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2014年10月

2014/10/30

ウフィツィ美術館展

Img308はぁぁぁ~~、やっぱりサヴォナローラと出会う前のボッティチェリはどこまでも優美だワ~~lovely。12月14日まで東京都美術館で開催中の展覧会event。『黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンズィーノまで』。


わたくしの大スキheart04な画家、ボッティチェリの「パラスとケンタウロス」がやってくるということで勇んで行って参りましたーshoe。20年くらい前にウフィツィ美術館に行った時は、「春」や「ヴィーナスの誕生」のホンモノを前に逆上し天高く舞い上がってupwardrightupwardrightしまったわたくし、この作品も観たはずなのに最早記憶の彼方sweat02。んで、今回はじ~っくり~~eye。パラスの愁いを含んだ超美しい横顔にウットリheart01。画集ではよくわからなかったパラスのドレスの模様ってダイヤモンドの指輪ringを組み合わせたものだったのね。これはメディチ家の紋章らしいけど、ってことはメディチ家の紋章っていくつもあるってことなのかしら~?しかし、どうせならわたくしもこんな風にエレガントに野獣の髪をワシ掴みたいものだワsmile。それにしてもこの人物たちの表情のたおやかな優美さcuteは、サヴォナローラ以前にしか見られないものなのよねー。ったく、サヴォナローラにさえ会わなければ、もっとたくさんの美しい作品も残されていただろうし、晩年にかけてもあんな固い絵にならなかっただろうにweep。サヴォナローラめーッpoutsign01


その他何点かボッティチェリの作品はあったけど、いずれも最盛期に及ばない作品が多くて、やはり最高潮の時期の作品はそれほど多くはないのかも知れないと思ったりなんかもして。でもそんな中、気に入ったのは「聖母子、洗礼者聖ヨハネ、大天使ミカエルとカブリエル」(長いッsign01)。最盛期に近いエレガントな作風diamond。お耽美なガブリエルの横顔と、お持ち帰りしたいくらいsmileカワユいヨハネ。ボッティチェリって、美少年shineを描かせると中性的なアヤウさkissmarkが漂っちゃうのよね。BL的な。もしやモーホーだったのかッsign02ま、でもこの時代にはフツーにあったことだからね~wink。ミケランジェロもそうだったらしいし。


サヴォナローラ後の作品は、もーわたくしの愛するボッティチェリとはかけ離れた作風になっちゃって、あんなに繊細で優美で華やかだった絵柄がこんなにまでなるかってくらい、暗くて硬くて重たくなってしまうdown。「東方三博士の礼拝」「十字架の道行」「鞭打ち」あたりの作品群。あーぁgawk


で、そのボッティチェリのお師匠のひとりがフィリッポ・リッピだけども(今回もリッピの「聖母子と天使」と全く同じ構図の作品が出てました。これは師匠の勝ちcrownsign01)、その息子さんであるフィリッピーノ・リッピ帰属の「老人の肖像」が良かったですねぇ~happy01。お父さんを描いたもの、とされているようですがめっちゃカワイイ~clover。やさし~い宗教画を描くフィリッポのピュアshineな内面がほんわかにじみ出てる傑作ですfuji。この作品、瓦にフレスコ画で描かれているそうで、なかなか味わい深いマチエールになるもんですねーconfident


印象に残った作品としては、ギベルティの弟子で本来は建築家のバルトロメオ・ディ・ジョバンニ。「毒入りのワインの杯を祝福する聖ベネディクトゥス」、小品ながら画面に静謐な空気が満ちたステキな作品diamond。なんだか青池保子さんのカラー絵を思い出しちゃった。一方大作「砂漠で改悛する聖ヒエロニムス」になると、建築家魂がメラメラthunderするのかダイナミックなメリハリbombの効いた作品になってるのよねー。そして聖ヒエロニムスの足元に生えるきのこがリアルッsign01きのこの図像学的意味とはッsign02


お次は若き日のラファエロの師として知られるペルジーノ。「哀れみのキリスト(ピエタのキリスト)」は、フレスコ画独特の紗がかかったようなやわらかな空気の中にも、ピエタの深い哀しみがジワワ~と染みてくる逸品confident。左の聖母マリアの泣きはらしてぼんやりした赤い目、右のマグダラのマリアの慈悲深く伏せられた目。サヴォナローラの戒に従った作品だそう。なるほど。フィレンツェ貯蓄銀行bank所蔵の作品らしいので、普段はお目にかかれないものかも知れませんね。隣に展示されていた「悲しみの聖母」は、板に油彩。こちらは頭巾の折り目まで鮮明な、キョーイ的に写実的な描写にビックリcoldsweats02。画力ありまくりです。


画力といえば、アンドレア・デル・サルトにも驚かされました。マニエリスムの先駆的なイメージの作品が多いと思ってたんだけど、「自画像」や「バッチョ・バンディネッリ」のような肖像画を観ると、デッサン力がパネーimpact。今回、確かにボッティチェリの大作以外は小粒な作品が多いけど、わたくしが持っていたそれぞれの画家のイメージに収まりきらない別の面をいろいろ発見flairさせてくれて、なかなかオモシロかったですgood


そして、ボッティチェリの他にわたくしを狂喜させてくれたのがブロンズィーノの一連のメヂィチ家の肖像画たちだったのでしたーhappy02。メディチ家関連の書籍にはゼッタイ載る肖像画、わたくし恥ずかしながら、この展覧会を観るまでブロンズィーノ&工房の手によるものだとは知らなかったのよねーcoldsweats01。「わー、ロレンツォ豪華王ーッsign01」「きゃー、優男ジュリアーノーッsign01」「おー、ミケランジェロとケンカimpactしてたクレメンス7世ー。」なんだか、いつも本の中で見てた人たちに実際に会ったみたいな感覚。しかし、あのエロい「愛の勝利の寓意」kissmarkのブロンズィーノがこんなに洞察力waveに富む肖像画を描いていたとは…。もひとつブロンズィーノの作品として、下絵を手がけたタピスリー「春(プリマヴェーラ)」cherryblossomがありました。もーめっちゃくちゃスバラシい意匠shineで、ルネサンスというよりロココ。これぞブロンズィーノsign01


最後はジョルジョ・ヴァザーリの「無原罪の御宿りの寓意」。ヴァザーリといえば、わたくしにとっては「画家・彫刻家・建築家列伝」bookの著者で、その作品も今回初めて観ました。保守的なテイストですね。図像学的に極めてメンドくさtyphoonそうな絵で、これが非常に流行ってたってことは、あれですね、市民の文化レベルがめちゃくちゃ高かったかupwardright、あるいはいーふりコキがいっぱいいたかdownwardright、どっちかですねsmile


「ウフィツィ美術館展」と謳っていながら、3割ほどは別の美術館や施設からのものだったけど、わたくし的には大好きな初期ルネサンスの絵画がたくさん見られてシアワセでしたheart02。75点っていう点数も、もっと少なくてもいいかも、な気が最近してます。結構駆け足dashで見てもやっぱり1展覧会あたり2時間は最低かかるから(しかも立ちっぱなし…sweat01)疲れるのよね~bearing。極上の数点をじっくり観たい、と年寄りは思うものですspa。それだと採算取れないのかなぁwobbly

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2014/10/27

わたしのマーガレット展

Img310いやー、紡木たくさん、画art(と呼びたい)、めちゃくちゃウマいーッhappy02sign01カラー画のウマさは、もはやマンガではなく絵画の領域かもーbell。10月19日まで森アーツセンターギャラリーで開催されていた企画展。『~マーガレット・別冊マーガレット 少女まんがの半世紀~』


わたくしがマーガレットを読んでたのは、中~高校生の頃の一時期だし、「ベルばら」や「エースを狙え!」はリアルタイムではなかったけど、こうして50年を概観すると、マーガレットの、少女まんが界に与えた影響の大きさimpactを実感しますねー。スゴイわーup


とにかく原画の美しさshine、マンガ家さんたちの画力の高さdiamondにここでもビックリッcoldsweats02sign01有吉京子さんの「SWAN」のカラーは、そのあまりの優美さにブッ倒れソーfuji。槇村さとるさんは、ダンスシリーズやフィギュアシリーズを文庫版で愛読してたけど、大きなカラー原画の美しさにタメ息confidentdash


Img311しかーしthunder、何か事情があるのか、古い年代のものは原画そのものの展示数が少なくてちょっとガッカリweep。「ベルばら」は、去年40周年記念展をガッツリ見たのでまぁいいとして、わたくし的にもっと観たかったのは山本鈴美香さんの「エースをねらえ!」とくらもちふさこさんの「いつもポケットにショパン」。どちらも数点crying。特に、くらもちさんが描くヒーロー像がマーガレットの特色を決定したなんて説明を読むと、その影響力の大きさの割に展示スペースがちっちゃいのに逆にガクゼンとしたりしてbearing。紡木たくさんのスペース(特に「ホットロード」の扱われ方)の大きさを考えると、裏にある「オトナの事情」にちょっと失望したり…coldsweats01。でも山本さんのデッサン力はやっぱスゴいワ~crown


Nec_0001Nec_0002Nec_0003池田理代子さんは、全編ちゃんと読んだことがあるのは実は「ベルばら」だけだったりするんだけどcoldsweats01、何作か展示されている原画を拝見すると、やっぱりわたくし的には初期の頃の絵柄の方が断然スキですねーheart01。キャラクターの表情が、同じ“愁い顔”でも初期の方の“明るい”カンジが好きなのよ~。後期は、深刻度が深まって暗すぎ、重すぎでちょっと…mist


展示会場に入ると、キラキラdiamondした作りのブースで強制的に見せられる4分間ムービー『100のキス…Love & Kiss Forever』movie。フツーの展覧会ではこーゆームービーものは自由観覧freeなんだけど、この展覧会では、“マーガレットワールドribbon”へのプロローグとしての機能を狙っているようで、長年読み続けている読者には堪らない作品だったのでは。わたくし的にはちょっとコッパズカシかったけどもcoldsweats01。でも「ホットロード」が動画になってるのにはトリハダ立っちゃった~~catface


解説パネルを読んでいくと、昔は貸本からの流れのホラーものがあったり、最近ではアート系やBL系のものがあったりして、恋愛ものや身近なテーマのものだけではなく、常に時代の流れを意識した意欲的なマンガ雑誌作りをしてきたのねー、と実感confident。たいしたもんですワbell


で、こうやって流れを見ていくと、自分がリアルタイムで読んでいた作品に出会ったとき、その頃の自分を思い出すのねschool。まさに学校で友達とまわし読みしてたことや、オトナになってから読んでたときのこと、感じてたこと、忘れていたいろんなことを思い出す。これがまさに「わたしのマーガレット」なのね~。なかなかヤルタイトルですsun


そしてッsign01常に一番楽しみにしてるグッズmoneybag。会期末に行ったせいでロクなものが残ってなかったdown。「いつもポケットにショパン」と「愛のアランフェス」のコミックポーチが欲しかったのにぃーッbearingsign01事前にウェブpcをチェックしてる時に発見flairして、「これゼッタイ欲しいッsign01」と叫んだら、後輩H子ちゃんが「どこで使うんですかッsign02」「家でッsign01」「何入れるんですかッsign02」「コミックスをッsign01」「マトリョーシカですかッsign02」…今となっては懐かしい会話…weep。あーッbearingsign01再製造してくださいーッrecyclesign03


会場には、オトメンcute男子2人連れがわたくしの後ろからやってきて、これまた会話がカワユイのよねーcoldsweats01。ムービー会場を後にしながら口にしたおコトバ。「やっぱキュンキュンしたいよね~~heart04。」わたくしより圧倒的にオトメribbonだわ…sweat02

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2014/10/25

高野山の名宝

Img304運慶さん、サイコーッhappy02fujisign03図録の写真ではよく見てた国宝「八大童子像」、ナマはもーめちゃくちゃすんごーーいッimpactsign0312月7日までサントリー美術館で開催中の展覧会event。『高野山開創1200年記念』。


高野山といえば、20年ほど前大阪に住んでいた頃、奈良国立博物館の企画展で観た、光台院から降りていらっしゃった阿弥陀三尊像のあまりのカワイらしさcuteによだれをタラし、こりゃ本来のお姿を拝見しなければ、と出かけたtrainことがあります。作法を知らなかったので突撃impactしたにもかかわらず、快くご開帳してくださった光台院さま、ありがとうございましたconfident。本来おわすべき場所で拝見する三尊像サマはそりゃーもー神々しくてshineカレンでchick、穏やかでspa、たぶん1時間近く拝見させていただいたんじゃないでしょうかcoldsweats01



Img305_2などということを思い出しつつ、八大童子像。いやもーとにかく、そのお顔から人間(…?smile)性、物語性(ここに至るまでの人生(…?smile)ストーリー的なもの)、まさに“生命”が迸るカンジが一瞬にしてどわーッdashと感じられるのよーッsign01それは卓越した造形技術のチカラshineや玉眼の効果だけぢゃないッsign01何なんでしょーかね、このチカラって。もーほんとーに、じぃーっと見詰めてるeyeとナミダが出そーになるwave。これってやっぱ写真cameraでは伝わってこないもんなのですねー。で、彼らがご主人様、不動明王坐像は平安時代の作なのでおカオがカワユイのcute。このお不動さんを中心に半円形に並んでるこのコーナー、ひたすらわたくし、ぐるぐるぐるぐるぐるぐる~~~~typhoon。去り難くて~~~bearing。もーこのコーナーの床に布団敷いて寝泊りsleepyしたい…。それにしてもこの童子ちゃんたち、少年っつーより、何やら酸いも甘いも噛み分けた、悟った壮年spadeってカオつきなのよねーsmile。特にコンガラ君(矜羯羅童子)は、どー見ても落ち着き払ったオバハンsmile。それやこれや含め、やっぱウンケー、スゲーよッhappy02shinesign03これだけでも観に来て良かったワーッgoodbellsign03


そしてもひとつ、わたくし楽しみだったのは、四天王立像。東大寺の四天王(わたくしの超大スキheart04な戒壇堂のとは違うやつだけど)の雛形といわれているもの。確かに展覧会仕様でスポットライトflairを浴びて、劇的なフンイキに包まれてはいるんだけど、だんだんとそばに近寄っていくにつれ、胸が高鳴っちゃう~heart01。カッコイイ…catface。明確に快慶作とされている広目天がやっぱり出色の出来shine。お衣裳の造形がマジパネェのですhappy02。おクツも超カワイイしchick。しかし、一番イケメンなのは多聞天サマなのでしたlovely


同じく快慶作、孔雀明王坐像。4階の展示室から3階へ降りる階段の下にどどーんthunderとおわすので、そちらに気を取られて転げ落ちるヒトはいないのかしらsign02ってくらい金ピカの孔雀像diamondshine。何つってもその首にかかるヴェルサーチのスカーフ(違うッsign03)のリアルさがスゴいッsign01その上に乗っかっていらっしゃる明王サマの端正なお顔との対照もなかなかオツなものでございますwink。蓮台のはなびらもふっくら~~だし、髪飾りもカレンcherry


もひとつ快慶作のこれまた有名な執金剛神立像は、普段あまり観られないお背中まで拝見search。肩から背中にかけての筋肉の盛り上がりスゴシleo。背後の壁に映るスポットライトの影がこれまたチョーカッケーッcrownsign01


少し時代を遡って平安時代から、天弓愛染明王坐像。このあたりはやっぱり造形がかわいらしいのよねぇapple。ちゃらちゃらした瓔珞shineもおなかからひざまで残っててとっても美しいのshine。蓮台の下の宝瓶を飾るリボンの結びがやたらナマメカシくてkissmark、さすが愛染サマですわーcatface


さらに時代を遡って平安初期の大日如来坐像。高野山最古の木造といわれているものです。おカオがちょっと異国風で、日本に仏像が伝わって年数が浅いことを感じさせますね。


国宝「聾鼛指帰」は、高野山開祖の空海さんの直筆pen。力強くてとっても読みやすい筆致fuji。ま、あんまりおジョーズとは言い難いけどcoldsweats01、うりゃッimpactsign03って、固い信念をぶつけるような空海さんの人間性を表してるカンジconfident


そのほか、空海さんが唐より持ち帰ったという国宝「諸尊仏龕」。通称「枕本尊」。いやーもー気ぃ狂いそーなくらいの激繊細な彫刻crown。お顔も衣紋も端正でスバラしすぎるッsign01見飽きない~bell


今回は主に仏像や仏具を中心に観たけれど、時代の流れによって作風が変わっていくのが手に取るようにわかりますねーconfident。中国から持ち帰ったものをコピーする平安時代の人たちの技の巧みさshine、異国風だったものが貴族文化の優しい風情cuteに変化していき、武家文化の鎌倉時代に力強さpunchが加わり…ってゆー流れがよくわかる。その中で超越天才彫刻家、運慶さんdiamondshineが登場ッsign01っと。


さて、毎回楽しみにしている特別展グッズ。残念ながらイマイチだったワーweep。アイテムにもっとヒネリが欲しいのよね~。毎回クリアファイルばっかぢゃツマンないーッpoutsign01グッズコーナーでは、「愛らしい~」「愛おしい~」を連発しながらきゃいきゃい童子クングッズを見てた女子たちribbon。結局何も買わずdown。たぶん、何かが足りないのよね~bearing

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2014/10/22

宝塚花組公演「エリザベート」

Img309いや~、明日海りお(みりお)ちゃん、ヤバいわ~~happy02ban。ゼッタイ、オレ様crownやったら腐女子全員ノックアウトでしょ~smile


過去の記事を探してみたら、なんと約2年ぶりの東京宝塚劇場での観劇だったのねーcoldsweats02。わたくし、その間OG公演ばっかり観てたんだワcoldsweats01。…は、ともかく2年半前の月組観劇のとき“それにしても明日海りおちゃん、メイク顔がカワユイィ~~”とコーフン気味dashに書いてたようで、あれから2年半、みりおちゃん、更にメイク技術に磨きshineがかかってて、もーすんげビジュアル系shineになってたのよ。あのフンイキでニヤリと笑われた日にゃ、もー「萌えーlovely」だわねclover。ルドルフの棺の上にスルリと座って髪の毛をフワリ~と撫で下ろすしぐさとかね、ヤベーってカンジcatface。で、チョー美形shineなもんだから、意図せざるところかも知れないけど、今回のトート閣下はちょっと底意地悪く感じられるところもあったわねsmile。最近のトートはどちらかといえば感情が表に出るキャラクターになってて、それはそれでアリでしょーが、わたくしとしてはやっぱ初期の頃のトート、マリコ(麻路さきさん)トートの無表情ミステリアス系mistの方が好みデスheart04。あと、みりおトート、ちょっと華奢すぎてエリザベートとのバランスがイマイチだったかなー。ま、これは仕方ないですねbearing


蘭乃はなさんは堂々としたエリザベートでしたね~bell。雪組の初演は見逃したけど、星組以来ずーっとエリザベートを観続けてるんだけど、なんとなく昭和生まれシシィ平成生まれシシィにはフンイキに違いがあるような気がするのよねー。全然根拠ないんだけどbleah。「私は私の人生を生きるッsign01」ってコブシを握るpunchにしても、昭和生まれはちょっとウェットrainなカンジでなんとなく後ろ髪を引かれて心の奥底では完全には家族を見捨て切れないweep。その点平成生まれはスパッthunderとカラッsunとしたカンジがあるのよね~。結婚した翌日の朝の姑ゾフィーとの争いbombのシーンで、今回もそれ、感じた。「馬に乗ります!」あたりから、バーンッimpactとハジケちゃうっていうか。重たい悲壮感が抜けてく感じが現代っ子だなーとconfident


北翔フランツは、「皇帝は感情を抑えるのが義務だー」って言うわりに、感情モロ出しでカワイかった~chick。シシィにプロポーズして銀橋を渡りながら「急過ぎるねー」のところ、「あちゃー、やっちゃったー、テヘペロ。」だし。マダム・ヴォルフに触れられた頬を、魂抜かれた様子で指先で辿るしぐさも秀逸だったワーgood。細かい動きだけど、フランツの人間性が垣間見える演出だわね~shine


いやー、望海ルキーニも良かったワーfuji。ルキーニは儲け役なのでだいだいみんな、それなりにイイんだけど、特に印象深い作りだったdiamond。ニタニタ笑いからフと表情を消すと、狂気がにじみ出る、そんな作り。望海さんのシャープthunderな見た目も、この素晴らしい人物像の造形に多大な貢献をしてますねhappy01


わたくしが観た日のルドルフは柚香光さん。これまためちゃ美形shine。独立運動のビラを握り締めながら、父親に言いたいことがあっても言えず前のめりで息を弾ませる柚香ルドルフ、“キヨワなボンボン感”が濃厚に漂ってる。イイッgoodsign01銀橋でのトートとのデュエットnotes「闇が広がる」、この名シーンでは美形ふたりが絡まってヤバさマックスッimpacthappy02sign03一気にBLワールド全開ッdangersign03トートに引っ張られる柚香ルドルフのチョー必死な表情sweat01に感動ッsign01…なんだけども、柚香さん、ちょっと歌が弱いdown。惜しいッbearingsign01


Nec_0004それにしても、ほんとに「エリザベート」、何度観ても楽曲のスバラシさshine、キャスト違いによる変化の楽しさnotes、タカラジェンヌの努力や実力spadeを堪能させてもらえる傑作ミュージカルだわ~。改めてシミジミ思うものですconfidentheart02


ってなカンジで、今回もマンゾク、マンゾクfullな花組「エリザベート」だったんだけど、今回、いっちばんわたくしのココロをワシづかんだimpactrockのは、シュヴァルツェンベルク役の羽立光来さんhappy02。タカラヅカにあるまじき、ぢゃなかったsweat01、タカラヅカにおいてはめっちゃ貴重ガタイのよさどしっとした存在感、どっからどーみてもオッサンdrama。仕種もオッサンdrama。チョーナイスッhappy02sign03わたくし、もー最初の登場シーンから目eyeが離せなかったワッsign01これからも注目するわよーッhappy02sign03

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2014/10/20

「鹿男あおによし」

いや~、すっかりマキメワールドに魅了されちゃいましたよ~~happy02。万城目学さんのデビュー2作目book。ウマイわぁ~~fuji


万城目さんの著作は「プリンセス・トヨトミ」以来だけど、関西を舞台とした歴史がらみファンタジーは、わたくしにとってはツボなんだわーcatface。なんか関西って、こーゆーこともあるカモー、な気にさせられるフシギなエリアだと思うのよねーsmile


さてこの作品では、隠れキャラ(?)として夏目漱石の「坊ちゃん」がいて、登場人物も本歌取りになってたり、絶妙のタイミングでところどころ文体が真似されてたりするところが、身をよじるほどに嬉しくなっちゃうのよーhappy02。なかなかヤルな、おヌシgood。ってなもんです。


わたくし、まだ万城目作品は2作しか読んでないけど、お転婆系少女ribbonを描く筆はめちゃくちゃ魅力的だわーcute。本作では堀田イトちゃん。ホントにキラキラshineしてて。最初の登場から大和杯争奪戦の剣士としての躍動ぶりspade、クライマックスの「目」を取り戻すシーンでは、ジブリアニメのナウシカとダブっちゃうlovely。コメディーだけどsmile。ラストシーンは、童話の定石note。ま、これは賛否あるかなーとは思うけど、わたくしは許すwink。ってか、これは「水戸黄門」の印籠かはたまた桜吹雪でしょう。お約束デスring


そのほか、クスッと笑えるキュートな藤原先生、わたくしスキだワ~~happy01。主人公の下宿先の味わい深い“ばあさん”もイイ~good。しかしなんつってもピカイチなのは、奈良公園の神の遣い・しゃべる鹿。雌鹿なのに声はシブいオッサンってのがまた絶妙な設定smile。ポッキーを食べるシーン、タマンナ~イッhappy02sign03


肝心の「目」がどういう由来のものなのか、魏から贈られた銅鏡100枚のうちの1枚なのか、ヒメさんのオリジナルの1枚なのか、コマカイ部分でちょっと気になったりはしたけどもdanger、日本が救われたから、ま、いっかーbleah


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2014/10/06

「新世界より」(若干ネタバレ)

ひゃ~~coldsweats02、めっちゃスゴい「新世界」だったーimpact。貴志祐介氏著book。尋常じゃないイマジネーション力をお持ちだワーflair。2008年の日本SF大賞受賞作crown。買って本棚に置いておいて、気になりつつ、文庫本3冊合計6cmのブ厚さに恐れオノノいていた作品sweat02、そろそろどーにかせねば、と読み始めてみればあっという間の読了end。いや~~、オモシロかった~~bell


1000年後の日本が舞台なんだけど、“人間という種”の愚かさ、というか攻撃性&残虐性は相変わらずで、人間というものは常に何かを殺さずにはいられないものらしいgawk。未来の人類は、倫理とか道徳とかそういうメンタルなものでは人間同士の殺し合いは抑制できないと見切ったらしく、人類のDNAに“同属は殺せない規制”が組み込まれるようになった。それがこの物語の解決のキーkeyなんだけど、実はこの規制もビミョーにカンペキではない、ってとこがまた重要ポイントdangerで。やっぱり人間のやることにはアナがあるわけねーwobbly


このあたりの設定もものすごく鋭いしthunder、1000年後の日本に跳梁跋扈する異形のものたちの描写も独創的(たぶん。あんまりこのテのものを読んでないので詳しくないケドbleah)で、SF作家としての貴志さんの並々ならぬ筆力penにただただ感服するのみfuji。人間たちが奴隷のごとく扱っていた「バケネズミ」の正体が物語の最後にわかるんだけど、それを知ったときの“薄ら寒い”カンジがたまらないのよーsad。なんと“人間”とは愚かで恐ろしい生き物なのか、と…。はぁー、コワーshock


なんか、アニメも作られたようなのでちょっと見てみたいようーな、コワいよーなsmile

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2014/10/02

「ミストレス」

篠田節子さんの短編集book。あとがきによれば、5編のうち4編は「小説宝石」の官能特集に寄稿したものだそうで、ちょっとそれ風の描写kissmarkが多いけど、“篠田節”は健在good


わたくし、篠田さんのオカルト風の作品はこれまであんまり共感できなかったんだけど、表題作の「ミストレス」は、前半そのテイストで「これは…(わたくし的に)ダメなパターンカモ…sad」と失望しかけたところ、いままでとちょっと違ってそのオカルトテイストがちゃんと現実に収斂していくのねspade。篠田さん、わたくしの好みの方へ寄って来てくださったワーhappy01。で、篠田さんの数ある作風のうち、わたくしも大スキupバイオ・ホラーものでは「やまね」がナイス~shine。ハードなホラーではないけど、おー、そー来るかーってカンジ。ちょっと新井素子さんの「グリーン・レクイエム」を思い出しちゃったりしてconfident。お次は社会派もの「宮木」。「雨月物語」の「浅茅が宿」をイメージのベースとした作品で、紛争地域bombで取材をするジャーナリスト(もどきsmile?)の浅薄な正義感というか優越感というか、そーゆーものをそこはかとなく突いてるsagittariusのがなかなかどーしてsmile。ラストの「紅い蕎麦の実」は、始めのうちは、わたくし若い頃よく読んでた小池真理子さんのフンイキに若干似てるなーと思いつつ読んでたけど、お耽美にならないところが篠田流かしらねwink


官能”小説という新たな境地を開拓しようという試みは、本筋と“官能”とが充分に結びついているとは言い難い作品もあり、でちょっと消化不良だったかも~weep

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