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2015/02/02

チェンバロ体験講座

Img342もー、ものすっごく勉強になりましたーhappy02。チェンバロ奏者、森洋子さんによるチェンバロ講座pencil、キタラの大リハーサル室で行われた一昨日、聴講に参加させていただきましたshoe。美音の会主催。 昼間は札響の定演を聴いていたので、夜の「大人の部」を拝聴。結構専門的な話も出てきて、シロートのわたくしにはハイレベルup過ぎてよくわかんない部分もありましたがsweat01、森さんの軽妙なトークkaraokeで、ものすごーくオモシロかったですhappy01



Cimg0001最初の30分ほどは、チェンバロという楽器の解説pencilをしてくださいました。キタラにある18世紀ドイツ様式、鍵盤が2段式のもの、共鳴する箱がグランドピアノのように美しくカーブしていて装飾も繊細、もはや芸術的工芸品の域ですよねーshine。強弱をつけられないチェンバロで、鍵盤を2段にする意図や音色を変える工夫が随所に見られ、当時の、できうる限りの知恵を絞って音楽を楽しもうとする人間の執念thunderみたいなものを感じますねsmile。それにしても、黒鍵が黒檀、白鍵が象牙、なんて聞くと、三絃の胴や棹が黒檀や紫檀で作られたことや撥が昔は象牙だったなんてことも連想されて、音を美しく響かせる工夫を追求していくと、東西問わず同じところに辿り着くものなんだなーと思ったりもしますconfident



Cimg0004後半はミニレッスンschool。チェンバロや歌を学ばれている方々へ森さんがアドバイスをされる、という形式。これがまた面白い、ってゆーと怒られちゃうかも知れないけどbleah、他の方たちへの助言は客観的に聞けてsmile、ほんとに勉強になります。で、面白いのは、大人の方がどちらかというと修正がききにくソーってことbearing。この日はお昼の部が子供向けだったようで、もしかするとこちらの方はもっと面白かったかも知れないですねhappy01。たぶんレベル的にもわたくしに合ってたのではないかとcatface



Cimg0005わたくしは、演奏者としての森さんしかこれまで存じ上げてなかったんですけど、今回、レッスンされるお姿 を拝見して、わー、指導者としての森さんもカッコイーheart04って思っちゃいましたsmile。説得力がハンパないんですもんdiamond。ひとつひとつのアドヴァイスの背後に、古楽に関するあらゆる分野における造詣の深さうかがえちゃうのですsearch。中学生ちゃんribbonの演奏(コレがまたおジョーズなのよbell。)を指導されるとき、助言によってどんどん変わっていくrecycleのを見るのはほんとにワクワクheart02します。音楽によって表現するということのキモ、ですよね。森さんが、例えばこういう風に、ってじゃららら~noteと弾かれると、もーまるで別物diamond。ほんとにキラキラshine、 音楽が生きてくるのがわかるup。単なる印刷物の楽譜memoに命が吹き込まれる瞬間fuji。スゴ~~catface


古楽とそれより後の時代の音楽との違いや、ピアノの奏法との違いも興味深かったですね~。森さんは“原理主義”とおっしゃってましたが、“古楽はこう演奏せねばならん”というガッチリした決まりはないのだと。ただやはり“文法”はあるので、それを守った上で、自分が感じたものを表現してよいのだ、とおっしゃっていたのが印象的でしたsun。しかし、通奏低音の奏者は臨機応変flair、感受性のドン(鈍)な人やおバカではムリですねng。あ、差別用語…bleah


そして、面白かったのは古楽では「歌が一番エラいcrown」っていう表現。歌の意味をきちんと伝えることがこの時代の音楽の目的なのだと。去年ヘンデルの「メサイア」を聴いたとき感じたこと、まさにそのものズバリthunderで、ものすごーく納得しましたconfident。リズムや音はすべて言葉の意味に従うものであると。今回はあまり宗教的な内容には触れられませんでしたが、ドイツ語の「ewig」は宗教的にキーワードである、というお言葉にはハッflairとしました。それと、和音の違いが与える印象についての解説もバシッimpactsign01ときましたねー。わたくしがバッハチョーステキーlovelyって感じるのも和音マジックなのだと。そのあたり、もっと知りたいデスsearch


「オペラ分析講座」の時も思いましたけど、やはり音楽家が音楽について語る“ことば”は、ほんとーに魅力的ですshine。それと、森さんの型破りで自由なお人柄から飛び出す比喩表現にはプハッhappy02sign01ってなることもシバシバ。ホンマ、オモロいワーcatface。音楽家は演奏が全てといえばそうなんでしょーが、やっぱりパンピーとの間を繋げられるon、演奏以外の適切な“ことば”を持つ人材は、特にクラシック音楽の裾野を広げるためには本当に貴重ですspade。演奏会だけでなく、こういった知的好奇心を楽しく満たしてくれる講座は、大人にも必要だと改めて思ったことでございましたconfident

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コメント

かまど姫さま
講座の素晴しいレポートをありがとうございました。カンゲキでございますよ〜happy02
やってる本人は、初対面の方々や今回のような豪華な聴講席を前に、如何にその瞬間瞬間を乗り切るか!に全力を注いでるもので、客観的にはなかなかなれませんし、終わったら細かいところは忘却〜〜sweat02だったりするので、本当に有り難いです。
「和音マジックflair」のお話はいつでもどこでも出来ますし、ピアノの先生方からも、そこもっと聴きたいわ〜という感想をいただいたので、近いうちにぜひ!と思っています。また、ご案内しますね。これからもよろしくお願いしますnotes

投稿: よこよこ | 2015/02/02 23時14分

よこよこさまtulip

コメントありがとうございますッsign01
ぜひぜひ、「和音マジック」の秘密secret、教えてください~~pencil

『如何にその瞬間瞬間を乗り切るか!』っていうのが、“職業病”なカンジですねーsmile

投稿: かまど姫 | 2015/02/03 21時59分

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穏やかな天候のもと、1/31(土)札幌Kitara練習室での チェンバロ体験講座、第1部、第2部合わせて、 約60名の参加をいただき、充実した会になりました。 広報にご協力いただいた方々へ御礼 ...... [続きを読む]

受信: 2015/02/03 00時01分

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