの(「アウト」を読んだ時は衝撃的だったけど)が多くて、冒頭に書いたようにわたくしは好きじゃないんだけど、このシニカル&シュールなファンタジックコメディ調は好きかもhappy01。本人はそういうつもりで書いたんじゃないかも知れないけどね。今後は“女版筒井康隆”で新境地を開いていってほしいなぁ~ship

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2013/05/02

貴婦人と一角獣展

Img162現在、国立新美術館で開催中の展覧会event。中世ヨーロッパ美術の最高峰fujiの誉れ高きタピスリー(タペストリー)作品で、美術史なんかの本にはよく載ってますねーbell。ほんとぅに、お目にかかれて光栄でございますぅ~shinehappy02


その500年余の歴史において、お家house(フランス国立クリュニー中世美術館)からお外に出たairplaneのはこれが2回目(1回目は1974年のメトロポリタン美術館)というチョー箱入り娘virgoの貴婦人。その旅先が日本だなんて、金満ニッポンyensign02


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暗めの照明の中、ひっそりしっとり佇む6面の貴婦人boutique。抑えられたスモーキーな色彩から貴婦人と侍女、動物や鳥たち、植物たちのささやき声が聞こえてくるようでしたconfident


遠くから眺めても近寄ってジッと見てもeye、毛織物のふんわりしたテクスチャーのなかに、繊細で計算されつくした手仕事の、気の遠くなるような技が織り込まれているのがわかりますshineshine。貴婦人のドレスでは絹の独特の光沢やシフォンの透け感、アクセサリーではネックレスの宝石の艶めき、ベルトの金細工など、実に見事に表現されていますcoldsweats02。下絵は「アンヌ・ド・ブルターニュの時禱書」artを描いた画家によるものだという解説を見て、まさに、装飾写本の世界だワ~と納得catface


会場では、この作品を理解するための多角的な展示が行われていました。作品と同時代のタピスリー作品が数点展示されていますが、こちらはちょっとマンガチックnotes。でも「貴婦人」に負けず劣らずの大作ッimpactsign01いや~、こんなもんがお城や邸宅の壁に掛けられてるなんてなんつーゼータクdiamond。ここではタピスリーの糸のかけ方の違いが解説されており、それを見ると、「貴婦人」の微妙で繊細な色遣いは、中世独特の糸のかけ方によるためだ、とか、輪郭線を出す織り方とボカシ効果を出す織り方などがわかりますflair


当時のアクセサリーringも数点展示。わたくし、細いベルトの激美細工shineにタマシヒ持ってかれました~dash。一部19世紀に付け足された部分もあるようですが、とにかく美しすぎーッshineimpactsign01そんなような装飾品を「貴婦人」もお付けになってるってコトですねhappy01。ファッションでいえば、頭飾りやヘアスタイルがまた独特。まー、とにかく貴婦人も侍女もめっちゃくちゃオシャレnote。見飽きないデスhappy01


全面に散りばめられてる動植物も装飾的な効果をあげていて、動物たちはとってもオシャマでラブリーcute。でもなかには眼光スルドいthunderヤツもいて、ゴルゴ13がいるかと思った…sweat02。貴婦人に付き従うユニコーンと獅子はビミョーに人間ガオでちょっとコワいcoldsweats01


実は展示室の一画には、高精細デジタル画像の大画面シアターtvがあったんだけど、わたくし、「ケッthinksign01ホンモノが目の前にいらっしゃるのに、何でわざわざデジタルデータなんか見なきゃなんなんいのよッsign01フンッpoutsign01」と思ってシアターの前を素通りしちゃったんだけど、後で考えてみたら、肉眼では見られないモノの中にも傑作の傑作たる由縁がイロイロ発見できたかも知れなかったナー、なんてちょっと後悔down。でもまー、実物をナメるように見て来たからいいもーんbleah


さて6枚目の謎、「我が唯一の望み」が示すものは何か?貴婦人は首飾りを取り出して身に着けるところか、or はずして箱に仕舞うところか。首飾りが腕輪とお揃いのデザインであるところを見ると、これからゴージャスに着飾って「おーっほっほっほーッimpactsign01何ものもわたくしの美しさには敵わないことよーッthundersign01」とノケゾりつつ哄笑するのが望み…なわけないわね、中世なんだしcoldsweats01。もっと中世ヨーロッパのこと学んでから考えよぉーっとtyphoon


なんてコトをわたくしの笛の先生、I先生にハナのアナをおっぴろげながら話してたら、なんと、I先生、パリ留学時代にこのクリュニー美術館がお気に入りheart02でよくお出かけになっていたとか。15世紀末の館と古代ローマの公共浴場spaの遺構を利用して建てられた美術館なので、ほんわか暖かくてsun、照明も暗いもんだからキモチよくなってついついウトウトsleepy。よく学芸員さんに不審な目で見られてたとかsmile。今回はその美術館の改修のために、深窓の貴婦人がお出ましになったようですねclover


それにしても、その日は思ったより観客が少なかったのよね~。すんごく見易かったけどcatface。中世ヨーロッパ美術の最高峰fujiっつってもやっぱ、あんまりメジャーじゃないってことなのかしら~think。そのかわり来場してたヒトたちは、めちゃ熱心に見てましたね~。ほとんどが音声ガイドmusicを利用してたし。マニアックなカンジ~smile


さて、今回の自分みやげpresent。ミルフルール柄の絆創膏ッsign01読書bookのお供、フセン。ナイスなグッズたちでしたgood

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