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2014/03/01

「叫びと祈り」

ミステリー!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を含む梓崎優氏のデビュー作book。本格もののミステリーというよりは、テイスト的にはファンタジーに近いhappy01


この作品を読んでいて、常にわたくしの脳裏に浮かんでいたのは、アンドレイ・タルコフスキーの映像movie。色彩あふれる国が舞台であっても、なぜか静謐なモノクロームnight。詩的な文章がそういう独特のテイストを醸し出してるのねーconfident。たぶん、近頃ハヤリの、ってわたくしも好きでよく読むけど、ライト系エンターテインメント小説に慣れた読者には読みづらいかもねng。手触り的には、萩尾望都だったりあるいはジブリアニメってカンジ?わたくしはスキですheart04、こういう文体&フンイキ。特に「凍れるルーシー」は良かったワ~catface。ロシア正教の聖歌のCDcdをBGMnotesにしたら、もードップリ~mist


一応ミステリーではあるんだけど、バリッバリの謎解きがメインなのではない。事件を起こす人間たちの背後にあるもの、それを解き明かした末の人間ドラマがメインなのではないかとconfident。だから最終章の斉木のモノローグ『どれだけ彼は、僕のために手を尽くしてくれたのだろう。どれだけの人が僕のために祈ってくれたのだろう。』が切実に胸に迫ってくるのよweep


でも、そーいったカンジで物語の語り口はとってもイイgoodんだけど、「白い巨人」の謎には、わたくし、伝説のバカミス「六枚のとんかつ」の中の一篇を思い出してしまった…sweat02。トリック(とも言えないようなもんだけど)的には同じ。すごいスキだけどね~smile

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