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2013/06/05

「ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷」

いや~、柏木君、とんでもないワルだったワーtyphoon。もーいくら「中二」だって気分ワルすぎぃdown。それにしても直球baseballど真ん中、ちょっと青臭かったかナ~~~smile。宮部みゆきさん渾身の長編、最終巻book


もうここまで来ると、中学生たちが主人公だと思わない方がいいんだろうけど、表向き、考えの浅いコドモたちの世界で起こった事件を、コドモたち自身が、そのまっすぐな目線eyeで「裁判」を通して判断するっていう舞台装置を通して、その実、同様に思慮に欠けるバカなオトナたちをも断罪するthunderって趣向だったのね、とわたくしは解釈するものでございますconfident


わけのわからない自意識過剰思考からくる周囲への根拠なき蔑視や嫉妬、暴力やいじめ、見て見ぬふりで放置される不公正、不確かな情報を元にした思い込み、およそ「知性・理性」(「ソロモン」の象徴ね)からは程遠い人間たちのふるまいが次々と裁判によって白日の下に晒されていき、そのたびにコドモたちはいろいろ考えるわけです。そして神原くんの血を吐くような証言によって「ソロモンの知性と理性」に気づいた三宅樹里が、ラスト、心の底から叫んだ「偽証」が、「知性・理性」を充分に踏まえた上でのものであった、ってところにこの作品のキモdiamondがあるってことかな~。


相変わらず、緻密に重ねられるエピソードの数々や感情の動きの細かい描写penは、スミズミにまで目配りが行き届いてて、サスガ~good。藤野涼子ちゃんとお父さんのやりとり、判事・井上康夫とその姉との関係あたりの描写は特にイイッhappy02sign01ほかにも、弁護側の証人として出廷するホンモノの弁護士の今野氏drama。コドモたちの思考を正しく導くお手本のひとりspade、ステキなオトナとして登場してますshine


ってなことで、いろいろ考えさせられながら読了したわたくしですが、がッsign01どうした森内恵美子ッsign01復活どころか尻すぼみぢゃないのッpoutsign03最後にチョコッと貢献はしたけども、こんなことぢゃダメじゃんッngsign01第Ⅰ部での勢いはどーしたッsign02コイツも「中二病」患者だったのかッannoysign01


宮部さんにはぜひ、森内恵美子教諭ribbonを主人公とした、超選民思想による教育schoolをテーマとした作品を書いていただきたいものです。フハハsmile

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コメント

 こんにちは。確かに森内は私をいらだたせたまま終わりました(笑)。宮部みゆきは社会にはびこる不正義を断罪しようとしますね。そこが私は好きです。

投稿: MUUSAN | 2013/06/07 08時57分

MUUSANさまsun

こんばんわ~happy01。コメントありがとうございますsign01

ですよね~~~。森内恵美子ッsign01何だったんだ、コイツはッpoutsign01ってカンジですよね~~~coldsweats01。人物造形として全体的にこんな程度の扱いなら、第1部での彼女の教育論は不要だったと思います。結局のところ、何の伏線にもなってないですよね。

私は、宮部さんの「ヒトのつながりの幸福感」というか、いろんなトーンを含む「人間賛歌」shineみたいなところにすごく惹かれますconfident

投稿: かまど姫 | 2013/06/08 20時16分

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