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2015年4月

2015/04/29

「予期せぬ結末2 トロイメライ」

井上雅彦編、チャールズ・ボーモント著の短編集book。『意想外の設定と冴え渡るラストのひねり。稀代のアンソロジスト・井上雅彦が贈る、海外異色作家短篇シリーズの第二巻』(Amazon作品紹介より)。こちらはさすがに、“異色”でした…sweat02


海外ドラマファンtvには、「ミステリーゾーン」の脚本家として知られている作家さんだそうですが、いや、確かにこれはスゴいcoldsweats02。ホラーものもSFものも、独特のテイストがあるのよねー。このカンジ、わたくしスキheart02。設定も描写も、その創造性はぱねぇ~デスgood。細部まで書き込まない余韻を残す“結末”もアタマの良さshineを感じさせますねspade。なので、アタマの悪いわたくしには、イマイチピンと来ない作品もあったりしたんだけどcoldsweats01、きっとこれって何度か読んでるうちにキターッimpactsign01ってなるのよね、きっと。それまで頑張るか…smile


ボーモントさん自身は、若年性アルツハイマーで38歳で夭折したそうで、その最期は激しい老化を見せていたとかweep。まさに彼の人生そのものが彼の作品だったのではないでしょうか…mist

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2015/04/22

「てらさふ」

ふ~むthink。なんともやるせない読後感rain。朝倉かすみさん著book


「自分がまがいものであることは承知の上で、スーパースターになって2010年代を疾走することを夢想する堂上弥子(どうのうえやこ)。耳の中で鳴る音に連れられ、どこかに行きたいというきもちがつねにうねっていた鈴木笑顔瑠(すずきにこる=ニコ)。北海道の小さな町で運命的に出会ったふたりの中学生は、それぞれ「ここではないどこか」に行くため、一緒に「仕事」で有名になることを決める。」(Amazon商品紹介より)っていう内容。


仕事」で有名になっていく過程は、細かくてスルドいthunder心理描写が積み重なって結構オモシロいokんだけど、最終的に収束していくラストがなんだか無難なカンジなのよねーthink。まぁたぶん朝倉さんが優しい人budだからなんだろーなー。でも“女性作家”だからちょっと毒dangerも入れとかなきゃってってカンジ?って、ちょこっと弥子(ゴーストライターの小説家としてブレイクしちゃう)、入れてみましたsmiledash


ニコの「耳の中で鳴る音」ってゆーの、すんごく面白いモチーフだと思ったのにgood、それが落着くところは全然フツーでつまんないdespair。フツーだわよ、フツーpoutannoy。ニコ自身も『小さいあくびがでる』って言ってるから、これからきっともっとぐわーッupsign01っと破壊的なる人生になるのよね?ニコは。


で、懲りない弥子ちゃん。“まがいもの”として「てらさふ」(「自慢する」「みせびらかす」ことだそう)ために、どんな手段をとっていくのか…。…はぁ…先が思いやられるワーsadsweat02

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2015/04/17

「予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー」

井上雅彦氏編集、ジョン・コリア著の短編集book。『意想外の設定と冴え渡るラストのひねり。稀代のアンソロジスト・井上雅彦が贈る、海外異色作家短篇シリーズ』(Amazon商品紹介ページより)の第1集目one


人生の機微にブラックnewmoonな笑いが効いた作品が多いカンジ。なので夫婦関係の物語では特にピリリthunderと来るsmile。なんだけど、中にはロマンティックheart02で温かい味わいspaで終わるものもあって、なかなか一筋縄ではいかない作家さん、なんですねconfident


まぁでも、子供のころ星新一さんを読みまくったわたくしにとっては、面白いことは面白いけど“異色作家”ってゆーほどでもないかなぁ~typhoon

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2015/04/14

「三國志 第九巻」

宮城谷昌光氏著、いよいよ諸葛孔明が大活躍~up


…と思ったら、まー、孔明もボッコボコpunchimpactにヤラレちゃってるぅぅぅーッbearingdownsign01はっきし言って、現場での軍事指揮官としては全ッ然ポンコツだったと…sweat02。まぁとにかく鈍クサいsnail。情報の取り方もヌカってるわ、人材の登用もズレてるわ、決断は遅いわ、間違ってるわ…typhoon。シンジラレナーイ(古ッsweat01sign01)。「泣いて馬謖を斬る」は、孔明の苦しい胸の内を察する、的なニュアンスがあるけど、宮城谷さんはあくまでもキビしい。『綱紀のゆるみを嫌ったのは曹操もおなじであるが、非凡な才能であるとみぬけば、その者に情容赦のない法をこすりつけるようなことをしなかった。が、諸葛亮は人よりも法が重要であり、その点、かれは曹操よりも融通がない。多くの兵士を殺したとはいえ馬謖には汚名をすすぐ機会を与えてやるべきではなかったか。もしも魏と再戦させても、とても勝利をつかみえない愚将であるとみきわめたがゆえに刑戮したというのであれば、ここまでの親交は何であったのだろう。幾度も馬謖と語り合ったにちがいないのに、その才能の低劣さに気づかなかったということが不可解である。』うーむ、全くそのとーりだわーthink。なので、この戦いの前に、自分を先鋒に、と作戦まで提案したにも関わらず却下された魏延の、後の行動も理解できちゃったりするのよねー。蜀サイドから見ると謀反人になっちゃう魏延だけど、こんな戦知らずな指揮官にゃ付いてけねーよannoy、と。


でもそこは公正な宮城谷さん、孔明のよさもよく理解されていて、軍事についてはヘナチョコだったけども、行政官としては公平性を発揮した優秀なヒトだった。通説が孔明を必要以上に持ち上げていることを指して、『孟達を叛かせるために用いた手段の陋劣さ、魏延の意見を却下したことなど、すでに諸葛亮が軍事においては非凡ではないことはあきらかであるのに、そこを枉(ま)げると、諸葛亮を愛することも理解することもできないであろう。』下げてdown、上げるup。あぁ、なんと広くて深い愛ッsmileheart02sign01そして極めつき。『とにかく孫権は諸葛亮を「信と誠の人」であると観た。この観視は正確であり、諸葛亮という人は、それがすべてであるといってよい。


宮城谷さんの独特の目線は、演義では大盛り上がりの「赤壁」にも及んでます。曹操亡き後の魏に対し姦計を用いて攻める孫権サイドをぶっすりthunder。『卑劣な手段でも敵国の軍に勝てばよいとする孫権の思想は、呉という国の限界を示しているといえる。その思想のなかでは、道義が育ちようもなく、つねに敵の裏をかくことが良いという習性が生じ、けっして大計は生まれない。孫権が王者になりたいのであれば、敵将を騙して大勝利したことを、むしろ悲しみ、今後の戒めとすべきであった。赤壁の戦いで、黄蓋が曹操をあざむいて大勝をみちびいたことが、軍事的な悪癖になったといえなくない。』はぁ~、そーゆー観方もあるわけねーthink。戦いなんて相手の裏をかいてナンボ、だと思ってたけど、そーいえば、この頃の戦争って、ドラマtvなんかを見てると敵陣の使者は殺さないとか、一定の決まりがあるようで、卑怯であってはならないようなのよね、不思議~coldsweats02。戦争bombなのに。でもそーいわれてみれば、曹操の戦いには、卑怯なテはなかったかもspade


それにしても印象的なのは、宮城谷さんの、趙雲将軍への愛のパネさheart02。趙雲さんの登場シーンはそんなにないのに、描けば必ずめちゃ熱いのよ。この巻で趙雲さん、お亡くなりになってしまうんだけど、街亭の戦いで敗戦の後拒をするシーンも、もー趙雲さんへの愛でじゃぶじゃぶwave。劉備を守るためだけに必死に戦ってきた趙雲。長いけど引用しちゃうhappy02。『が、すでに劉備はいない。それはわかっていることではあったが、戦場に立ってみて、背後に空虚を感じた。あの世で、劉備は関羽、張飛などと酒を酌み交わして談笑しているのではないか。そう想うと、この戦いに意義をみつけにくくなった。 ここで死んでもかまわない。そう意(おも)ったとき、胸中のなかの劉備の貌がけわしくなったような気がした。』そして『無官ではあっても劉備に付き従って東奔西走していたころのほうが、天空は明るく、空気は熱かった。曹操が右へ行けば、劉備は左へ行った。それが痛快であった。その種の喜びは、劉備が皇帝の位に即いてからは、とぼしくなった。 志を果たしたとは、こういうことなのか。ときどき趙雲は関羽を想いだしては、そう問うてみた。そのつど関羽は、いや…、と答えて口をつぐんでしまう。戦いつづけて斃れた関羽はみごとであり、 それ以上、望むことがあろうか。と、趙雲は羨まざるをえない。志を果たしたのは関羽であり、劉備ではないかもしれない。では、われに志はあったのか。趙雲はおのれをふりかえって目頭が熱くなった。劉備にめぐりあったとき、「子龍はひときわ高い峰のようだ」といわれた。その声が天の声であるかのようにきこえた。劉備は天の声をつたえてくれた人であり、この人に従ってゆけば、天意にそむくことはないと信じた。それは志とはちがうが、そこにあった純粋な信憑は失わないできたつもりである。 われは人に仰ぎみられる高い峰になれたか。そのようなことを考えたことはなかったが、この戦いでは、袁紹のもとに逃げてきた劉備が、ぞんがい泰然自若としていたことがなぜかはっきりと憶いだされる。劉備は苦境に強かった。あれほど長い不遇を、あれほど悠々と生きた人はめずらしいであろう。ようやく趙雲の目に微笑が浮かんだ。』『魏兵はじりじりと趙雲に近づいた。路面が見えぬほど魏兵は多い。が、だれも喊(さけ)ばなかった。趙雲から感じる威とすでに戦っており、多数であることを心頼みにして前進した。 なにゆえこのように静かなのか。魏兵だけではなく、趙雲の背後にいる蜀兵も奇異の感に打たれた。天地が呼吸を忘れたような静寂がここにはあるのに、兵だけは肩で息をしている。先頭にならんだ魏兵は戟の先をそろえて趙雲にむけ、自身の荒い呼吸に耐えがたくなったように、獣のような声を放っていっせいに突進した。わずかに趙雲の馬が前脚をあげた。そのせいであろうか、趙雲が巨きくみえた。直後に、魏兵の目には、趙雲がゆらゆらと立つ陽炎のように映り、戟の先に迷いが生じた。』なんと素晴らしい描写ッshineshinesign03こんなにも趙雲さんに慕われた劉備、やっぱタダモンではないsign02


そしてこの巻で、もひとつわたくしお気に入りheart04の場面がありまして。それは孫権と家臣である張昭の、コドモの喧嘩impactみたいなやりとり。長老の張昭は自分の進言がことごとく孫権に容れられないのにハラを立てannoy、病気と称して顔を見せなくなる。で、孫権が何度も何度も来るように言うんだけど、全然来ないので、孫権は自ら張昭の家まで迎えに来るのね。それでもゼッタイに家を出ようとしない張昭に、今度は孫権がハラを立てて、門を土で表から塞いじゃうの。コドモchick。で、それを知った張昭も門の内側に土壁を築いちゃう。コドモchick。それを知った孫権が、こりゃヤベーっsweat01て思って外から大声で「ごめーん。」って言うんだけど、張昭シカト。つひに孫権は激怒して門に火を放って焼いちゃう。焼け落ちた門の内側に土壁が現れ『それをしばらく凝視していた孫権は、ゆるやかに首をふって、馬車に戻った。御者はさびしげな孫権の貌にむかって、「おだししますか」と、問うた。しばらく黙っていた孫権は、「いや、このままでよい」と、つぶやくようにいったあと、張昭の家をながめつづけた。』なーんか、このシーン、すごーくいいのよねーhappy01。この後、心配した張昭の息子たちがオヤジを抱えて孫権の馬車に乗せ、陳謝した孫権に心を感じた張昭が「ご心配おかけしました」と言ってとりあえず仲直りspa。幼い頃に父親を亡くした孫権を諌め続けてきた張昭。肉親のように愛憎が交錯するなんともカワイらしい場面cute。まぁ、実際には気位の高い張昭は、死ぬまで心の底では孫権を許してなかったようだけどsmile


というわけで、第1期ヒーローhorseたちがほとんどいなくなってしまった宮城谷版。ちょっとわたくしのモチベーションが下落傾向downですが、続き、いきますかーdash

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2015/04/08

「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」

Img387ん~、「受胎告知」に再会できたのと、期間限定日本初公開の「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」にお目にかかれたのが収穫だったかな~confident。現在、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の展覧会に行って参りましたhappy01


世界各地から集めたボッティチェリの作品が観られる、ということで楽しみにして行ったんだけど、点数的にはそれほどでもなかった…weep。最盛期の優美な作品は数えるほどで、先の「受胎告知」(フレスコ画、どーやって運んできたのかしら~coldsweats02?)、「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」(マドンナ、よく見ると男顔coldsweats01)、あとはサヴォナローラ後の「聖母子」くらい?これらはどれもあまりにも激美shineshineで、いつまでも眺めていたくなっちゃうlovely。ボッティチェリのマドンナや青年姿の聖人は、儚くてちょっと哀しげなのが何ともいえない魅力heart02で、幼子イエスの未来が見えているかのようなのweep。はぁぁ~切ない…dash


Img389今回の企画の切り口は、“金満フィレンツェdollar”とルネサンス芸術。13世紀半ばにフィレンツェが鋳造したフィオリーノ金貨がヨーロッパの国際通貨となったのが、“金満フィレンツェdollar”のきっかけ。面白いのは、高利貸は「時間を売ることと同義の利子は神の領域だからNG」だけど、為替で儲ける銀行業は、「貸与が融資システムなら富の循環に寄与するためOK」って…sweat02。ここに宗教が絡んで、慈善や芸術へのパトロネージュが魂の癒しになるっていう考えが生まれるのね。そしてもうひとつ、その後度々出された「奢侈禁止令」も罰金dollar払えばOKって…sweat02。経済格差が生まれてくる中で、社会的地位に相応しい生き方のためなら贅沢してもヨシokとされた。で、流動的で開かれた社会構造を持った当時のフィレンツェでは、まだ身分が固定化されていなかったため芸術を利用してその地位を顕示した、と。しかしまぁ、いつの時代にもあるこういう“欺瞞”のおかげで、後世わたくしたちを喜ばせるルネサンス芸術が興隆したのは確かなのよね~think


で、にっくきサヴォナローラなんだけどsmile、彼がお気に入りだったのが釉薬をかけたテラコッタなんだって。「神の輝きと経済性が両立してるから」なんだそーでhappy02。会場にもいくつか作品が展示してあったけど、わたくしには、テラテラした下品な作品にしか見えないけどなーsmile。サヴォナローラにからんで、わたくし今回ビックリcoldsweats02したことがありまして。第6章「メディチ家の凋落とボッティチェリの変容」の解説パネルに、「ボッティチェリは、サヴォナローラの死後に傾倒したので、自ら作品を焼くことはなかった」なんてことが書いてあったのよ。まじーッsign02初めて聞いたーcoldsweats02。もー、だったら誰か彼の作品を全部どっかに隠しておいてくれれば良かったのにーッpoutsign01そしたら、激優美作品shineがもっとたくさん後世に残ってたでしょーにッsign01もったいないッbearingsign01


そのほか、印象に残ったものとしては、ロレンツォの息子ジュリアーノのための算術の教科書book。当時の著名な算術家フィリッポ・カランドリの「算術論」から「商業活動とメディチ家の紋章」の複写されたものが展示されてたんだけど、元は羊皮紙に手書きのもので、色鮮やかなイラストart入りのものすごく手の込んだものなのよーnotes。これでジュリアーノはお勉強してたpencil、と。なんたるゼータクcrown。それとフィレンツェ国立中央図書館蔵の「三声と四声のための歌曲集」。彩飾写本の楽譜notesなの。もーむちゃくちゃ美しくてカッコイーッhappy02shinesign01



さて、会場が東京で、ちょっと通っぽいテーマだったから、それなりの人が多く来るのかと思ってたら、全然そんなことなかったのにはガッカリdowndown。「婦人の装飾品と衣服に関する法令」の文書を展示した透明ケースの上に肘を載せながら隣の作品を見てるオッサンやら、目の前に大傑作の「受胎告知」があるにも関わらず、図録に見入ってる少年。おい、お前らいったい何を見にきてんだよッannoysign01

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2015/04/03

「隣の家の少女」

いや、確かに読んでる最中は気分が悪くなるけどshock、いろいろと考えさせられた小説book。ジャック・ケッチャム著。ただのホラー(っていうのともちょっと違うし)もので終わってないのは、アメリカで実際に起こった事件をヒントにしたからじゃないかと。


人間に対する洞察が非常に深い。他人に平気で暴力をふるうことができる種類の人間は、ここでは2種類描かれている。ひとりはきっかけをつくった主婦で、彼女は明らかに精神に支障を来たしている人物。そしてもう一種類は、まだ善悪の区別がはっきりとつかない少年・少女たち。主婦が禁止することはやらないが、そのタガがはずされるとひたすら己の欲望に忠実になる。


そして、そこにまた別の種類の人間もいて。それがこの小説の語り手。すさまじい暴行には参加できないが、そこに抗い難い魅力も感じてしまう少年。彼は、一般的には理解しやすいタイプで、もし自分がその場面にいたらもしかすると同じような行動をするかも知れないと想定できる。彼は最終的には被害少女を救おうと決死の反撃を試みるのだけど、一歩遅かったのね。 


恐ろしいのは、暴行を主導した主婦が、被害少女が現れるまでは近所の子供たちからは慕われていたということ。自分たちをオトナのように扱ってくれる主婦は、ガキどもには人気があった。普段何てことないように見える人間も、きっかけがあればもしかするとそのダーク・スイッチが入って、豹変するかも知れないコワさ。


この小説はお勧めしない、という人もいるけれど、それは現実の悲惨さから目を背けることにならないだろうか。現実には、日本でだって同じような事件はしょっちゅう起こってるし、世界を見渡せば残酷な戦争は続いている。その背後にあるメンタリティは、この小説で描かれていることとたいして違いはないだろうと思う。


初めはそれほど大きなコトだとは思ってなかったのに、いつの間にか暴力はエスカレートして、やめさせようとすれば今度は自分がやられる。自己抑制ってやつだけど、自分の身を守るためには仕方ない。そうしているうちに暴力の嵐はどんどん激しくなっていって、もう行き着くところまでいくしかない。…これって、特定秘密保護法やら集団的自衛権モンダイやらといろんなフェーズで実はつながるハナシだと思うのよね…。


ま、いずれにしろ、再読したいとは全ッ然思わない作品であることには間違いないケドね。

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2015/04/01

イェフテ会 第3回演奏会 つながるいのり~連禱~シャルパンティエの音を求めて

Img383いや~、今のわたくしにはグリグリグリ~ッthunderとツボ押しgoodされるかの如き、あるいは、ふぅぅ~~dash、もしかしてわたくし、17世紀に生きたプリンセスribbonの生まれ変わりなんぢゃなくって?オホホ~crownって思うくらい、ものすごーくキターッhappy02impactsign01ってな演奏会でしたnotes。昨晩、教育文化会館小ホールにて行われたコンサート、行って参りましたshoe。サブタイトル「~バロック音楽を、声楽とアンサンブルで贈るコンサート~」。


なにせ、わたくし、これまでオペラには何度もチャレンジしながら挫折down、を繰り返してきたエセクラシックファンんだけど、最近、「あflair、わたくしの好きな声質heart04の歌い手さんだワ~~」って思う機会がチラホラあって、心の垣根がウスラいできた昨今、つひに昨晩、宗教音楽の歌にヤラレましたthunder。タイトルになっているラストのシャルパンティエ「聖母マリアへのリタニア(連禱)H.83」、美しい旋律、美しい歌声、美しいハーモニーにわたくし、思わずウルウルweepしてしまいましたのよ。もしやプリンセスribbonぢゃなくて、シスターbellの生まれ変わりだったかbleah。それぞれソリストとして立たれる歌い手さんたちの少人数でのハーモニーnotesは、それはそれは美麗ぇ~~shine。6つの声の絡み方がもー絶妙なのねfuji。ソプラノの坂本知亜紀さんは、どシロートのわたくしが言うのもナンですがcoldsweats01、すごい高度な技術をお持ちなのではないかと拝察いたしました。で、同じくソプラノの陣内麻友美さん、わたくしの好きな声質heart04の歌い手さんです~happy01。ふんわりと可憐cute。カワイイtulip


Img385前半での男声dramaオンリー、シャルパンティエ「男声3声のためのマニフィカト H.73」も良かったです~~bell。遠目、嵐の相○クンに見える鈴木准さん、美声~~shine。ツヤッツヤ~shine。1曲目、2曲目とイタリアのものと比べると、やっぱりフランスだからか、なにやら洒脱なカンジがする。リズムや旋律の変化にオシャレ感つーか、ヒネリ感つーか、そんなものが漂ってるカンジup?エスプリupsmile?それにしても、男性3人がミョーに密着して歌う景色はどーなんすか?フツーなんすか?


前半最後のシャルパンティエ「『メデ』より」では、坂本さんの力強い歌声punchに圧倒されました。メデ、モーレツにイカってannoyるーッsign01コワーッshocksign01でも…かわいそう…weep。バロック音楽ではあまり歌劇の印象はなかったんだけど、さすが「劇的」なバロック、強烈thunderに濃い闇ですnewmoon


Img386後半2曲目のマレ「ヴィオール曲集第2巻より「人間の声」」、チェンバロ森洋子さんとヴィオラ・ダ・ガンバの西谷尚己さん。これもスバらしかったです~confident。去年の「フルート レボリューション」で初めて聴いた時も、めっちゃステキ~~lovelyって思ったんだけど、オリジナル楽器で聴けるなんてーッsign01シアワセ過ぎるーッhappy02impactsign01「声」というよりは「ため息」ってカンジで、静謐な空気に満たされた石造りの教会なんぞで永遠に聴いていたい…confident、などと妄想ドップリnight


で、このヴィオラ・ダ・ガンバを含め、昨夜の演奏会で奏でられた楽器は全て古楽器だそうで、その不安定さも味のうち、なんでしょうが、バロックトランペットの不安定さはまた格別でしたねcoldsweats01。登場すると華やかさ倍増upなんだけど、ちょっとドキドキしちゃうcoldsweats02。でもバロック時代はこーゆー音を聴いてたってことなのよね?バロック・オーボエも人の声に近いカンジがしました。まぁ、趣旨は違っちゃうでしょうけど、それぞれの楽器の解説もちょっとだけあったら面白かったカモ。全体的に奥ゆかしい楽器群だけど、バロックというだけあって、ところどころものすごくエッヂの効いた演奏もあったりして、でも基本、人の声、歌を聴かせる役を担うものだったのかな~とも思いました。


さて、オープニングMCkaraoke。テノールの陣内直さんとバリトンの中原聡章さんのマンザイhappy02…元い、曲目解説pencil天然マジメな陣内さんに中原さんが突っ込む、ツッコムsagittariusdashsmile。きっと陣内さん、心の内の熱い想いをもっとおしゃべりになりたかったんだろーなー。30分くらい時間あげたらいいのにsmile。それにしても中原先生、こんな面白い先生の音楽の授業schoolはさぞかし楽しいでしょうね~happy01。覗いてみたいcatface


しかし、こんなにバロック音楽がシックリ来るfullなんて、ほんとに自分でもフシギ~coldsweats02。なんだか昨晩は、会場のお客さんもあったかいフンイキspaで、ほっこりしつつ、帰路、一駅歩きながら余韻を楽しみました~~confidentshoenight

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