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2015/03/13

「原発ホワイトアウト」

いやはや、オモシロくもオソロシい作品だったワーsweat02。現役霞ヶ関官僚だという、若杉冽氏著book


原発の巨大な利権に集(たか)る下品で浅ましい政財官の世界を描いた小説なんだけど、なぜか一部実名だったりcoldsweats01、実在のモデルの名前をもじってあったりcoldsweats01、とか、ブラックジョーク的な側面もあって、アソビの要素もあるんだけど、良心派官僚としての憤懣やるかたない怒りannoyも充分感じられる、なんとも不思議な魅力があるのよねーgood


大部分は、原発再稼動をめぐる電力会社と官僚、政治家の暴露もので、これが本当に事実なのだとすると、もー、脱力…ってゆーか、税金払うのがバカバカしいってゆーか、日本人をやめたくなるdowndown。ま、たぶん、実際はこんなことなんでしょう…gawk。こんなオロカな政治家連中のために税金yenが投入されてるのかと思うとホントハラ立つannoy。こんなデタラメな大人どもが「先生」と呼ばれてるんだから、“鬼畜少年”が生まれてもゼンゼン不思議じゃないわよangry


小説の中では、狡猾に、陰湿に裏で工作しまくる電力会社と、そのおこぼれに預かる官僚と政治家、鈍な国民のおかげで、ドシドシ原発が再稼動dangerされ、テロの標的flagになってまたまたメルトダウンimpact、ってゆー展開。でもこれって、まさに今実際に進んでいることと考え合わせると、パラレルワールドなんじゃないかと思う。コワすぎshock


確かに小説としての技術レベルは高くはないしcoldsweats01、オロカな民衆に対する上から目線eyedownwardrightも滲んでたりもするけれど、ラスト、テロが実行された後のパニックtyphoon描写は、ちょっと筒井康隆を彷彿とさせて「お、ヤルなcatface。」ってカンジ。フクシマのことを考えると不謹慎なんだけどもね。


そんな中、わたくしドキッsweat01としたフレーズがありまして。『国の政治は、その国民の民度を超えられない。こうしたこと(既得権益側が国会議員を使って行政に圧力をかけ、法制度や事業の内容を我田引水に変質させること)が当たり前のように行われていることを許している国民の民度は、その程度のものなのである。』 まさしくflairsign01よその国のことをあーだこーだ言えるほどエラくはないのよ、日本人も。


今週、あの震災から4回目の3.11を迎えて、テレビ番組ではとってつけたように特番を流してたけど、わたくし、そーゆーの、偽善的ウサンクサさが漂っててすごーくイヤなのよねー。だけど、たまたまお茶碗を洗ってたのでチャンネルを変えられなくて、否応なく見てしまったワンコーナーがあって。原発事故後、お母さんとふたりで親戚の家を泊まり歩いて避難生活を送っていたという現在20歳の娘さんの話でした。事故前から癌を患っていたお母さんは、生活のため、娘さんと離れて仕事のある福島で治療を続けながら暮らし、週末ごとに5時間かけて車で会いに行っていた。でもそれから1年余りで亡くなってしまい、娘さんはひとりぼっちになってしまった。「どうしてこんな目に遭わなければならないの?」と彼女は言う。それはッsign01この50年以上に亘って蔓延ってきたバカな政治家のせいなのよッannoysign01そしてそんなバカどもを「先生」と呼んできたバカな国民のせいなのよッannoysign01ま、もちろん全員が全員そーだとは言わないけども。で、その娘さんは、いろいろあって今は少し元気になったけれど、お母さんへの語りかけの最後の「次に会うときにはたくさんおしゃべりしようね。」っていう言葉に、ドニュメンタリーではめったに泣かないわたくし、ドワッと来ちゃった…cryingcrying


…それにしても、若杉さん、原発再稼動反対の立場にある新潟県知事を守りたかったというのが、この小説を書こうとした動機だとおっしゃっているようだけど、こんなヤバいコト描いちゃって、若杉さんご自身の命はダイジョーブなのかしらsign02…なんて書いてたら、今度は沖縄県知事のことがシンパイになってきた…。う~~bearing

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