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2014/08/17

「三國志 第四巻」

宮城谷昌光氏著book、第四巻に突入dash。曹操の黄巾族討伐から献帝の引っぱり回し旅horseまでが描かれてます。曹操のカッコよさ炸裂impactの巻~~happy02


洛陽を焼き払って長安へ遷都した董卓を追った曹操がボロ負けしてヘロヘロになって戻ってきたあと、気を取り直して黄巾族を頑張って討ち取ってthunderいくんだけど、黄巾族の兵士たちも元は農民だったりするわけで、曹操としては、彼らの気持ちもわかるってことで、彼らを許してどんどん自分の味方に引き込んでいくあたりの描写pen、もーモーレツにカッチョイーッlovelysign03彼らが名高い“青洲兵”になるわけですね。おまけに自分のもとに続々と集まってくる優秀な人材について『これはわが家の千里の駒である』などと周りにウレシそーhappy01に言っちゃったりするのがまたカワイくてーpenguin。こういうのって、回りまわって本人の耳に入ったら、めっちゃウレシいもんよねーーhappy02。もしや曹操、それも計算のうちかッsign02そんで、志を一緒にして闘った武将のひとり鮑信さんが激闘の末死んでしまったことを聞いたとき、『そうか…。」曹操の心のなかで涙が落ちる音がした。』くー、なんてシン…と澄んだ表現weep。宮城谷さんって、ところどころでこーゆー、ハッflairとするような美しいポエミーcuteな表現をされるのよね~。それがまたこのオトコくさーい小説にシットリした情緒mapleを与えて、思わずナミダしちゃったりするわけでsmile


もひとつ、この小説では闘いの描写だけじゃなくて、社会的な背景にも触れられていて、曹操の功績のひとつとして、北海道にも関係の深い“屯田制”があげられてます。黄巾の乱によって流民が大量に発生して放棄された土地を、味方に引き込んだ兵士を使って屯田させる。これによって兵糧も確保できる。元々は曹操自身が考え出したものではないようだし、部下の提案を何度も却下したようなんだけどcoldsweats02、それを粘り強く説得する素晴らしい部下を持ってたこと、そして最後にはそれを認めたってところがリッパよねーgood


あと、曹操のカッコイーhappy02heart04、なところ。長安で董卓が呂布と王允によって討たれたあと、涼州兵が乱入して都がぐっちゃぐちゃになった時、著名な文人である蔡邕(さいよう)の娘virgoが匈奴族に連れ去られてそこの王の妾にされちゃって子供まで生まされるってゆーすんごくかわいそーcryingな目に遭ってるのを後年、救い出したのも曹操なんだってーcoldsweats02。単なるオンナ好きぢゃ出来ないことだわよねーsmile


で、タイミングもはずしまくり、打つ手も間違いまくりだったのが、エリート一家・袁家の袁紹&袁術の、不仲の義兄弟down。ここまでくれば笑えるぅーdelicious。袁紹なんて相当優秀な軍師たちが付いてるにも関わらず、ワザト?ってくらいことごとく賢臣の進言は退けてるし。袁術では『学問がむしろ人の器を小さくすると考えて言語に真剣にむきあわなかったことは、やはり人格的あるいは度量的成長に限界をつくったといえる。…(袁術はエリート一門なので常に安全な環境の中にいた)ところが学問はそういう環境をけっして安全であるとはみなさない精神を育てる。あるいは、よりよい環境を想像する力を培養する。…すなわち恐れと批判力をもたぬ者は、正しい認識力と強い創造力をもちようがない。』いつもながら深いワ~wave


もひとり残念なヒト、それは呂布down人中の呂布、馬中の赤兎」とまで言われたヒトだったのにぃbearing。こちらも董卓を討ったあと董卓の残党に追われ、どこに行こっかなーと思案する。『呂布が持っている情報の量は寡(すく)なく、しかも質が悪い。』踏んだりけったり。もうちょっとアタマが良かったらね~smile


さて、そこに登場するは我らが劉備クンchick。曹操の徐州攻めが始まり、窶れ果てた陶謙を救いに登場した劉備。『劉備にはふしぎなところがあり、苦境に立った者にとって、その存在は大きく温かくみえる。…劉備には独特の魯(にぶ)さがある。その魯さが情の篤さとみなされる美点がある。実際の思考と行動は鈍重ではなく、むしろ機敏であるのに、人は劉備に欲得のうすぎたなさやつめたさをみない』なんかスゴいヒトだわ…coldsweats02。ヒトタラシ?その劉備クンのヒミツを宮城谷さんは『劉備はこの時代の人としてはめずらしく礼教に背をむけて老荘思想に関心があったのではないかとおもわれる。…劉備が望んだ勝ちとは、絶対的な勝ち、であり、それは相対を乗り越え、対立するもののない勝ちでなければならない。劉備が寡黙であるのは、ことばについての意識が、儒教を人格の基礎においた多数の士人とはあきらかにちがうせいであり、劉備の行動のわかりにくさは、儒教的節義の目でみすぎるせいである。そう考えれば、劉備がほんとうに戦っている相手とは、人ではなく、時代をおおっている思想、あるいは風潮であるのかもしれない。』と書いてます。大きすぎる劉備クンfuji


それにしてもこの時代、死んだら負けっつーか、みんな結構逃げまくってるのよねーrun。ここ、日本の武将の意識とは違うカンジがする。後に曹操に付くことになる買詡について『生きのびることに関しては、買詡は天才である。』とあって、基本は王朝、つまり献帝crownを守ろうとしてたんだろうけど、目まぐるしく変わるアクの強い主人たちに付きながらも、うまく働いて生き延びる。こういう生き方もなかなかシタタカでオモシロいワ~bell


さて、次は曹操、献帝を擁して「がははは~leo、つひのワシの時代が来たでーhappy02crownsign01」の巻ですねー。グフフcatface

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