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2014/03/29

「日本人には二種類いる」

「で?」「だから?」……大手広告会社を経て、現在キューピー(株)顧問とかいう岩村暢子氏著book。サブタイトル「1960年の断層」。


すごい仰々しいタイトルだから、む?ってカンジで読みはじめてみたんだけど、要は日本人のうち1960年生まれの前と後とでは、生まれた育った環境にピッキリthunder違いがあって、その世界観に違いがあるってことを言ってるだけgawk。具体的な統計や資料をひたすらズラズラと並べてるので説得力はあるけど、既に感覚としてわかってるから別にいーです、ってカンジdown


で、この本の意味のなさはあとがきにハッキリ現れてて、わたくし笑ったワー。『ここに示した35項目が、「60年型」の感覚や背景の価値観を「旧型」が知る一つの手がかりになれば有り難い。また、「60年型」の人々にとっては自らの「当たり前」や「普通」がなぜ「旧型」に通用しないか、見つめ直すヒントになればと思う。』『『人口統計』(総務省統計局、2012年10月発表)によれば、「60年型」は既に日本人全体の約6割(59%)を占め、「旧型」は4割(41%)と少数派になっている。これからますます「60年型」の感覚と価値観がものごとを動かす時代になっていくことは、間違いない。』がはーっimpactsign01爆笑ーッthundersign01あったりまえのことをこんなモットモらしく語っちゃって、恥ずかしくないのかしらーcoldsweats01


そもそも「60年型」の生活環境を変えて来たのは「旧型」の方々でしょう?彼らこそ生き字引みたいなものなのに、そういう人たちにむかって「こーゆーことがあったのよ。だから理解しなさいね。」って…sweat02。バカにしてんのか、コラannoy


一応「60年型」に属するわたくしの感覚としては、社会生活上いろいろ学びながら曲がりなりにも「旧型」の方々とはウマくやってきてるつもりなので、いまさら「見つめ直す」気はないデスsmile。まぁ、岩村さんもおっしゃってるようにますます「60年型」の時代になるわけだし。しかし、このあとがきの文章、“マーケティング臭”が如実に漂ってて、すっごいヤなカンジーぃbearing


そして何よりも致命的にモンダイなのは、もはや1960年の前後で区切って分けるのは古いってコトだわねーng。今後「60年型」がほとんどになっていく時代、一番の断層は「デジタル・ネイティブ」かどうかってところでしょ?岩村さんはずーっと日本の食卓restaurantについて調査してきた方だから、おそらくこのあたりの発想はお持ちじゃないんでしょうdown。あるいは、マーケティング市場ではボリュームゾーンじゃない「90年型」は相手にしないってコトかしら~wobbly


でも、わたくし初めて知ったこともありましたflair。戦後、日本の食生活が激変した背景に政治的なものがあったということ。単に「欧米文化が流入した」ってだけでは片づけられないこと。アメリカの小麦などの「余り」を日本に押しつける、って法律があったんですね。アメリカの政策上有利なことを日本に押しつけるっつー、今も綿々と続いている状況がここにもあったか、と。まぁ敗戦国だから仕方ないけど。んで、今「脂肪の取りすぎはカラダによくないから控えましょう」ってかgawk


当時の運動の様子が書かれてるんだけど、いやー、スゴいですよ、その実際は。アメリカの資金援助による栄養指導車「キッチンカー」busが日本全国を回って、主婦たちに欧米の食生活を教え込む。厚生省(当時)も動物性タンパク質の摂取を強力に薦める。マスメディアも日本の食(和食)がいかにダメか訴える。『粉食は栄養を運ぶ。米は死を運ぶ」とか「めしの食べ過ぎは短命のもと。白米を食べ過ぎると頭の働きがわるくなるどころか、早死にする」などと書かれた慶応大学の林髞(ペンネームは木々高太郎)が書いた『頭脳』(光文社’58年)がベストセラーになったのも、この頃である。』えーと今や「和食」が文化遺産だっけかgawk


あ、ちなみに著者は「旧型」だそうですwheelchair

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