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2014/01/06

「革命の終焉」

2008年から足掛け5年(刊行が)、ついに最終巻bell。ロベスピエールさんの処刑を以ってLa finend 。なんか、やっぱモヤモヤtyphoonっつーかモワモワcloudっつーか、不完全燃焼なカンジ…sweat02。佐藤賢一さんの「小説フランス革命」ⅩⅡbook


伝えられてるフランス革命後半の展開自体がなんかもやもや~~typhoonっとなし崩し的なもんだからまーしゃーないんだろうけど、志半ばで処刑されちゃったロベスピエールさんの「まだ死ねないーッsign01」っていうたましひの叫びimpactとともに、「あーれー、このぶわーッsign01と盛り上がったキモチはどこへ~~coldsweats02?」、で、終了endわたくし泣くかも…なんておセンチ(死語coldsweats01)なことを述べたけども、そんな感傷に浸ってる間もなくどとーのよーにってゆーかドサクサ紛れにってゆーか、わけがわからんうちにロベスピエールさんの最期を迎えてしまったのよねcoldsweats02。つまり、この処刑には、何の政治的主張もなかったってことなわけで、ただただ「恐怖政治」に怯えた、ただただフツーの人間たちが、恐怖のあまり非凡なる才能たちを押し潰しちゃったfootってゆー、すごく人間くさいドラマだったわけでsweat02


前巻で、わたくし、サン・ジュストがすっごいヤなヤツだと思ったけど、最終巻を読んでちょっと考えが変わった。彼はやっぱりスゴいキレモンthunderで、人間というものも本能的によくわかっていたのカモ。だけど彼は若すぎたのねーchick。若すぎるが故に、“神聖なるロベスピエール”へのピュアな期待がデカすぎ、状況に絶望するのも早くて深かったnewmoon。終盤の彼の動きにはわたくし、図らずも共感する部分があったワ…wobbly。冒頭にはちょっとBL的要素heart04も紛れ込んで、おおーッcoldsweats02sign02と思ったけど、ザンネン、それ以上は進まなかったsmile。これ、同人誌的ネタにならない?…ならないかsmile


今巻でも、現在の日本の政治社会にも跳ね返ってくる要素がたくさん含まれてて、ううむとウナることたびたびthink。「理想を語る」ことが社会をつくっていくうえで大切なことなんだって記述にはハッflairとさせられる。ニッポンが世界に誇る憲法がコレね。現実に沿って調整することも必要だけれど、それだけでは人間社会は必ずダメな方向に向かっていくdown。それは歴史が証明している。ロベスピエールさんが語る「恐怖と徳」、これは現在の「核の恐怖」に覆われてる世界のアナロジーで、じゃあ「徳」はどこにあるの?ってのが一番のモンダイなのよね~bearing


佐藤版フランス革命ではキャラクターがすっごく立っていてdiamond、それを通して見えてくる革命の色彩がめちゃキラキラshineしてた。もし、ロベスピエールさんが下宿屋の娘ribbonと結婚していたら、もしサン・ジュストがもっと年寄りjapaneseteaだったら、きっとまた違ったキャラクターになってて、ひょっとすると実際の「フランス革命」も違った展開になってたかも知れないナーなんて、イマジネーションが膨らんじゃうconfident。ホント、佐藤さんの手腕に完全ダツボーですdrama


単行本の表紙には、それぞれの巻の主要人物が八木美穂子さんの手によって描かれてartるんだけど、もう前巻からロベスピエールさんに寄り添いまくってたわたくし、この暗くうつむくお顔が切なくってweep。あまりにも清廉であまりにも自他にキビしくて、自分の幸せをも許せなかった彼がなんとも哀れで…crying。フランス人とはとても思えないこの特別なヒトは、“革命”という特別な瞬間に狂い咲きした徒花ってカンジ…cherryblossom。すっごく魅力的だけどshine


ってなわけで、文庫版が電子になったことだし、もっかい頭っから読み返そーっとgood

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